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第37回皇后杯 2回戦進出チームが決定

2015年11月09日

第37回皇后杯 2回戦進出チームが決定

11月8日(日)に第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の1回戦8試合を開催し、11月14日(土)、15日(日)の2回戦へ進出するチームが決定しました。

ピックアップマッチ1

JAPANサッカーカレッジレディース(なでしこ2部/新潟) 1-0(前半0-0、後半1-0) 常葉学園橘高校(東海/静岡)

テクノポート福井スタジアムでの第1試合は、ともに初の1回戦突破を目指すJAPANサッカーカレッジレディース(なでしこ2部/新潟)と常葉学園橘高校(東海/静岡)が対決。立ち上がりに常葉学園が2本のCKを得てチャンスをつくりますが、その後は互いに集中した守備を見せて相手をゴール前まで侵入させません。32分にはJSCLがゴール前の決定機を迎えますが、スコアが動かないまま勝負は後半に移っていきました。

試合は後半早々に動きます。47分、JSCLの佐野早紀選手が左サイドの敵陣深くまで攻め込むと、パスを受けた中央やや左の坂口友紀選手がワンタッチから冷静にシュート。狙いすましたボールはゴール右隅へと突き刺さりました。追い掛ける展開となった常葉学園はその後、FWに大内梨央選手を投入して反撃を開始すると、次々に相手陣内へと切り込んでいきます。それでもJSCLは、「自分たちの良さである粘り強い守備ができたことが勝利につながった」(吉川裕紀監督)と、最後までゴールを死守。常葉学園は6年ぶりに本大会出場を果たしましたが、あと一歩及びませんでした。

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ピックアップマッチ2

筑波大学(関東/茨城) 1-1(前半1-0、後半0-1、延長前半0-0、延長後半0-0、PK戦3-4) バニーズ京都SC(関西/京都)

テクノポート福井スタジアムでの第2試合は、筑波大学(関東/茨城)とバニーズ京都SC(関西/京都)が対決しました。降りしきる雨によってスリッピーなピッチコンディションでしたが、序盤から互いに力強い攻撃で相手陣内へと攻め込んでいきます。そして迎えた37分、筑波大は左サイドのFKからゴール前のこぼれ球に反応した平麗実選手がシュートを突き刺し先制に成功しました。

後半に入って反撃を試みるバニーズは52分、ゴール前に送られたボールに櫛笥葵選手がヘディングで合わせて試合を振り出しに戻します。試合はそのまま延長戦へと突入しますが、両者は集中した守備でゴールを与えず、今大会2試合目のPK戦での勝負となりました。

それぞれ3人が成功すると、先行の筑波大の4人目のキッカー上津原千賀選手のシュートはゴールポストに嫌われてしまいます。後攻のバニーズが決めて迎えた5人目、筑波大の平選手のシュートもゴールポストに弾かれ、PK戦スコア3-4で試合は決着。勝利の女神は最後にバニーズに微笑みました。一方、ユニバーシアード日本女子代表の横山亜依選手、山守杏奈選手、U-19日本女子代表の水谷有希選手を擁する筑波大も随所に強さを示しましたが、初戦突破はなりませんでした。

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その他の試合結果

鎮西学院高校(九州/長崎)2-3(前半0-0、後半2-3)日テレ・メニーナ(関東/東京)
スフィーダ世田谷FC(なでしこ2部/東京)9-0(前半4-0、後半5-0)聖和学園高校(東北/宮城)
静岡産業大学磐田ボニータ(東海/静岡)8-0(前半4-0、後半4-0)琉球デイゴス(九州/沖縄)
四国大学イーグレッツ(四国/徳島)0-5(前半0-2、後半0-3)大和シルフィード(関東/神奈川)
開志学園JSC高等部(北信越/新潟)0-4(前半0-2、後半0-2)FC吉備国際大学Charme(なでしこ2部/岡山)
日ノ本学園高校(関西/兵庫)4-3(前半0-1、後半1-0、延長前半1-1、延長後半2-1)徳山大学(中国/山口)

監督・選手コメント

吉川裕紀 監督(JAPANサッカーカレッジレディース)
今季のなでしこリーグ2部では思うようにうまくはいきませんでしたが、選手たちは自分たちの良さである粘り強い守備を、最後のところで出し切ってくれました。今大会が今季最後の公式戦ですので、今のメンバーでできるサッカーを楽しみながら、一つでも上のステージに行こうというテーマで戦っています。2回戦で対戦するベガルタ仙台レディースは格上の相手ですが、サッカーの本質を忘れずにしっかりと楽しみながら出し切りたいと思います。

半田悦子 監督(常葉学園橘高校)
チャレンジャーの気持ちで今大会に臨みましたが、なでしこリーグ2部で戦う格上の相手に対して、90分間での戦い方や試合の流れに応じた戦術変更に対応しきれませんでした。そういう意味でも、“サッカーの奥深さ”の差があると感じました。選手たちは、同年代のチームとの対戦では得られないフィジカルやスピード、そして試合の進め方といった違いを肌で感じたと思いますので、(2016年1月3日から始まる)第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会にも生かしてほしいです。

山本裕美 選手(バニーズ京都SC)
PK戦で勝利を手にしたときは安心しました。精神的にとても疲れる試合でしたが、勝てたことが何よりも良かったです。先制を許しましたが、流れの中からではなくセットプレーでしたし、まだ前半だったので、自分たちのプレーをすれば大丈夫だと思っていました。後半の立ち上がりの良い時間に同点に追い付けたことも大きかったです。2回戦はINAC神戸レオネッサとの対戦ですが、失うものは何もないのでチャレンジャー精神で臨みたいと思います。

田部井祐介 ヘッドコーチ(筑波大学)
大会出場に満足せず、より上を目指して練習に取り組んできたので、この敗戦は本当に悔しいです。先制できましたが、決めるべきシーンで決められなかったことで後手に回ってしまいました。2点目を取れなかったことがすべてです。普段はリーグ戦がほとんどなのでPK戦を行う機会はなく、だからこそ、そこまでの時間で勝負を決めなければいけませんでした。もっと個々が成長してチーム力を付けられるように練習していきます。

JFA-TV 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

 

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

11月7日(土)~12月27日(日)
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