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FIFA U-17ワールドカップインド2017へ向けてギニア・UAE遠征開始
2017年05月05日
今年10月に行われるFIFA U-17ワールドカップインド2017へ向けて、「00ジャパン」の活動が再び始まりました。昨年12月にチリで開催された「COPA UC 2016」に参加し、今年2月にはスペインで欧州強豪国と、3月には強豪アメリカと武者修行を終えた「00ジャパン」。いよいよ4大陸目であるアフリカ・ギニア遠征に向かいます。
今回の遠征では、U-17ギニア代表との2試合に加え、帰国の際に経由するUAEにて、AFC U-16選手権インド2016で激闘を繰り広げた選手たちも名を連ねるU-18UAE代表との1戦、計3試合が組まれています。育成年代としては、FIFA U-17ワールドカップナイジュリア2009以来のアフリカ大陸への遠征です(当時はブルキナファソ遠征も実施)。スタッフ・選手にとっても待ちわびていた遠征であり、世界との差を肌で感じ、チーム強化を進めていきます。
今回招集されたメンバーは、AFC U-16選手権インド2016を経験しているメンバーが中心で初招集選手はいません。本遠征は、FIFA U-17ワールドカップインド2017のシミュレーションも想定しており、チーム内の連携強化はもちろん、ピッチ内外で心身を鍛える最高の舞台が待っています。成田空港でのオープニングミーティングでは、森山佳郎監督から「アフリカの身体能力に対応すること」をチームテーマに、課題であるプレーの質、機動力・持久力・組織力を存分に発揮しようと力強く語られました。昨年、U-23日本代表がリオデジャネイロオリンピック初戦でU-23ナイジュリア代表に敗戦、今月開幕するFIFA U-20ワールドカップ韓国2017でもU-20日本代表はU-20南アフリカ代表と初戦で対戦します。「00ジャパン」も本番で、アフリカ大陸のチームと十分対戦する可能性が高いため、身体能力を活かしたチームとこの時期にアウェーで対戦することは、絶好の機会です。遠征で対戦するU-17ギニア代表は、5月14日ガボンで開催されるCAF U-17選手権インド2017最終予選を控え、強化に余念がありません。
「00ジャパン」は3日(水・祝)、UAEでの乗り換えを含め約25時間をかけて、遠征先となるギニア・コナクリに到着しました。現地到着後は、中馬健太郎コンデションコーチのもと、時差対策とリフレッシュを兼ねてホテル周辺を1時間ほど散歩、ムーブメントプレパレーションや体幹強化トレーニングを実施しました。
遠征2日目となった4日(木・祝)は、試合に備えて2部トレーニングを行いました。
午前は、パスの質にこだわることを意識したボールワーク中心のトレーニングを行いました。簡単なパス交換から、ボール受け手が工夫してボールを貰い、素早く丁寧に繋げるパスなど、あらゆるバリエーションのパス交換に時間を割きました。一本一本のパスの精度で試合が決まる試合を何度も経験してきた選手たちは、非常に集中して取り組みました。その後はGKを入れて、3対2のトレーニングを行い、午前のトレーニングは終了しました。午後は、より守備面を意識したトレーニングメニューをこなしていきました。移動や時差の影響を感じさせないほど、選手は積極的に動き、最後の8対8では、何度も体を張ったプレーや、連携からの崩しが見られました。
夕食時には、在ギニア日本大使館に招待を頂き、素晴らしい歓迎を受けました。
明日5日(金・祝)も2部トレーニングを行い。6日(土)U-17ギニア代表との初戦に臨みます。
選手コメント
MF #8 奥野耕平 選手(ガンバ大阪ユース)
U-17日本代表に再び招集されて、大変嬉しく思います。昨年大阪トレーニングキャンプ以来の参加になりますが、その時とは異なる自分のプレーが発揮できればと思います。長時間の移動、時差の影響もありまだまだ体が重いこともありますが、本日のトレーニングでは、パスを受ける時の角度、視野の確保、パスを出すタイミング、いかに味方がコントロールしやすい場所にパスを出すか、何度もスタッフにアドバイスを受け、改めて改善が必要だと感じました。2日間だけですが、ギニアの環境を見て、日本の素晴らしさとともに、環境に甘えていた自分が良くわかりました。より自立していきたいと思いますし、この遠征ではチーム強化の為に、チームの勝利の為に、自分の個性を積極的に発揮していきたいです。
MF #15 郡司篤也 選手(船橋市立船橋高校)
U-17日本代表に選ばれて、チャンスをもらえてすごく嬉しいです。自分は日本代表として、初めての海外遠征でしたが、空港時のミーティングから、時差対策やコンディション調整の大事さをスタッフからアドバイス受けていたので、機内での過ごし方、食事や睡眠の摂り方など工夫し、コンディションを整えられるように意識しました。ギニア・コナクリに到着し、バスから見た光景も衝撃的でしたが、改めて自分たちは日本で恵まれすぎている環境でサッカーをしているなと強く感じました。今回の遠征では、相手をよく観察してポジションを取ることと、ボールをもらう前の駆け引き、体の向きを意識してトレーニングと試合に臨んでいきたいです。守備面では、身体能力が高く、フィジカル面が強い相手に球際など対人で負けないことを意識して少しでも成長して所属チームに戻れるように頑張っていきたいです。
MF #18 森田晃樹 選手(東京ヴェルディユース)
久々にU-17日本代表に招集されて、大変嬉しく思いますし、自分が持てる力を最大限発揮したいです。本日のトレーニングでは、移動や時差の疲れがある中、皆が集中して取り組み、非常に良い雰囲気の為、充実していました。まだまだ動きながらのプレーの質は改善が必要ですし、予測力や切り替えの早さはより磨きたいと思います。ギニアの環境見て、皆が非常に逞しいし、ストリートサッカー含めサッカーに対しての興味が非常に高く、日本とは異なるものを感じました。高い身体能力を全面に押し出してくる相手に対して、どのようにチームとして、個人として長所を発揮できるか見極めていきたいです。得点に絡む目標を意識して、チームの勝利に貢献したいです。
MF #14 上月壮一郎 選手(京都サンガF.C. U-18)
追加招集でしたが、昨年のU-16日本代表チリ遠征以来久々に招集されて非常に嬉しいですし、掴んだチャンスを活かしたいと思います。コンディション面で長時間移動と時差の影響を受けることが想定されましたが、どうやってギニアの環境に素早く順応するか、疲労と向き合うかなど皆で考えて対策できたと思います。ギニアに来て、日本の環境は何一つ不自由が無く暮らしていることを改めて実感しました。この遠征では、身体能力が高い相手に自分の特徴をどれだけ出せるのか楽しみです。遠征を通じて、目に見える多くのゴールとアシストといった結果が残せるようにしたいです。
スケジュール
5月3日(水) | PM | トレーニング |
---|---|---|
5月4日(木) | TBC | トレーニング |
5月5日(金) | TBC | トレーニング |
5月6日(土) | 17:00 | 国際親善試合 vs U-17ギニア代表(Stade du 28-Septembre) |
5月7日(日) | TBC | トレーニング |
5月8日(月) | TBC | トレーニング |
5月9日(火) | 17:00 | 国際親善試合 vs U-17ギニア代表(Stade du 28-Septembre) |
5月10日(水) | TBC | トレーニング |
5月11日(木) | TBC | トレーニング |
5月12日(金) | 18:10 | 国際親善試合 vs U-18UAE代表(UAE FA Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
国際親善試合 ~ギニア・UAE遠征~
2017/5/2(火)~2017/5/13(土)
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