高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は、約1カ月の中断期間を経て、11月19日(土)と20日(日)に第20節を開催します。

EAST

11月16日(水)に行われた延期分の第15節で2位の横浜F・マリノスユース（神奈川）が敗れたため、今節、川崎フロンターレU-18（神奈川）の優勝が決まる可能性があります。両者の勝ち点差は7で、横浜FMが勝利し、川崎Fが引き分けか負け、もしくは横浜FMが引き分け、川崎Fが負けると次節の直接対決に持ち越されます。

今節、勝利すれば文句なしで優勝が決まる川崎Fは4位のFC東京U-18（東京）をホームに迎えての一戦です。川崎Fはリーグ中断明けに2連敗を喫しましたが、そこからは3勝2分けと好調を維持しています。対するFC東京は9月から4勝2分けで追い上げてきましたが、前節の大宮アルディージャU18（埼玉）戦で7試合ぶりの黒星。前期の対戦では3-1で川崎Fが制した“多摩川クラシコ”で川崎Fが優勝を決めるか、FC東京が待ったをかけるか、注目が集まります。

首位を追う横浜FMは、青森山田高校（青森）との対戦です。前節の市立船橋高校（千葉）戦は5失点が響き、2-5で敗戦。10月以降の5試合で16失点と守備の安定が求められます。前期の青森山田戦でも、ミスも絡んで0-2で敗れています。まずは良い守備から持ち味の攻撃力を生かして逆転優勝に望みをかけたいところでしょう。対する青森山田はホームラストゲームになります。地元で白星を挙げたいところでしょう。

その他、横浜FCユース（神奈川）と桐生第一高校（群馬）、JFAアカデミー福島U-18（静岡県）と柏レイソルU-18（千葉）、前橋育英高校（群馬）と流通経済大学付属柏高校（千葉）、大宮と市立船橋の対戦が予定されています。

WEST

WESTの優勝争いはまさに混戦状態です。数字上は首位のサガン鳥栖U-18（佐賀）から5位の静岡学園（静岡）まで優勝の可能性があります。

首位の鳥栖はセレッソ大阪U-18（大阪）との一戦です。ここまで首位を快走してきた鳥栖ですが、第18節から延期分の試合を含めた3試合を落として急ブレーキ。前半戦は安定していた守備陣が失点を重ね、直近4試合で12失点と立て直しが急務です。現在プレミアプレーオフ出場圏の10位の対するC大阪はプレミア残留に向けての正念場迎えています。11位のガンバ大阪ユース（大阪）と勝ち点で並んでおり、残り4試合で少しでも勝ち点を上乗せしていきたいところです。

鳥栖を勝ち点1差で追うのはジュビロ磐田U-18（静岡）です。こちらも鳥栖と同様に、第18節と第19節で連敗を喫し、延期分の前節・清水エスパルスユース（静岡）戦で引き分けたものの、今ひとつ波に乗り切れていません。今節は、大逆転優勝にわずかな望みを残している静岡学園との一戦で、厳しい戦いが予想されますが、なんとしても勝ち点3を手にして鳥栖にプレッシャーをかけたいところでしょう。

残留争いも白熱しています。9位のサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）と11位のG大阪の一戦にも注目が集まります。広島は開幕から7試合勝ちなしと苦しい立ち上がりを切り抜け、残留圏内に位置していますが、直近4試合は勝利から遠ざかっています。それでも引き分けで何とか勝ち点を積み重ねており、今節勝利できれば残留もぐっと近づきます。対するG大阪は第19節で首位の鳥栖から3点差をひっくり返す大逆転勝利を収めました。その後、延期となっていた第4節の磐田戦は大差を付けられて敗れましたが、前節の第13節でもC大阪に勝利しています。攻撃陣が爆発すれば逆転での残留にも希望の光が灯ります。

その他、ヴィッセル神戸U-18（兵庫）と履正社高校（大阪）、清水と名古屋グランパスU-18（愛知）、大津高校（熊本）と東福岡高校（福岡）が対戦します。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間：2022年4月2日(土)～2022年12月4日(日)

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