JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > U-23日本代表 連敗も、「前への姿勢」を貫く

ニュース

U-23日本代表 連敗も、「前への姿勢」を貫く

2016年05月24日

U-23日本代表 連敗も、「前への姿勢」を貫く

第44回トゥーロン国際大会 vs U-20ポルトガル代表
2016年5月23日(月) キックオフ時間 17:15 試合時間 80分(40分×2)
Stade De Lattre(オーバーニュ/フランス)

U-23日本代表 0-1(前半0-1、後半0-0)U-20ポルトガル代表

得点
22分 失点(U-20ポルトガル代表)

スターティングメンバー
GK:中村航輔
DF:三丸拡、植田直通、三浦弦太、ファン・ウェルメスケルケン 際
MF:矢島慎也、大島僚太、井手口陽介、南野拓実
FW:浅野拓磨、オナイウ阿道

サブメンバー
GK:櫛引政敏
MF:原川力、喜田拓也、前田直輝、野津田岳人
FW:富樫敬真、鎌田大地

交代
HT 矢島慎也 → 野津田岳人
64分 オナイウ阿道 → 富樫敬真
70分 浅野拓磨 → 鎌田大地
80+2分 井手口陽介 → 前田直輝

マッチレポート

まだ、何かを失ったわけではありません。

第44回トゥーロン国際大会は5月23日(月)に大会6日目を迎え、U-23日本代表は現地時間17:15(日本時間24:15)からポルトガルと激突しました。リオデジャネイロオリンピックに出場する国同士の対戦として、注目を集めていた一戦です。

日本は、2日前のパラグアイ戦から先発を7人入れ替えました。それでもチーム全体として実践しようとすること、積み上げようとしていることを、キックオフから全員が表現していきます。

前半は風下ということも計算し、割り切ってロングボールを使う共通認識で臨みました。その中でも、機を見てコンビネーションによる突破を試みます。

しかし、逆に22分にポルトガルのコンビネーションで崩され先制を許します。0-1で迎えた33分、日本が反撃に出ます。大島僚太選手の縦パスをスイッチにオナイウ阿道選手、矢島慎也選手、浅野拓磨選手が連動し、浅野選手が鋭いターンから左足を振り抜くも、シュートはクロスバーを直撃しました。

風上に立った後半は、ポルトガルを自陣に押し止めます。後半開始直後の42分(試合は40分ハーフ)、ペナルティーエリア内右へ飛び出した大島選手が、難しい浮き球のパスをワンタッチでゴール前へ折り返します。後半から出場した野津田岳人選手が至近距離から左足で狙いましたが、わずかに枠を逸れました。

その後も、日本はチャンスをつくり出します。57分、右ショートコーナーから植田直通選手がヘディングシュート。これは相手GKの好守に阻まれました。54分には三丸拡選手のクロスを南野拓実選手が頭で合わせますが、これもゴールネットを揺らせませんでした。

55分、ファン・ウェルメスケルケン 際選手のロングフィードに浅野選手が反応します。DFのマークを振り払ってフィニッシュに持ち込みますが、惜しくもゴールマウスをとらえることはできません。63分には三丸選手のクロスがゴール前の相手DFに当たり、野津田選手がすかさず左足を振り抜きます。しかし、これもわずかに枠の外に。

手倉森誠監督は64分にオナイウ選手と富樫敬真選手を交代させ、70分には浅野選手を下げて鎌田大地選手を投入します。後半終了直前には井手口陽介選手から前田直輝選手へスイッチし、攻撃の人数を増やします。パラグアイとの第1戦で見られなかった「前への姿勢」を、日本は最後まで失わずに戦い抜きましたが、試合はそのまま0-1で終了。

公式戦での連敗は、手倉森監督の指揮下で初めてのことですが、この敗戦によって得るものも非常に多かった試合でした。

25日(水)の大会第3戦、ギニア戦へ備えて、選手たちはすぐに気持ちを切り替えていました。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
選手たちは第1戦よりもはるかにインテリジェンスを示してくれました。局面で戦いながら、大きく(ボールを蹴って)プレーするのか、しっかりつなぐかの状況判断ができていて、最後までコレクティブに戦ってくれました。第1戦では前への姿勢が足りなかったですが、今日は本当に気持ちが前へ、前へといっていた。選手たちには「負けてしまったけれども、内容には満足している」と話をしました。我々の向上心に、火をつけられるような結果だと思います。

GK #12 中村航輔 選手(柏レイソル)
ポルトガルに少ないチャンスを生かされてしまい、自分たちは数あるチャンスで決められなかったという試合でした。チームとしていい守備ができていたと思いますが、僕自身は失点をしてしまっています。特に後半はあまり守備機会がなかったですが、自分のプレーには満足できません。良くなかったと思います。

DF #13 三丸拡 選手(サガン鳥栖)
相手のドリブルのリズムに、付いていけなかったところがありました。相手との間合いや体の使い方は、もっと考えないといけないと思います。攻撃については、後半はシンプルにクロスを入れていきました。その回数は多かったですが、質の部分は物足りなかったです。

MF #17 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
風下に立った前半は、やりにくさがありました。チームとしては、割り切って前に蹴ってセカンドボールを拾うことを意識していました。失点シーンは難しいところもあるのですが、大島選手がボールホルダーのほうへ出ていったときに、僕がバイタルエリアを締めていたら、絶対に回避できたと思います。チャレンジ&カバーを、しっかりと見直して修正していきたいです。個人的にはイージーなミスをもっと減らして、守備にプラスして攻撃でも仕事ができるようにしていきたいです。

スケジュール

第44回トゥーロン国際大会
5月21日(土) 1-2 第1戦 vs U-21パラグアイ代表(@Stade De Lattre)
5月22日(日) AM トレーニング
5月23日(月) 0-1 第2戦 vs U-20ポルトガル代表(@Stade De Lattre)
5月24日(火) AM トレーニング
5月25日(水) 17:15 第3戦 vs U-23ギニア代表(@Stade Antoine Baptiste)
5月26日(木) AM トレーニング
5月27日(金) 17:15 第4戦 vs U-22イングランド代表(@Stade Léo-Lagrange)
5月28日(土) AM トレーニング
5月29日(日) 16:15
18:45
3/4位決定戦(@Parc des Sports)
決勝(@Parc des Sports)

※時間は全て現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー