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大仁邦彌会長、田嶋幸三副会長、佐々木則夫監督が、「Jヴィレッジ復興サポーター」に就任

2015年07月23日

大仁邦彌会長、田嶋幸三副会長、佐々木則夫監督が、「Jヴィレッジ復興サポーター」に就任

福島県は7月22日、福島市内で記者会見を行い、Jヴィレッジ復興に向けた応援の輪を広げることを目的に「Jヴィレッジ復興サポーター」を設置することを決め、日本サッカー協会(JFA)の大仁邦彌会長、田嶋幸三副会長、そして、なでしこジャパンの佐々木則夫監督に同サポーターを委嘱したことを発表しました。

会見に立った内堀雅雄福島県知事(日本フットボールヴィレッジ代表取締役社長)は、「JFAの関係者をはじめ、Jヴィレッジに思いを馳せてくださる全国の皆さんとともに再生へ進んでいくのが不可欠とし、大仁会長、田嶋副会長、佐々木監督にJヴィレッジ復興サポーターに就任していただいた。とても心強い」と挨拶し、「Jヴィレッジは皆さんの応援を必要としている」と訴えました。

会見には、大仁会長、田嶋副会長、佐々木監督も出席。大仁会長にとってJヴィレッジのある広野・楢葉は、日本フットボールヴィレッジの副社長として6年半生活した土地でもあることから、「復興に強い思いを持っていた」と話し、「内堀知事の強いリーダーシップと東京電力さんのご尽力のもと、Jヴィレッジの復興プランが具体的かつ現実的に動き出したことをありがたく思っている」と述べ、再生に向けて全面的に協力していくことを約束しました。

JFAアカデミー福島の初代スクールマスターを務めた田嶋副会長は、「現在、JFAアカデミーは御殿場で活動しているが、必ず広野、楢葉に戻るという気持ちで準備している」とコメント。「Jヴィレッジは素晴らしいサッカー施設である上に、アカデミーとメディカルセンターを備え、アジア、そして世界的にも優れた機能を持っていた。メディカルセンターはFIFAゴールプログラムの助成を受けてできたものでもある。今回、再生するにあたり、FIFAのサポートを受けられるか考えなければいけない」と、FIFA理事としての考えも述べました。

佐々木監督はJヴィレッジを「聖地」と表現し、「今、Jヴィレッジは原発事故の収束拠点として頑張っているが、再生したらまたサッカーの聖地として利用されるよう、私も微力ながら力を尽くしたい。そして東京オリンピックの時にはJヴィレッジで強化を図り、日本に元気と勇気をもたらしたい」と熱く語りました。

内堀知事によると、2018年7月までにJヴィレッジの一部の施設を再開させ、19年4月までに全面再開する計画を立てており、大仁会長も「東京オリンピックでは予選がないので、長期的・計画的に強化を進められる。

2018年には一部が使用できるとのことなのでタイミングとしてもいい。Jヴィレッジを拠点に強化を図っていきたい」と展望を述べました。

福島県は、大仁会長、田嶋副会長、佐々木監督のJヴィレッジ復興サポーター就任を機に、今後、福島にゆかりのある選手などにも輪を広げ、Jヴィレッジの復興に向けた機運を高めていきたいとしています。

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