25日(日)に阪南大学高校（大阪）と対戦するアビスパ福岡U-18（福岡）は、昨年から横浜F・マリノスの下部組織でコーチを務めていた小倉裕介監督が就任し、4年ぶりのプレミアリーグ復帰を決めました。

「3位以内」の目標を掲げて臨んだ今シーズンですが、序盤戦は苦しい試合が続きます。開幕から4連敗、いずれの試合も無得点。いきなりU-18年代最高峰の壁にぶち当たりますが、第5節で神戸弘陵学園高校（兵庫）から大森耕次郎選手（MF#8）が待望のプレミア初得点を奪うと、2-1で勝利を収めます。

ここまで1勝4敗で9位に甘んじていますが、小倉監督も「自信を失った選手たちがもう一度奮起できるような内容だった」と振り返る初勝利はチームに好影響を与えているようです。

プレミアリーグ中断期間中には、九州クラブユース選手権が開催され、第41回日本クラブユースサッカー選手権（U-18)大会の出場を決めました。決勝の大分トリニータU-18戦は押し込まれる場面もある中で、粘り強く守って優勝。小倉監督は「攻守においてアグレッシブに戦う自分たちのサッカーでタフに戦えた」と本来の輝きを取り戻した選手たちに胸を張ります。

ここまで5戦で13失点ですが、この中断期間での守備面の改善が見られます。

「（プレミアリーグ序盤戦は）どうしても自信がなくなっている部分があった。終盤に失点してガクッと落ちて、失点が多くなっていると思う。失点は取り消せないが、メンタル面や粘り強さは少しずつ改善されている」（小倉監督）

同じプレミア昇格組の阪南大高との一戦でキーマンとなるのはキャプテンの西洸瑠選手（DF#3）。昨シーズンから試合に出場してきた経験と、持ち前の球際の強さでチームをけん引します。さらに攻守においてボールに関わる仕事をする左サイドの桑原海人選手（MF#15）のプレーにも期待がかかります。粘り強い守備から前線の北島祐二選手（FW#14）や庄司一輝選手（FW#20）といった技術の高い2年生ストライカーに精度の高いクロスやパスが配給できれば、勝利はグッと近づくでしょう。

リーグ再開に際して、小倉監督は選手たちを集め、「僕らの目標は3位。現在は9位で、目標達成は難しいかもしれないけど、ここから勝ち続ければまだ可能性もある。4敗を引きずるのではなく、またフレッシュな状態で、ブレずに目標に向かってやっていこう」と語りかけました。気持ちを新たに、目標に向かう福岡の選手たちが2連勝を目指します。

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監督コメント

小倉裕介 監督
プレミアリーグで3位という目標は簡単ではないことは重々承知していましたが、全くのノーチャンスではありません。阪南大高は今年一緒にプレミアリーグに昇格したチーム。お互いに新鮮に感じる部分や、プレッシャーを感じる部分があると思いますが、そういう中でもタフに戦ってくるという印象があります。そのようなチームと拮抗した中でもしっかり勝利を収めたい。セットプレーも準備してくると思うので、しっかりと対策をして結果を残したいです。

阪南大学高校 vs アビスパ福岡U-18
日時：6月25日(日) 13:00キックオフ
会場：阪南大学高見の里グラウンド
アクセス：●近鉄南大阪線「布忍駅」下車、徒歩10分

プレミアリーグEAST 第6節 6月24日(土)・6月25日(日)

6/24(土)
13:00　清水エスパルスユース vs 鹿島アントラーズユース（エコパスタジアム）
15:00　大宮アルディージャユース vs 市立船橋高校（NTT東日本志木総合グラウンド）
15:30　FC東京U-18 vs 京都サンガF.C. U-18（東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)）
6/25(日)
11:00　青森山田高校 vs 横浜F･マリノスユース（青森山田高校）
17:00　浦和レッドダイヤモンズユース vs 柏レイソルU-18（レッズランド）

プレミアリーグWEST 第6節 6月25日(日)

6/25(日)
11:00　神戸弘陵学園高校 vs セレッソ大阪U-18（みきぼうパークひょうご 第1球技場）
11:00　サンフレッチェ広島F.Cユース vs 米子北高校（吉田サッカー公園）
13:00　阪南大学高校 vs アビスパ福岡U-18（阪南大学高見の里グラウンド）
14:00　ガンバ大阪ユース vs 東福岡高校（OFA万博フットボールセンター）
16:00　大津高校 vs ヴィッセル神戸U-18（宇城アカデミーグランド）

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

2017/4/8(土)～2017/12/10(日)
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