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SAMURAI BLUE、カンボジア戦へ最終調整 ~ハリルホジッチ監督「勝って終りたい」~

2015年11月17日

SAMURAI BLUE、カンボジア戦へ最終調整 ~ハリルホジッチ監督「勝って終りたい」~

SAMURAI BLUE(日本代表)は11月16日、2018 FIFAワールドカップロシア・アジア2次予選第6戦のカンボジア戦を翌日に控えてプノンペンの試合会場で最後の調整を行い、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はシンガポール戦からメンバーを入れ替えて、今年最後の代表戦での勝利への意欲を示しました。

この日、夕方から試合会場で行われた練習は当初の予定を変更して公開とされ、その中でフィールドプレーヤーは反応や瞬発力を上げるフィジカルトレーニングやパス練習を行い、GK3選手はCKやサイドからのクロスボールへのセービングと直後のフィードの動きを確認しました。

さらに、GKを加えてハーフコートでフリーマンを置いた9対9の試合形式のトレーニングを実施。ハリルホジッチ監督が細かい指示を出し、鋭い視線を送って各選手の動きをチェック。選手たちは精力的に動き回り、MF清武弘嗣選手(ハノーファー96)やFW本田圭佑選手(ACミラン)らがゴールを決めると、スタンドで練習を見守っていたファンから拍手が起こっていました。

今年最後の練習を終えると、監督は全員をピッチ中央に集め、選手たちに3月から始動したチームでの取り組みに「1年間ありがとう」と感謝の言葉を送り、「最後は美しく勝とう」と語りかけました。

対戦相手のカンボジアはFIFAランクでは183位(日本は50位)。前回、ホームでの9月の対戦では日本はカンボジアに3-0で勝っています。

しかし、ハリルホジッチ監督は現地の暑さや日本選手が不慣れな人工芝でのプレーという条件もあり、「カンボジアを過小評価してはいけない。FWに良い選手がいて、2~3人が素早いカウンターを仕掛けてくる」と警戒を緩めていません。

一方で、攻撃では「ゴール前ではリアリストにならなければならない」と、アグレッシブに攻めながら最後のパスとシュートを冷静に行うことを選手たちに求めました。

さらに、「多くの選手に表現する機会を与えたい」として、「最も良いパフォーマンスをする選手が出る」と話し、シンガポール戦からメンバーを入れ替えて臨むことを明らかにしました。

DF槙野智章選手(浦和レッズ)は人工芝でのボールタッチの違いを指摘して、「ミスの後の切り替えと我慢強さが大事になる」と話し、「3月から始まったハリルジャパンの集大成として良いゲームができれば」と意気込んでいます。

なお、カンボジア戦のキックオフ前に、13日に発生したパリ同時多発テロ事件の犠牲者に対して、黙祷を捧げることになりました。今回の事件ではカンボジア・レストランも被害にあったと報じられており、また、家族がパリ市内に在住のハリルホジッチ監督やフランス人のコーチングスタッフらは大きなショックを受けて心を痛めています。

試合はプノンペンのナショナルオリンピックスタジアムにて、17日19:14(日本時間21:14)キックオフの予定です。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAIBLUE(日本代表)監督
シンガポール戦と同じようにしっかりと勝って今年を締めくくりたいと思います。ですが、カンボジアを過小評価してはなりません。彼らはクオリティがあり、モチベーションも高いので、我々の選手たちには集中してしっかり戦い、勝利を手にしてほしいと伝えました。我々は攻守においてやるべきことは分かっています。人工芝と暑さにも、早く順応して自分たちの仕事をやるだけです。我々の目的は攻守両面において全ての計画を前に進めることにあります。シンガポール戦から何人か選手を替えて、最も良い状態の選手を起用して、多くの選手に表現の機会を与えたいと考えています。

DF 槙野智章 選手(浦和レッズ)
アウェイの試合は暑さやグラウンド、レフェリングの違いなど難しさがありますが、どんな状況でもいい結果を出して、いい内容で今年の代表戦を終われるようにしたいです。人工芝は高校以来です。ボールタッチが普段と違う難しさがあります。ミスの後の切り替えや我慢強さが大事になると思います。チーム内には競争もあるので自分の席は守らないとなりませんが、切磋琢磨することで日本代表のレベルを上げてきたいと思っています。

MF 武藤嘉紀 選手(1.FSVマインツ05)
どこでもプレーする準備は出来ています。自分の良いところはどこでもできるところなので、与えられたポジションでやるだけですし、監督が求める場所で結果を出すことが大事だと思っています。1トップで出る場合は得点が全てです。ダイレクトの質や簡単に落とすところ、キープするところでの質を高めていきたいです。人工芝は言い訳にせずにやりたいと思っています。レギュラー争いが熾烈になって、代表チームとしての底上げに良い相乗効果が出ていると思います。

MF 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
カンボジア戦は年内最後の試合ですし、監督も「美しく終わりたい」と何度も言っています。内容と結果をしっかりと出して終わりたいと考えています。ボールやグランドがいつもと違いますが、その中でも自分たちのパスサッカーを活かすところと、ボールを獲られた場合には切り替えをしっかりとできれば、結果は自ずとついてくると思います。人工芝でシュートやパスが詰まるところがあって、それをカットされると狙われる一方で、浮いたボールは普段と変わらずに使えるので、その辺も意識してやりたいです。シンガポール戦もそうでしたが、チーム内の競争がより厳しくなるような試合をできればいいと思っています。

Lee Tae Hoon カンボジア代表監督
今回はアウェイの試合よりも難しくなると思います。日本のレベルは高く、我々東南アジアのレベルとは別次元にありますし、準備もしっかりできているようです。我々は守備のバランスを見ながら、よりアグレッシブで攻撃的なプレーが必要ですし、個人的にはより攻撃的に戦いたいところですが、国内リーグからの連戦で疲労を抱えている選手のコンディションも考えなくてはなりません。引き分けられればと思っていますが…。我々はベストを尽くして準備をして戦いたいと思っています。

JFA-TV

 

  • 槙野智章 選手(浦和レッズ)インタビュー

  • 武藤嘉紀 選手(1.FSVマインツ05)インタビュー

  • 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)インタビュー

スケジュール

11月8日(日) AM トレーニング
11月9日(月) PM トレーニング
11月10日(火) PM トレーニング
11月11日(水) PM 公式会見
公式練習(ナショナルスタジアム)
11月12日(木) 3-0 2018FIFAワールドカップロシア™ アジア2次予選 兼AFCアジアカップUAE2019予選
vs シンガポール代表(ナショナルスタジアム)
大会情報はこちら
11月13日(金) AM トレーニング
11月14日(土) PM トレーニング
11月15日(日) PM トレーニング
11月16日(月) PM 公式会見
公式練習
11月17日(火) 19:14
(現地時間)
2018FIFAワールドカップロシア™ アジア2次予選 兼AFCアジアカップUAE2019予選
vs カンボジア代表(ナショナルオリンピックスタジアム)
大会情報はこちら

2018FIFA ワールドカップロシア™ アジア2次予選 兼 AFC アジアカップUAE2019 予選

11月17日(火) 日本時間 21:14キックオフ(予定)
カンボジア/ ナショナルオリンピックスタジアム
カンボジア代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
日本テレビ系にて全国生中継
大会情報はこちら

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