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SAMURAI BLUEに2選手が初選出~キリンチャレンジカップ2018(11/16@大分、11/20@豊田)
2018年11月08日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は11月7日(水)、今月行われるキリンチャレンジカップ2018のベネズエラ代表戦(16日、大分)とキルギス代表戦(20日、豊田)に臨むメンバーを発表。FW鈴木優磨選手(鹿島アントラーズ)とDF山中亮輔選手(横浜F・マリノス)が初選出となりました。
また、監督を兼任しているU-21日本代表が11月14日(水)からアラブ首長国連邦(UAE)で臨むドバイカップU-23に出場するメンバーも併せて発表し、FIFA U-20ワールドカップ出場権を獲得したU-19日本代表からMF齊藤未月選手(湘南ベルマーレ)やMF久保建英選手(横浜F・マリノス)らが選ばれました。
SAMURAI BLUEのメンバー23人には、9月と10月のキリンチャレンジカップシリーズで3戦連続4ゴールを挙げているMF南野拓実選手(ザルツブルク)、森保監督体制発足から全3戦に先発して攻撃を牽引しているMF中島翔哉選手(ポルティモネンセSC)やMF堂安律選手(FCフローニンゲン)らが選ばれました。
この夏のFIFAワールドカップのメンバーからは前回と同様に、FW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)、MF柴崎岳選手(ヘタフェCF)、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)ら8人が名を連ねています。しかし、10月に肺気胸のため手術を受けたDF長友佑都選手(ガラタサライ)はメンバーから外れました。
初選出の鈴木選手と山中選手について、森保監督は「クラブで継続して出場している。鈴木選手は前線の選手として存在感を出している。山中選手は年間継続して試合に出ていていいパフォーマンスをしている」と評価。「このグループで彼らがどういう力を出してくれるのか見たい」と話しています。
来年1月に控えるAFCアジアカップを前に、日本代表は森保監督体制がスタートした9月から3連勝中で、キルギス代表戦が年内最後の試合となります。
今回は、ベネズエラ代表とキルギス代表という異なるタイプとの対戦で、FIFAランキングでは日本の50位に対してベネズエラが29位、キルギスは90位です。
森保監督は、「アジアとアジア以外の国とで別々の戦いをしなくてはならない。対応力を求められる」とし、「キルギス戦はアジアカップを見据えた戦いを想定できる試合になる」と話しています。
ベネズエラ戦は11月16日(金)19:30から大分スポーツ公園総合競技場にて、キルギス代表戦は同20日(火)19:20から愛知県の豊田スタジアムにて行われる予定です。
各年代チームと選手、コーチの融合を図る
一方、2020年東京オリンピックを目指すU-21代表は、同じ時期にUAEでの大会参加となり、横内昭展コーチが監督代行としてチームを率いることになりました。
SAMURAI BLUEでもU-21日本代表でも横内コーチと仕事をしてきている森保監督は、考えを共有しているとして、「横内コーチの指示は私と同じだと思ってほしい」と話しています。
23人のメンバーには、MF三好康児選手(北海道コンサドーレ札幌)、DF橋岡大樹選手(浦和レッズ)らをはじめ、AFC U-19アジア選手権を戦ったU-19日本代表から主将を務めた齊藤選手のほか、MF伊藤洋輝選手(ジュビロ磐田)、DF小林友希選手(ヴィッセル神戸U-18)、FW田川亨介選手(サガン鳥栖)、17歳の久保選手が選出。9月のキリンチャレンジカップでSAMURAI BLUEに参加したMF伊藤達哉選手(ハンブルガーSV)も、名を連ねています。
年代の異なる選手の融合をチームづくりのテーマの一つに掲げている森保監督は、「A代表を経験した選手から、経験したことが五輪世代の選手たちに伝わる。U-19年代と東京五輪世代がつながることで、全体の融合とレベルアップにつながる良い機会」と、今回の試みに期待を示しています。
また、各年代の代表チーム間でプレーの共通認識を図る試みとして、森保監督は今回の日本代表の活動にU-19日本代表の秋葉忠宏コーチとU-16日本代表の齊藤俊秀コーチを招き、U-21日本代表にはU-16日本代表から高桑大二朗GKコーチとU-19日本代表から小粥智浩コンディショニングコーチが加わるとしました。森保監督は、「選手だけでなく、スタッフも共通認識を得ることで各世代の融合が図れる」と語っています。
U-21日本代表は11月11日(日)に活動を始め、14日(水)にU-23ウズベキスタン代表、17日(土)にU-23クウェート代表、20日(火)にU-23 UAE代表と対戦します。
コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)/U-21日本代表 森保一 監督
ベネズエラ代表とキルギス代表戦では、これまで通り勝ちにこだわり、同時にチームとしての戦術浸透を深め、個の力をより高めていきたいと思っています。今回はアジアとアジア以外の国とで別の戦いをしなくてはならず、対応力が求められます。選手にはこれまで通りアグレッシブにプレーしてほしいですが、相手を崩し、相手に優っていくためにどういう戦い方をすべきかを学べる機会です。アジアカップへ向けて良いシミュレーションになると思います。
今回A代表とU-21の活動を同時に行い、U-21は横内コーチが指揮を執りますが、横内コーチとはこれまで長く一緒に仕事をして、常に同じ絵を描きながら仕事をしているので、この2つの活動がこれからの成長につながり、良い経験ができると思っています。また、A代表もU-21代表も「融合」を考えてきましたが、A代表を経験した伊藤達哉選手が今回UAE遠征に加わり、U-19アジア選手権で活躍した選手たちが1つ上の東京五輪年代に入ることで各世代の融合を図れると考えています。
U-21代表については、すべてのクオリティを挙げることが大切です。技術、判断の速さや的確な判断を上げ、技術を発揮するために球際の戦いやインテンシティをもっと上げていかなければなりません。インテンシティの高さやデュエルの強さをベースに日本人が持っている技術を発揮していくために、すべてを上げていくことを東京五輪世代の選手に伝えていきたい。アジア大会決勝の韓国戦は非常に良い試合をしてくれましたが、さらに上を目指して、レベルアップに対して厳しい気持ちを持ってUAE遠征に臨んでほしいです。
関塚隆 技術委員長
アジアカップに向けて最後の2試合になります。アジアカップという1つの目標に向けたチームづくりを、協会としてもしっかりとサポートしていきます。U-16とU-19日本代表もアジア最終予選を突破して世界大会の切符を獲得することができました。こういう世代からSAMURAI BLUEへ、しっかりと強化を進めていきたいと思います。
スケジュール
11月16日(金) 19:30キックオフ(予定)
大分/大分スポーツ公園総合競技場
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ベネズエラ代表
11月20日(火) 19:20キックオフ(予定)
愛知/豊田スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs キルギス代表
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