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【ホットピ!~HotTopic~】高校女子サッカー部日本一を懸けた戦い~第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2025年12月19日

【ホットピ!~HotTopic~】高校女子サッカー部日本一を懸けた戦い~第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

高校女子サッカー部の日本一を決する第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会が12月29日(月)に開幕します。

本大会は昨年度から規模を拡大し、今大会も47都道府県協会から選出された47チームに配慮5枠(宮城県、東京都、静岡県、大阪府、兵庫県)の各1チームを加えた計52チームが出場します(第35回大会以降は48チームが出場)。

前人未到の4連覇成るか。阻止するチームが現れるか

前回大会で大会史上初の3連覇を達成した藤枝順心高校(静岡県第2代表)は、今大会でも22大会連続22回目の出場を決めました。その前回王者を県予選決勝で破ったのが、AC長野パルセイロ・レディースへの加入が内定した松浦芽育子選手を擁する常葉大学附属橘高校 (静岡県第1代表)。これにより、シードされた常葉大橘高は2回戦から今大会に参戦。前人未到の4連覇を目指す藤枝順心高は、1回戦で鎮西学院高校(長崎県)と対戦します。

前回大会、藤枝順心高が史上初の大会3連覇を達成。今大会でその記録を更新できるか

前回大会準優勝の神村学園高等部(鹿児島県)や、今年度の全国高等学校総合体育大会で優勝した大商学園高校(大阪府第1代表)のほか、本大会の優勝経験を持つ聖和学園高校(宮城県第1代表)、十文字高校(東京都第1代表)、日ノ本学園高校(兵庫県第1代表)なども2回戦から出場。前回大会で初のベスト8進出を果たした秀岳館高校(熊本県)と佐久長聖高校(長野県)も2回戦からの参戦が決定しました。

1回戦でも実力校同士が多数対戦します。第27回大会で優勝した星槎国際高校湘南(神奈川県)は、前々回大会でベスト4の大阪学芸高校(大阪府第2代表)と激突。5度の優勝を誇る常盤木学園高校(宮城県第2代表)は、修徳高校(東京都第2代表)と対峙します。

世界を経験した選手も出場。フレッシュな組み合わせも

今大会には世界の舞台を経験した選手たちも出場予定です。U-17日本女子代表の一員としてFIFA U-17女子ワールドカップモロッコ2025に出場し、ベスト8に貢献した、十文字高の根鈴花李選手、佐藤色選手、日本航空高校(山梨県)の佐藤愛真選手、高知高校(高知県)の大野羽愛選手は、各校を代表するスター候補プレーヤーです。鳥取城北高校(鳥取県)と対戦する開志学園JSC高等部(新潟県)のキャプテン・坂田湖琳選手は、WEリーグのアルビレックス新潟レディースへの加入が内定しており、高校生活最後の大会に臨みます。

FIFA U-17女子ワールドカップモロッコ2025に出場した選手たちも今大会に出場予定(写真は根鈴選手)

初出場は、富山第一高校(富山県)、近畿大学附属和歌山高校(和歌山県)、益田東高校(島根県)、那覇高校(沖縄県)の4チーム。富山第一高は県大会決勝で、2-2で迎えた試合終了間際に逆転ゴールを決め、出場権をつかみ取りました。近大和歌山高は、スコアレスのままPK戦に突入した県大会決勝をPK5-4で制しました。益田東高も接戦を勝ち抜き、創部3年目ながら全国大会の出場権を獲得。那覇高は村田夢采選手のハットトリックなどで名護高校を4-2で破り、本大会出場を決めました。そして、11月25日(火)に行われた組み合わせ抽選の結果、1回戦で富山第一高と近大和歌山高、益田東高と那覇高の対戦が決定。初出場同士のフレッシュな2試合が組まれました。

今大会は兵庫県各地で行われ、2026年1月11日(日)の決勝は、7大会ぶりに神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で開催されます。

大会規模の拡大により多くの選手、チームが全国の舞台を経験している

大会公式アンバサダーメッセージ

大会史上初の公式アンバサダーに、なでしこジャパンのキャプテンである長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)が就任しました。長谷川選手は、前回大会出場全選手を対象としたアンケートで、日本女子サッカー選手の中で「最も好きな日本人選手」として最多票を集めました。そこで、日本女子サッカーをけん引する存在とも言える長谷川選手に、自身の高校時代を回想してもらいながら、本大会の印象や大会出場選手へのメッセージを伺いました。

――高校時代はどのようなことを意識してプレーしていましたか。

当時所属していた日テレ・メニーナ(現、日テレ・東京ヴェルディメニーナ)は、高校生の高学年になるとトップチームの日テレ・ベレーザ(現、日テレ・東京ヴェルディベレーザ)でのプレーが主になる選手が多いので、私は高1のときにメニーナで一番年上という状況でした。私は中学時代から考えてプレーすることを心掛けていましたが、戦術や選手の立ち位置などを深く考えてプレーするようになったのは、チームを引っ張っていく立場になった高1のときからだったと思います。がむしゃらに手を抜かずプレーするのはもちろん、ポジショニングや賢いプレーなどを年下のチームメートに見せて、常に「自分が一番できる」というところを示そうと考えていました。

――そういった向上心が現在の活躍にもつながっているのかもしれません。

なでしこジャパンに選ばれたときも、その意識は同じでした。自分が何か一つ違いを見せたり、良い流れをつくったり、結果で示すことを意識していたので、それはやっぱり高校年代にチーム全体を引っ張る経験をしていたからだと思います。

――本大会について、どのようなイメージをお持ちですか。

高校女子選手権をテレビで見ていると、大会に懸ける選手たちの熱い思いを感じます。応援している人たちの表情を見ても、この大会がいろいろな人たちにとって大きな目標になっていることが分かりますし、特に高3の選手にとってはすごく大きな舞台なんだと伝わってきます。

――今大会に出場する選手にメッセージをお願いします。

今大会に向けて準備してきたものを惜しみなく発揮して、悔いがないようにピッチ上で全てを出し切ってください。今大会で感じた喜びも悔しさも、必ず次につながると思うので、ぜひ大会を楽しんでほしいと思います。負けたら終わりの大会で楽しむのは難しいように思えますが、何で自分がサッカーを続けているのかと立ち返れば、絶対にサッカーが楽しいからですよね。選手の皆さんにはそこを見失わないでほしいと思います。

大会史上初の公式アンバサダーに就任した長谷川唯選手

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