高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022が4月2日(土)に開幕します。今年度から東西共に10チームから12チームに拡大。U-18年代最高峰のリーグ戦はさらに熱を帯びていくでしょう。

EAST

昨年度のEAST王者である青森山田高校（青森）は、市立船橋高校（千葉）とのアウェイゲームで開幕を迎えます。昨年は開幕7連勝でスタートダッシュに成功した青森山田ですが、大幅にメンバーが入れ替わる中でどのようなサッカーをするか注目が集まります。一方、昨年度の市立船橋は最後まで残留争いを強いられ、最終盤に残留を勝ち取りました。高体連の名門同士の一戦はどちらに軍配が上がるでしょうか。

昨年3位の横浜F・マリノスユース（神奈川）と同7位の横浜FCユース（神奈川）の一戦も白熱必至です。昨年度は横浜FMの2戦2勝で終わった“横浜ダービー”ですが、横浜FCもリベンジに燃えていることでしょう。開幕戦ではどちらが勝利を収めるのか注目です。

昇格組がどのような戦いを見せるかも開幕戦の楽しみの一つです。2015年以来の昇格を果たしたJFAアカデミー福島U-18（静岡）はアウェイでのFC東京U-18（東京）に臨みます。昨年度のAC福島はプリンスリーグ東海を2位で終え、プレーオフに進出。神村学園高等部と尚志高校を連破し、7年ぶりのプレミア参入をつかみ取りました。

また、プレミア初参入の川崎フロンターレU-18（神奈川）も楽しみな存在です。ここ数年、プリンスリーグでは常に上位にいながらプレミアリーグ参入を果たせずにいた川崎Fですが、昨年度はプリンスリーグ関東を2位に勝ち点11差を付けて優勝。プレーオフでも阪南大学高校を3-0で下して昇格を決めました。記念すべきプレミア初戦は大宮アルディージャU18（埼玉）との一戦です。

なお、流通経済大学付属柏高校（千葉）対桐生第一高校（群馬）、柏レイソルU-18（千葉）対前橋育英高校（群馬）の2試合はいずれも関係者に新型コロナウイルスの陽性反応が認められたため延期となっています。

WEST

昨シーズン、WESTを制したサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）はホームにジュビロ磐田U-18（静岡）を迎えます。昨年の対戦では広島の1勝1分けだったカードですが、スコアは1-0と0-0という接戦でした。

昨年度EAST2位で最後まで優勝争いを演じた清水エスパルスユース（静岡）は、東福岡高校（福岡）をホームに迎えての一戦です。EASTで毎年のように優勝争いをした清水が戦いの場をWESTに移してどのような戦いを見せるか注目です。

WESTの昇格チームは、履正社高校（大阪）と静岡学園高校（静岡）の2チームです。履正社は2015年以来のプレミアリーグを戦います。開幕戦では昨年5位のサガン鳥栖U-18（佐賀）に挑みます。

初参戦の静岡学園は大津高校（熊本）との一戦。昨年度の全国高校総合体育大会サッカー競技準々決勝でも対戦した両チーム。このときは1-0で静岡学園が勝利しましたが、大津も長年プレミアリーグで戦ってきた意地を見せるでしょう。

その他、名古屋グランパスU-18（愛知）とセレッソ大阪U-18（大阪）、ガンバ大阪ユース（大阪）とヴィッセル神戸U-18（兵庫）の一戦と好カードがめじろ押しの開幕戦。開幕戦で勢いを付けるのはどのチームでしょうか。ぜひともご注目ください。

大会期間：2022年4月2日(土)～2022年12月4日(日)

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