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ダラスカップ審判派遣報告

2016年04月13日

ダラスカップ審判派遣報告

3月20日(日)~27日(日)まで、アメリカのダラスで行われた「Dr Pepper Dallas Cup XXXVII 2016」へ1級審判員が参加しました。

この大会は、U-19からU-13まで様々なカテゴリーのチームが参加し、300試合を超える試合数を誇る大きな大会です。

審判員もまた、アメリカ全土から集まった他、世界各国からワールドカップを担当したこともある方から若手まで多くの審判員が参加しました。

日本から男女3名ずつの審判員が参加し、現地ではホームステイを通して現地のホストファミリーとも交流を図りました。また、大会期間中は、CONCACAF主催の審判研修会にも参加し、ワールドカップの映像分析や判定基準、ポジショニングや美しい試合展開方法等、多くのことを学びました。

この大会の難しさは、現地で出会った初対面の審判員とすぐに試合を担当しなければならない難しさと、アンダーカテゴリーではあるものの日本のチームとは気質が全く違うチームを担当しなければならないところです。

参加した審判員は試合を通して日々刺激を受けながら、それぞれ試合を担当していました。

インストラクターコメント

上荒敬司 S級インストラクター(埼玉県)
今回の大会に参加するにあたり、審判員には「自分の殻や固定観念を壊して挑戦すること」をテーマに課しました。ダラスカップはトップからアンダーまで様々なカテゴリーがあり試合数も多く、普段担当している試合とは全く違う難しさがあったと思います。審判員も米国のレフェリー以外の色々な国から集まった他、国際審判員から若手まで本当に多くの審判員が参加していました。外国人審判員は、「何かある・持っている」と感じさせるものがあります。自分なりの信念を強く持ち表現しているのでしょう。日本人審判員は一方でうまくまとまってしまっているという印象もあります。

今回の派遣を通して、帰国後もチャレンジして良い方向に向かうことを祈っています。選手・チーム関係者・審判員は当然のごとく試合日程に沿って活動をしますが、しかしこれを運営・企画をする現場はきっと大変だったと思います。「ありがとう」の一言では表しきれない、感謝の言葉をボランティアの方々伝えたいと思います。

山岸佐知子 1級インストラクター(千葉県)
インストラクターとして初めての指導が、このダラスカップでした。小さなことにも学びがあり、日々勉強の連続でした。悩みながらも学ぶことの喜びを感じ、私自身も原点にしたいと思えた大会となりました。参加した審判員の成長に負けぬよう、日々精進していきたいと思います。

審判員コメント

佐藤誠和 1級審判員(福島県)
海外に行くのが初めてでした。わからないことだらけで不安はありました。しかし、試合に入ってしまえば日本も海外も同じことです。同じルールのなかで行われている競技。自然と緊張はなくなり、海外の子たちの闘志溢れる試合に夢中になっていました。すごくいい体験をさせていただきました。関わるすべての方に感謝です。

川俣秀 1級審判員(茨城県)
今回、歴史ある国際大会「DALLAS CUP」に参加させていただき、携わっていた多くの方々に感謝の気持ちで一杯です。世界のサッカーもレフェリーの在り方も大きく進化していると強く実感し、他国のレフェリーとゲームを作り上げていくこと、コミュニケーションが取れたことに刺激を受け、チャレンジすることの大切さと更なる向上心を抱きました。この経験で得たことを常に忘れず、日本サッカーの更なる発展を担う審判員の自覚と責任を持ち、今後のレフェリングや人間性に大いに活かし、糧としていきたいと考えています。

鶴岡将樹 1級審判員(東京都)
ダラスカップでは、日本ではあまり経験できない、海外ならではのサッカーを身を持って体験することができました。ボールを争う際の激しさや試合を通して常にゴールに向かおうとする姿勢などから、競技者の意図を読みとること、ボールだけでなく次の争点を考えた動きや体の向きをつくることの大切さを改めて感じました。今回の研修に関わってくださったすべての方々に感謝するとともに、今後の審判活動にいかしていきます。

梶山芙紗子 女子国際主審/女子1級審判員(京都府)
多くのボランティアの人に支えられ開催されていたダラスカップ。笑顔で温かく迎え入れてくれたホームステイ先の家族や、他国の審判員のサポートがあり審判ができました。大会を通して色々な国の人々やその国々のサッカー、またその文化に触れることができました。多くのサッカー仲間に出会えるこの素晴らしい大会にまた参加したいと思います。

佐々木里紗 女子1級審判員(京都府)
選手のボール際での競り合いの強さはとてもパワフルで、U-19やU-17とは思えないぐらいの激しさがありました。ノーマルフットボールコンタクトなのかファウルなのかプレーの見極めは難しさはありましたが、よりサッカーの魅力を感じました。また今回のホームステイを体験しました。生活を通して様々な文化を感じることができました。家族はとてもあたたかく、約1週間の間楽しく過ごすことができ感謝しています。今回のこの経験をこれからの審判活動に活かしていけるよう、しっかり取り組んでいきます。

松下朝香 女子1級審判員(熊本)
ダラスカップに参加して、サッカーの面白さ、審判の面白さを再認識することができました。各国様々なスタイルがありましたが、「サッカーが好き」という点において皆共通の想いがあり、だからこそ一致団結して試合に取り組むことができました。この貴重な体験を今後の審判活動に活かしていきます。

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