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ニュース

なでしこジャパン、ワールドカップ初戦に向けトレーニングを重ねる

2023年07月19日

なでしこジャパン、ワールドカップ初戦に向けトレーニングを重ねる

FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023の初戦を7月22日(土)に控えるなでしこジャパン(日本女子代表)は、ベースキャンプ地・クライストチャーチでのトレーニングを開始し、準備を進めています。

現地での初トレーニングとなった17日(月)は、クライストチャーチ市内の学校の子どもたちや日本人コミュニティから約450名が会場に駆けつけ、日本語や英語で描かれたメッセージフラッグなどを掲げながら、練習に励むチームに声援を送りました。練習後には交流の時間を設け、選手からはサイン入りポストカードをプレゼントしたり、一緒に記念写真を撮影したりと、温かい歓迎をしてくださるクライストチャーチの皆さんからチームはパワーをもらいました。またこの日の午後は大会公式映像、スチール写真の撮影も行いました。選手は大会スリーブバッジがプリントされたユニフォームに初めて袖を通し、大会特有のムードを肌で感じました。

翌18日(火)はチームの集合写真を練習場で撮影し、その後のトレーニングではサーバーをつけたポゼッションや、繰り返しのスプリントからクロスシュートなどに取り組みました。南半球は日本とは反対にこれから冬に向かう気候ですが、日中は15℃前後の暖かさがあり、現地入り以降サッカー日和に恵まれています。

選手コメント

DF #19 守屋都弥 選手(INAC神戸レオネッサ)
いよいよだなと感じています。現地に入って、歓迎してくださるセレモニーなどもあり、ワールドカップだな、始まったなと感じています。こっちのピッチは少し足を取られる感じがあるので、普段履かないミックスポイントのスパイクを練習で履くなど、そういうところも慣れていかないなと思っています。今日もタフな練習でしたが、みんなで頑張りあえたと思います。日本との3時間の時差が少しやっかいでしたが、それも抜けてきたのでコンディションはいいと思います。誰もが初戦は難しいと口を揃えて言っているので、自分はどういうタイミングで出ても良い流れにできるような、前へ、前へ進むプレーをしたいです。絶対にメダルを取りたいです。

MF #6 杉田妃和 選手(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)
アメリカ国内でも時差があるので、3時間くらいのものは慣れてはいます。良い緊張感を保ちながら、それでも練習の中ではリラックスしてプレーするところ、声をかけてしっかりやるところのメリハリは持てています。大会が近づいてきていい雰囲気にはなってきていると思います。前回大会で初戦の難しさを経験している分、普通のメンタルで試合に入ってはいけないと思いますし、個人個人が気持ちを高めてやっていかなければいけないと思っています。4年前の初戦は特にゴールのチャンスをなかなか作れなかったというイメージがあります。チャンスメイクや惜しいシーン、怖いプレーが少なかったと個人として感じました。今回は前に人数をかけてプレーできる時はクロスに対してゴール前に選手が多くいると思うので、いかにしてゴールへの執着心を出せるかが大事になると思います。

MF #10 長野風花 選手(リバプールFC/イングランド)
ついにニュージーランドに到着して、試合までもあと少しなので、本当にいよいよ始まるなという気持ちです。
もっと寒いと思っていましたが意外と昼間は暖かくて、暑すぎず、寒すぎずのいい環境でプレーできていると思います。ピッチが欧州のようなタイプなので、筋肉の使い方に気を遣ったり、スパイクを変えたりして対応しています。試合前日もスタジアムで練習ができないので、ピッチコンディションを確認できないのは不安ですが、今の練習のピッチに慣れていれば大丈夫なのかなと思っています。ここまでうまくいかないときもたくさんありましたけれど、みんなで色々な課題から目を背けずに話してチャレンジしてきました。もちろんまだ改善できる部分があるので、引き続きみんなで抜け目なくやっていきたいです。

FW #11 田中美南 選手(INAC神戸レオネッサ)
幕張、仙台での活動を終えてニュージーランドに来て、その段階の中で自分として設定してきた目的もそれぞれにありましたが、ここからはまずは初戦に向けて自分の身体をいい状態に持っていきたいです。チームとしても色々なことを合わせていく中で、いよいよだなと感じています。ワントップを務めることが多いですが、前にいることも大事な一方でシャドーとの関わりも大事だと思っています。パナマ戦でも(長谷川)唯の得点を自分がアシストしましたが、ああいったバリエーションも増やすことができてきていると思います。チームとして勝つことが1番ですが、やっぱり自分も点を取りたいですし、ゴールで救うというのがチームとしてプラスであることは変わりないです。自分がゴールを取ることを目指しながら、相手の状況も見てプレーしていきたいです。

FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023

大会期間:2023年7月20日(木)~2023年8月20日(日)
グループステージ
第1戦 7月22日(土) 16:00(日本時間)vs ザンビア女子代表
第2戦 7月26日(水) 14:00(日本時間)vs コスタリカ女子代表
第3戦 7月31日(月) 16:00(日本時間)vs スペイン女子代表
大会情報はこちら

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