第1回全日本ユース（U-18）フットサル大会 presented by BallBallは29日（金）に大会2日目を迎え、1次ラウンド12試合を開催して決勝ラウンドに進む8チームが出そろいました。

4グループともに、3連勝を飾った名古屋オーシャンズU-18（東海1／愛知）、サンクFCくりやまU−18（北海道1）、野洲高サッカー部（関西2／滋賀）、帝京長岡高サッカー部（北信越／新潟）が1位通過を決める一方で、2位争いは混戦を極めました。

グループAでは、宮崎工業高サッカー部（九州2／宮崎）、聖和学園FC（東北1／宮城）、FC幕張（関東2／千葉）が三つ巴の戦いを展開。3試合を終えて勝点3となったFC幕張が見守る中、勝点3の宮崎工業と勝点0の聖和FCが直接対決を迎えました。宮崎工業は勝利か引き分け、聖和FCは3点差以上での勝利が1次ラウンド突破の条件となり、それ以外の場合はFC幕張が抜けるという状況で、聖和FCが前半に3点を奪取。後半は宮崎工業が攻勢を強めましたが、聖和FCが逃げ切って決勝ラウンドへの切符をつかみました。

グループCの藤井学園寒川高サッカー部（四国／香川）と聖和学園SC（東北2／宮城）の2位争いも緊迫した戦いとなりました。互いに譲らないシーソーゲームとなり、前半は聖和SCが1点リードで折り返します。しかし後半開始早々に同点とした寒川がペースをつかんで逆転すると、さらに2点を追加。6-4で寒川が勝利を収めました。この試合で5点を決めた寒川の児玉直樹選手は、1次ラウンド3試合で12得点を挙げるなど、高い決定力を示していました。

このほか、グループBの作陽高（中国／岡山）、グループDのクラーク記念国際高（関西1／兵庫）も激しい戦いを制し、2位でベスト8入りを果たしました。大会3日目の30日（土）は準々決勝・準決勝を実施し、いよいよファイナリストが決まります。

監督・選手コメント

北野聖夜 選手（名古屋オーシャンズU-18）
今日のFC幕張戦は失点をせず、守備面の課題が修正できました。サッカー部チームとの対戦は相手の守備のやり方が違い、難しい面はありますが、自分たちのペースでボールを回すというオーシャンズらしい戦いができました。決勝ラウンドでも全員で力を合わせ、しっかりとボールを回して良いタイミングで得点できれば、優勝を狙えると思います。フットサルチームとして、僕たちは優勝しないといけない立場にあると思っています。

石原勇樹 選手（聖和学園FC）
2連敗していましたが、最終戦は3点差以上の勝利で勝ち上がれる状況でした。自分たちが3年間貫いてきた個人技を信じて、チーム全員でやっていこうと気合いを入れて臨みました。スタンドで見守ってくれた父兄やチームメートの声援、そしてコーチの方々の指導があって今大会に出場することができ、決勝ラウンドに進めることになりました。支えてくれる全ての方に感謝して、次の試合に臨みたいと思います。

児玉直樹 選手（藤井学園寒川高校サッカー部）
聖和学園SCとの最終戦は、失点してしまいそうな危ない場面がたくさんありましたが、GKの好セーブに助けられました。良いところで得点できたことで勝利することができました。僕たちは普段のトレーニングにもフットサルを取り入れていますが、「体の強さやテクニックでは負けたくない」という気持ちが多くのゴールに結び付いたのかなと思います。もちろん頂点に立ちたいですし、個人的にも得点王を狙っていきます。

植村尚矢 監督（野洲高校サッカー部）
1次ラウンドの3試合で、帯同しているメンバー全員が出場し、それぞれの選手が一生懸命戦ってくれました。結果的に3連勝できて良かったです。決勝ラウンドでは普段からフットサルをやっているチームと対戦しますが、選手とも「そういうチームに、パスとドリブルに特長を持つ野洲のスタイルで打ち勝ち、優勝したい」と話しています。そのスタイルを最後まで貫き通して戦いたいと思います。

JFA-TV

第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会presented by BallBall

2014年8月28日(木)～8月31日(日)
東京/大田区総合体育館、墨田区総合体育館
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