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【Match Report】U-20日本代表、前半の先制点を守り切れずコロンビアに逆転負け グループステージ突破の行方は最終戦へ ~FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023

2023年05月25日

【Match Report】U-20日本代表、前半の先制点を守り切れずコロンビアに逆転負け グループステージ突破の行方は最終戦へ ~FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023

U-20日本代表は現地時間5月24日(水)、FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023の第2戦でU-20コロンビア代表と対戦しました。

第2戦の先発メンバーは初戦から1人変更。GKに木村凌也選手、ディフェンスラインに右から高井幸大選手、チェイスアンリ選手、田中隼人選手、髙橋仁胡選手を起用。中盤の底は福井太智選手と山根陸選手、2列目は右から佐野航大選手、松木玖生選手、北野颯太選手、最前線には熊田直紀選手を送り出しました。

立ち上がりからコロンビアの個人技に苦戦し、相手のサイドアタックを封じられません。しかし、粘り強い守備で対応し、徐々にボールを繋げる時間が増えていきます。前半30分に右CKを得ると、キッカーの福井選手がショートコーナーを選択。北野選手に一度ボールを預け、再びパスを受けてPA内に進入します。右サイドの深い位置から折り返すと、最後は山根選手がシュートを放ちます。「自分たちが狙っていた通りの形」というサインプレーから先制点が生まれ、試合を優位に運びます。

しかし、以降は再びコロンビアのペースに。後半に入ると、相手のギアがさらに上がり、押し込まれる時間帯が続きました。すると、53分と59分に連続で失点。一気に試合をひっくり返され、追いかける展開になります。

冨樫剛一監督は交代策で局面の打開を図りますが、なかなかコロンビアの守備網を破れません。それでも終盤に入ると、サイドから崩すシーンが増加。途中出場の永長鷹虎選手や松田隼風選手から質の高いボールが入り、あわやゴールという場面が作れるようになります。そして、82分に最大のチャンスを得ます。VARの介入でハンドが認められ、PKを獲得しました。しかし、これを松木選手がバーに当ててしまいます。

最終盤はロングスローなどからもチャンスを作り、10分と表示されたアディショナルタイム中にもチェイスアンリ選手が決定機を迎えたものの、決め切れません。最後まで得点を奪えなかったU-20日本代表は黒星を喫し、2勝目はならず。27日(土)に行われるイスラエルとの第3戦にグループステージ突破の望みを託します。

監督・選手コメント

冨樫剛一 監督
前半は、積み重ねてきたものをしっかりと出し、先制点を取ることができました。ただ、昨年のモーリスレベロでのコロンビア戦もそうでしたが、後半の15分、彼らはものすごく圧が強く、その圧をまともに受けないように、矢印を相手の背後に向けてプレーをしようという話はしていました。1点目を取られてしまったのは仕方がないとしても、2点目をあの時間帯に取られてしまったことは、コロンビアが勝敗の機微をつかむ一方で、逆に私たちはしっかりと耐えることができませんでした。それが今日の結果の一番の要因だと思います。

GK #1 木村凌也 選手(日本大)
前半のうちに1点取って、ゲームを優位に進められたのは良かったです。ただ、後半に1点取られてしまった。連続失点だけは避けようと思っていたなかで2失点目をしたのは自分の責任です。次の試合は絶対に勝ちたいです。(特に2失点目のプレーは)ひとつ左足を使ってクロスを掻き出して良い対応ができたからこそ、その後のプレーというのはもっと慎重にしないといけなかったです。プレーの精度をもっと上げていきたいです。

MF #5 山根陸 選手(横浜F・マリノス)
ハーフタイムに、「立ち上がりは集中して入ろう」と言っていたなかで連続で失点をしてしまいました。そこは改善しないといけません。ただ、ワールドカップはこれで終わったわけではないですし、自分たちは初戦で勝ち点3を取っています。こういった負けを、次の試合で悔しさとしてピッチで表現したいです。(先制点に関しては)多くの引き出しがあるなかで、拮抗したゲームはセットプレーが勝負を分けるというのをみんながわかっていました。そういったなかでひとつ取れたのは、チームとして嬉しいです。

MF #6 福井太智 選手(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
(先制点は)自分たちが狙っていた通りでしたし、うまく決めてくれたので良かったです。ただ、決められる場面はもっとありましたし、チャンスで決められないと、こういうサッカーになってしまいます。自分たちの課題として上がっているので、(次戦まで)少しの時間ですけど、修正しながらやっていきたいです。

FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023

大会期間:2023年5月20日(土)~2023年6月11日(日)
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