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JFA第30回全日本O-30女子サッカー大会 大会2日目も熱戦続出

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2019年03月18日

JFA第30回全日本O-30女子サッカー大会 大会2日目も熱戦続出

JFA 第30回全日本O-30女子サッカー大会は3月17日(日)、静岡県裾野市の時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで大会2日目を迎えました。この日には、1次ラウンド最終戦と各順位別ノックアウトの準決勝が行われました。

第2戦までを終えて2チームが勝点で並んでいるグループが2つありました。グループCでは、ともに2連勝の広島FCレディース(中国1/広島)と、小平サッカークラブ(関東3/東京)が直接対決。緊張の一戦では、16分までに2本のミドルシュートを決めた広島FCが、前半終了間際にも追加点を挙げ、3-0で勝利しました。グループAでは、勝点4で並んでいたLegame(東海1/三重)と横須賀シーガルズレディース(関東4/神奈川)が、それぞれ最終戦に3-0で勝利。またも勝点で並びましたが、大会初日第2戦を11-0で勝利したLegameが、得失点差でグループ首位通過しました。

グループBでは、2位につけていたおいでやす京都(関西/京都)が、首位の益城ルネサンス熊本FC(九州1/熊本)に3-0と勝利。逆転で1位ノックアウトへの進出を決めました。2連勝していたUILANI FC(関東1/埼玉)は、グループD最終戦でも7-0と快勝し、1位決定戦に進みました。

1位ノックアウトの準決勝では、Legameとおいでやす京都による昨年1回戦の再選が実現。リベンジを狙ったおいでやす京都ですが、ディフェンディングチャンピオンに押されて前半だけで3失点。Legameは後半にも1点を追加し、4-0で勝利しました。Legameの連覇が懸かる決勝は、ここまで4試合で20得点のUILANI FCとの対戦となり、こちらも昨年と同カードになりました。
1次ラウンド最終戦で首位を譲った益城ルネサンス熊本ですが、Legameと今大会初戦で引き分けた横須賀シーガルズレディース(関東4/神奈川)に1-0と勝利して、2位ノックアウト決勝進出を決めました。もう一つの準決勝で4得点した小平サッカークラブと、2位ノックアウトの頂点を争います。

1次ラウンドで勝点4を挙げた東京アルテミスSC(関東2/東京)は、3位ノックアウト準決勝でも4-1と快勝しました。決勝で対戦するのは、高知ユナイテッドSCレディース(四国/高知)に1-0で競り勝って勝ち上がったモゼーラ鹿児島(九州2/鹿児島)です。

今大会初のPK戦にもつれ込んだのが、4位ノックアウトでの鳥取レディース(中国2/鳥取)とFCべにばな(東北1/山形)の対戦です。鳥取のゴールキーパーは試合中にPKを防ぐなど好セーブを見せましたが、PK戦に入るとFCべにばなの守護神が好セーブを披露、勝利を引き寄せました。決勝では岩手選抜(東北2/岩手)に2-1と逆転勝ちした室蘭アイバーズ(北海道)と、決勝で戦います。

大会最終日となる3月18日(月)は、各順位別ノックアウトの決勝と3位決定戦が行われます。参加全チームにとって大会5試合目となるラストゲームでも、最後の最後まで力を振り絞っての熱戦が繰り広げられることでしょう。

選手コメント

山内由希 選手(小平サッカークラブ)
広島FCレディースとの1次ラウンド最終戦では、前半に点を取られ過ぎました。今思えば何かできたような気もしますが、緊張感もあったとはいえ、体が重かったです。がっかりしているし悔しいけれども、真剣勝負ができるというのは貴重なことです。普段は都リーグでプレーしていますが、O-30としての活動では、やはりこの大会が一番の目標です。サッカーが好きだし、このチームがすごく楽しいので、最終日の試合も頑張ります。

高橋優子 選手(東京アルテミスSC)
ASエルフェン埼玉で一緒にプレーしていた笠嶋由恵選手に誘っていただき、今季からこのチームに入りました。この大会はレベルが高いし、宮本ともみさんや大谷未央さんといった憧れの選手も出場されていると聞いて、本当にワクワクしていました。今日もLリーグでプレーしていた方と再戦できてうれしかったし、燃えました。このチームは平均年齢が高いのですが、先輩方の頑張りを見ると、私ももっと動かなければと思わされます。それに本当に雰囲気が良くて、自由にやっていいと言ってくれるので、準決勝でのハットトリックも皆の得点だと思っています。最後の試合でも、一番良い結果を残せるように頑張ります。

五十嵐あゆ子 選手(FCべにばな)
山形県での女性選手の登録率は高いらしいのですが、社会人選手が少なく、チームづくりに非常に困っています。全国大会に出られる高校も少ないので、勝つ喜びを忘れてしまうのか…。でも、こういう場所に来ると、勝っても負けても楽しいです。この大会はいつも楽しみにしているので、そういう思いを少しでも見せられたら、と思っています。最終日には、「久しぶりにサッカーをしたい」と、元日本代表の大谷未央さんも合流する予定です。山形の学生にも楽しさが伝わるよう、最終日も頑張りたいです。

吉田優美 選手(おいでやす京都)
昨年敗れたLegameとは決勝で当たりたかったという思いもありますが、いずれはどこかで戦わないといけない相手だと思っていました。私たちも去年よりレベルアップしてきたつもりだったのですが、相手もさらにパワーアップしていましたね。皆で「もう一度、忘れ物を取り戻しにいこう」と言っていたので、悔しいです。この大会全体も、すごくレベルが向上していると感じます。サッカーの質が上がっていて、勝負としては厳しくなるけれど、さらにサッカーが楽しくなります。この年齢になっても、悔しさを感じながら本気でプレーできるというのは、ありがたいことだと思います。

2日目ゴール集

大会期間:2019年3月16日(土)~2019年3月18日(月)
大会会場:静岡県時之栖スポーツセンター裾野グラウンド

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