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ホーム > 日本代表 > 最新ニュース一覧 > ユニバーシアード日本代表、PK戦でブラジルを下し2大会連続銅メダルを獲得

ニュース

ユニバーシアード日本代表、PK戦でブラジルを下し2大会連続銅メダルを獲得

2015年07月14日

ユニバーシアード日本代表、PK戦でブラジルを下し2大会連続銅メダルを獲得

第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)3位決定戦
2015年7月13日(月)キックオフ 16:00 試合時間90分(45分×2)
Naju Pablic Stadium(韓国/光州)

ユニバーシアード日本代表 0-0(前半0-0、後半0-0、PK戦 7-6) ユニバーシアードブラジル代表

スターティングメンバー
GK:福島春樹
DF:湯澤聖人、萩間大樹、田上大地、室屋成
MF:木本恭生、松下佳貴、八久保颯、小林成豪、和泉竜司
FW:呉屋大翔

サブメンバー
GK:前川黛也
DF:新井一輝、髙橋諒
MF:長谷川竜也、奥山政幸、端山豪、重広卓也
FW:澤上竜二、岡佳樹

交代
60分 八久保颯 → 澤上竜二
84分 小林成豪 → 長谷川竜也

マッチレポート

準決勝でイタリアにPK戦で敗れたユニバーシアード日本代表は、最終戦となる3位決定戦で銅メダルをかけ、ユニバーシアードブラジル代表と対戦しました。

ブラジルとはファーストラウンドで対戦したこともあって、互いのサッカーは理解しています。前回の対戦では主導権を握られる時間帯もあった日本ですが、今回は序盤から積極的にボールをキープし、MF八久保颯選手、MF小林成豪選手を中心にサイドから果敢にブラジルゴールを攻め立てます。

しかし7分、39分と、2度の小林選手の決定的なチャンスは枠を捉えられず、29分のDF室屋成選手の狙いすましたミドルシュートはバーを叩くなど、どうしてもゴールを決めることができません。前半終了間際にはフリーキックのチャンスを獲得しますが、DF田上大地選手はバーの上。日本が優勢に試合を進めながらも、無得点のまま前半を折り返します。

後半に入ると、日本はディフェンスラインをさらに押し上げてゴールを狙います。56分には、室屋選手からのパスにMF和泉竜司選手がゴール前に飛び込み、相手DFに倒されますが、これはノーファウルの判断となりました。時間が経つにつれて相手のラフプレーが増える中、日本は前線でボールを収めることができず苦しみます。60分には、八久保選手に代えてFWの澤上竜二選手を投入。呉屋選手の1トップから澤上選手を加えた2トップにシステムを変更して突破口を探ります。その直後にはブラジルに立て続けにCKを与えるなど、やや押し込まれる時間帯もありましたが、これはGK福島春樹選手を中心としたディフェンスラインがカバーしました。逆に77分にはFKからDF萩間大樹選手のヘディングシュート、86分には田上選手のロングキックに澤上選手が合わせるなど、惜しいシーン作りますが決めきれずに90分が終了。勝敗は、準決勝と同じく延長戦なしでPK戦に委ねられました。

後攻の日本は呉屋選手、MF長谷川竜也選手、MF松下佳貴選手、室屋選手、MF木本選手までの5人全員が成功。対するブラジルも5人を成功させ、PK戦はサドンデスに突入しました。ブラジルは6人目が成功し、日本のキッカーはフランス戦でPKを失敗してしまった田上選手。しかし今度はきっちりと決めて次につなげます。

ここまで、ブラジルに逆をつかれていたGK福島選手。しかし7人目のキックを読み通りストップすると、自ら次のキッカーを志願します。最後は主将・福島選手が真ん中に力強く蹴りこんで試合終了。日本がPK戦7-6でブラジルを下し、2大会連続の銅メダルを獲得しました。

監督・選手コメント

神川明彦 監督
今日は選手の自主性を信じて、最後の試合なので今までやってきたことをもう一度やろうと伝えました。選手は立ち上がりから最後までがんばってくれたと思います。相手のブラジルは最終ラインをなかなか割らせてくれませんでしたが、チャンスとしてはこちらのほうが作れていたと思うし、内容があったうえでのPK戦での勝利だったと思います。ただ、決定力不足というこのチームの結成以来の課題が克服できず、ブラジルやイタリアといったサッカー王国の牙城を崩すまでにはいたらなかったことは、認めざるを得ないと思います。

福島春樹 選手(専修大)
PK戦で2回連続敗戦することはGKとして屈辱的なことです。イタリア戦では自分は試合に出られないまま負けてしまったので、今日は絶対にPK戦で勝とうと思っていました。PKを蹴る順番は決まっていましたが、サドンデスになった瞬間に、ブラジルのPKを止められたら次は自分がキッカーになろうと思って蹴らせてもらいました。PKは真ん中に思い切り、チームの立ち上げから1年8ケ月の思いを込めて蹴りました。目標は金メダルだったので、準決勝で敗れたことでチーム内でも葛藤がありました。そこで切り替えられるかどうかが重要でしたが、みんなよく切り替えてくれたと思います。その中で獲得した銅メダルなので、本当にうれしいです。

呉屋大翔 選手(関西学院大)
周りからは得点を期待されていたのに大会中はずっと点を取れず、今日の試合もゴールを決めることができませんでした。だからPK戦の順番は志願制となった時に、1番手で蹴ることがせめてもの自分の仕事だと思って立候補しました。ただ、神川監督には「最後、銅メダルを取るときは、お前がゴールを決めて取るように」といわれていたので、それを果たせなかったことがくやしいです。得点できず、この数日は眠れないほど悩みましたが、今後自分がサッカーを続けていく中で必要なことを学ばせてもらったと思っています。改めて、サッカーは広いと感じました。

室屋成 選手(明治大)
大会を通じて、なかなか点の取れない時間帯も多かったのですが、実力的にはもっと圧倒できる試合もあったと思います。自分たちがうまくコントロールできていれば、難しい試合にならず勝てるゲームもありました。ひとつうまくいかないと焦ってしまう場面が多かったので、監督の指示を聞くだけではなく、ピッチ内の選手が判断し、解決することが必要でした。試合の流れやゲームを読む力が、チーム全体としても個人としても足りなかったと思います。

スケジュール

第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)
7月2日(木) 2-1 vs. ユニバーシアードイラン代表(Jeongeup Public Stadium)
7月5日(日) 1-0 vs. ユニバーシアードブラジル代表(Yeonggwang Sportium Football Feild)
7月7日(火) 4-0 vs. ユニバーシアードマレーシア代表(Jeongeup Public Stadium)
7月9日(木) 1-0 準々決勝 vs. ユニバーシアードフランス代表 (Mokpo Football Center Secondary)
7月11日(土) 0-0
PK戦
(1-3)
準決勝 vs. ユニバーシアードイタリア代表 (Yeonggwang Sportium Football Field)
7月13日(月) 0-0
PK戦
(7-6)
3位決定戦  vs. ユニバーシアードブラジル代表 (Naju Public Stadium)
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