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U-15日本女子選抜、トレーニングキャンプを23名でスタート

2015年12月05日

U-15日本女子選抜、トレーニングキャンプを23名でスタート

前日までの雨が上がった大阪で4日(金)、U-15日本女子選抜のトレーニングキャンプがスタートしました。10月にも同じ年代のキャンプを44名で開催しましたが、今回は約半数での活動となります。トレーニング前のミーティングで大野真トレセンチーフは「10月のキャンプから半分の人数となり、今回呼ばれたことはみんなが日頃頑張ったこと、そして周りもそれを観ていたからだ。オンもオフもなでしこらしく行動してほしい。目標に向かって努力する力、自分で自分を鍛える力、自己教育力の3つを高めてほしい。3泊4日はあっという間。短い時間を大事に、ベストパフォーマンスを出せるように頑張ってほしい」と選手に激励の言葉をかけました。ピッチでは、強風の中でのウォーミングアップの後、パス&コントロールを様々なメニューで60分ほど徹底的に行いました。その後ミニゲームを行い、トレーニングを締めくくりました。夜には勝谷ドクターから「栄養」と「サッカーと怪我」をテーマにしたレクチャーを受け、長い初日を終えました。

コーチコメント

西村陽介 コーチ(JFAナショナルトレセンコーチ)
前回からの積み上げで招集された選手が大半を占めるなかに新しく招集された選手が混じったキャンプとなります。初日はテクニックをテーマにしました。対面のパスからスクウェアパス、ミニゲームまで「正確性」「タイミング」「身体の向き」「強さ・スピード」「ボールの置き所」といったキーファクターを提示し、トライ&エラーを繰り返しながら、思考を止めずに次の次までつながるプレー、味方がプレーしやすいパス、自身がプレーしやすいボールの置き所を常に意識させました。

選手たちも最初は自分のプレーだけで精一杯な場面が多く見られましたが、自分たちなりに理解・整理し、表現できるようになりました。そうするとプレーに連動性が生まれて全体の質が高まると選手も体感し、我々スタッフも変化を感じることができました。毎回こうした変化を感じられるよう、選手・スタッフともに本気で取り組んでいきたいと思います。

選手コメント

小池真理 選手(東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部女子サッカー部)
今回は「個の技術」を追求したいと思っています。パスが上手くても最終的に点を取るためには「個の技術」が必要だと思うからです。前回のキャンプの前には、攻撃のポジションをやっているから、守備はある程度やればよいだろうと思っていました。しかし、守備は攻撃に繋がるためにやっていて、どのポジションでも守備をすることは大事なのだと気づき、自分の考え方が変わりました。攻撃でも守備でも活躍できる選手になりたいです。攻撃では自分の持ち味であるスピードに乗ったドリブルを出し、守備では頭で考えて相手からボールを奪えるようにしたいです。もっと上のレベルでサッカーをするために、努力と継続を惜しまずに頑張ります。

近澤澪菜 選手(JFAアカデミー福島)
食事と栄養のレクチャーでは、自分の身体を守るために大切なことを学び、怪我をした時のケアの仕方も教えてもらいました。個人的にとても怪我の多い選手なので、今日学んだセルフケアを実践しようと思いました。また、今まで続けてきたストレッチやアイスバスは継続的に行うつもりです。今回の目標は、苦手なプレーを克服していくことです。私はGKとしてとても大事なクロスの対応、ブレイクアウェイ、低いボールが苦手です。この4日間を通し、この3つにどんどんチャレンジし、他のGKのプレーの良い所を取り入れて、コーチにも積極的に質問してみようと思います。また学んだことを自分のチームに帰っても忘れずに継続していきたいです。

白井ひめ乃 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
夜のミーティングでは「栄養」がテーマで、生きるために大切な食事について考えました。サッカー選手は普段あまり運動をしない人の一日のカロリーの倍をとらなければならないこと、人間の60%は水分なので水分補給をしっかりすることなど、知らなかったことをたくさん学びました。これを活かして、どんな相手にも負けないようにごはんをたくさん食べて、4日間のキャンプも頑張ります。

田中麻帆 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースRame)
怪我のレクチャーで印象的だったのは、捻挫をした時のケアです。Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)-RICE-が大切です。他にも、お風呂に入った効果が2日後くらいに出てくるので、試合の2日前にはしっかりと湯船に浸かるようにしたほうが良いということも学びました。以前怪我をした箇所が痛くなることがあるので、日常からしっかりと教えてもらったことを実行していこうと思います。これからの3日間は自分の課題である守備を意識しつつ、長所であるドリブルを活かしてアピールしたいです。

スケジュール

12月4日(金) PM トレーニング
12月5日(土) AM/PM トレーニング
12月6日(日) 9:00
PM
トレーニングマッチ
トレーニング
12月7日(月) AM トレーニング
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