FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016は、12月11日（日）に市立吹田サッカースタジアムで1回戦の2試合を行います。この試合に向けて10日（土）には前日会見が行われました。

第1試合では、全北現代モータース（韓国／アジア代表）とクラブ・アメリカ（メキシコ／北中米カリブ海代表）が対戦します。10年ぶりにクラブワールドカップの舞台に戻ってきた全北現代は、そのときも1回戦でクラブ・アメリカと対戦しています。その試合ではクラブ・アメリカに0-1で敗れた全北現代ですが、チェ・ガンヒ監督は「お互いに10年前から発展していると思いますが、私たちはより強くなりました」と、雪辱に自信を見せます。

対するクラブ・アメリカのリカルド・ラ・ボルペ監督は、「メキシコのサッカーが、国際的にどれくらいの位置にあるかを証明しに来ました」と、意気込みます。2大会連続3度目の出場となるクラブ・アメリカは、今年クラブ創立100周年を迎えました。記念すべき1年を最高の結果で飾るために、まずは準決勝進出を目指します。

第2試合では、アフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ（南アフリカ）と開幕戦を制した鹿島アントラーズ（開催国代表）が対戦します。

マメロディ・サンダウンズは初めてCAFチャンピオンズリーグを優勝し、クラブワールドカップの舞台に出場します。南アフリカで過去7度のリーグ優勝を誇るチームを率いるピツォ・モシマネ監督は「南アフリカのクラブとして初めてクラブワールドカップに出場しますが、私たちは南アフリカだけではなく、アフリカ大陸を背負って来ています。大きな責任があるのです」と、必勝を誓いました。

一方の鹿島は、オークランド・シティーFC（ニュージーランド／オセアニア代表）戦から中2日で準々決勝を迎えます。初戦で途中出場した選手がゴールを挙げる劇的な逆転勝利を収めましたが、内容に満足はしていません。石井正忠監督は「前回よりもアグレッシブに試合に入っていければと思っています」と、初戦からの修正を誓いました。

第1試合は16時に、第2試合は19時半にキックオフを迎えます。ベスト4に進出するチームがどこになるか注目です。

監督・選手コメント

チェ・ガンヒ 監督（全北現代モータース）
選手たちはプライドを持ってこの大会に向けて準備をしてきました。良い結果が出ることを期待しています。相手の分析は済ませてあります。個人の能力が高い選手が多いですが、サッカーで大事なのはチームで戦うこと。引き下がらずに、自分たちのプレーをすることが重要でしょう。明日の試合で最も重要になるのはプレッシングをどれだけ保てるか。私たちはアジアチャンピオンズリーグも含め、多くの試合をしてきました。試合中に攻撃の素晴らしい相手に対応できれば、良いゲームができるはずです。

オリベ・ペラルタ 選手（クラブ・アメリカ）
チームは非常に良い状態です。昨年を上回る結果を残したいですし、リベンジに飢えていると言っていいでしょう。私たちは昨年の大会で敗れるという経験をしました。ゲームをうまくマネジメントすることができずに敗れましたが、今年はその経験があるので、どうすれば勝てるかが分かっています。明日の試合に勝って次のステージに進むことで、現在のメキシコのサッカーがどれだけレベルが上がったかを示したいと思います。

ピツォ・モシマネ 監督（マメロディ・サンダウンズ）
来日して2日になります。ほとんどのことがうまくいっていますが、唯一の問題は時差です。だんだん慣れてきていますが、今も2人の選手が調整をしています。鹿島アントラーズの試合は4試合見ましたが、非常に強いメンタリティーを持ったチームで、アフリカのチームとは違う、よりヨーロッパに近い戦い方をしてくると感じました。私たちはパスをするだけではなく、相手を突破できないと感じたら個人の力にも頼ります。日本、そして世界のサッカー界に、南アフリカはこれだけのレベルがあるぞということを示したいと思います。

永木亮太 選手（鹿島アントラーズ）
トーナメントなので、明日の試合に勝つことだけしか考えていません。今日の練習でも良い準備ができましたし、これからしっかり準備をして、明日の試合に臨みたいと思っています。中2日でどうしても体に疲れはありますが、メディカルスタッフの力を借りながら、一番良いコンディションで試合に臨めるようにしたいと思います。中2日ということを言い訳にしたくありませんし、みんなもそういう気持ちだと思います。

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2016年12月8日(木)～12月18日(日)
神奈川県／横浜国際総合競技場
大阪府／市立吹田サッカースタジアム

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