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出場者が語るシニアサッカーの魅力 第14回全国シニア(50歳以上)サッカー大会

2015年06月25日

出場者が語るシニアサッカーの魅力 第14回全国シニア(50歳以上)サッカー大会

第14回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が6月27日(土)に静岡県藤枝市で開幕し、全国から集結した16チームが日本一を目指して戦います。開幕を目前に控え、前々回・前回と大会2連覇したトヨペットクラブ(東京)を関東地域予選で破った山梨マスターズレジェンド(山梨)の弦間由樹代表にシニアサッカーの魅力を聞きました。

――シニアサッカーに打ち込むようになったきっかけを教えてください。

弦間: もともと一種でプレーしていたのですが、30代半ばになると、体力的にトップではできなくなります。当時、山梨県内に35歳以上を対象とするチームが5つあったのですが、それとは別に全国大会を目指すチームをつくろうということで、2003年に山梨マスターズレジェンドが発足しました。50歳になってサッカーに打ち込むようになったというよりは、もともと定期的にプレーしていた者同士が、より高みを目指して集まった感覚です。

――シニアサッカーの魅力は何ですか。

弦間: 大きく分けて二つあります。一つは、この年になっても普通にプレーできる喜びを感じられるところ。昔から知っている仲間とサッカーができるのはやはりうれしいですし、チームのみんなが同年代の中では動けるほうだと自負しています(笑)。

二つ目は、真剣勝負を楽しめる部分です。過去の経歴に関係なく、コツコツ練習すればかつてトップレベルで活躍していた方たちと対等にわたり合うことができます。一つ下のカテゴリー(40歳以上)を見ると、元Jリーグの選手やかつて強豪校でプレーした選手が増えていますし、そういった選手たちが50歳以上の大会に出場するようになると、シニアサッカーもさらに盛り上がるのではないでしょうか。

――今後、どんどん競技性が上がるかもしれません。

弦間: 今大会に出場する16チームのうち、2年連続出場を決めたのは6チームだけと聞きました。それだけ、各地域のチームが拮抗してきているのだと思います。山梨も同じです。われわれのチームは基本的に来る者を拒まず、やる気があれば参加してくれという姿勢で続けていますが、中にはチームを去って、われわれに勝つために新しいチームをつくる方もいるくらい。そういった情報を調べようとする選手がどのチームにも一人はいると思いますし、試合前に相手のデータを収集する時点で勝負は始まっているんです(笑)。

――みなさん、サッカーが好きなんですね。

弦間: 好きですね。その思いが強い分、絶対に負けたくないという気持ちになるんです。われわれ50歳以上の世代は、ちょうどスポーツ少年団の組織づくりが活発に進められた1962年前後に生まれ、小学生のときに何らかの形でスポーツに携わりました。それなりに体を動かしてきた人間が多いので、負けず嫌いなんだと思います。今大会も、最後の最後まであきらめない姿勢を見せるチームが多く見られるはずですよ。

第14回全国シニア(50歳以上)サッカー大会

2015/6/27(土)〜6/29(月)
藤枝総合運動公園サッカー場、藤枝総合運動公園陸上競技場、藤枝市民グラウンドサッカー場
中外製薬工業株式会社藤枝工場グラウンド(静岡県藤枝市)
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