FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016の準決勝第2試合が12月15日(木)に横浜国際総合競技場で行われます。準決勝には、いよいよヨーロッパ代表のレアル・マドリード（スペイン）が登場。準々決勝を勝ち上がったクラブ・アメリカ（メキシコ／北中米カリブ海代表）と戦います。

2大会ぶりの出場となるレアルはジネディーヌ・ジダン監督のもと、2度目の世界一を目指します。負傷離脱中のガレス・ベイル選手を欠くものの、エースのクリスティアーノ・ロナウド選手やカリム・ベンゼマ選手、トニ・クロース選手など各国のスター選手がそろう豪華なメンバーです。また、今回は公式戦の無敗記録を継続している中での来日となり、チーム状態も良好です。前日会見に臨んだカゼミーロ選手は「私たちにとってこの大会はとても重要。1年を締めくくる良い大会にしたい」と意気込んでいます。

初対戦となるクラブ・アメリカについて、ジダン監督は「メキシコのサッカーはよく知っているし、才能を持った選手が多い」とコメント。「そうした相手にわれわれは苦しめられると思う。非常に難しい試合になると思うが頑張りたい」と語りました。

クラブ・アメリカは準々決勝で全北現代モータース（韓国／アジア代表）に逆転勝利を収め、2006年大会以来の準決勝進出を果たしました。当時はスペインのリーガ・エスパニョーラでレアルと双璧をなすFCバルセロナに敗れており、10年越しの快挙を狙います。

キャプテンのルーベンス・サンブエサ選手は「私たちは準決勝で強力なライバルと戦えることを喜んでいる。チームの状態も良いし、モチベーションも高いので、すばらしいチームを前に堂々と戦っていきたい」と気合い十分です。また、リカルド・ラ・ボルペ監督は「攻守両面での頭脳的なプレー」をポイントに挙げ、「相手は個人技に優れた選手が多いのでスペースを与えないようにしたい。そしてアグレッシブに攻撃的に戦っていきたい。強いチームだが、小さなミスはあると思うので、そこをチャンスとして生かしていきたい」と戦術的な狙いを口にしました。

決勝戦に駒を進めるのはどちらのチームか。試合は19時30分キックオフです。

監督・選手コメント

ジネディーヌ・ジダン 監督（レアル・マドリード）
長旅で疲れもありましたが、2日間で回復し、明日の試合に向けて準備は万全です。この3日間で対戦相手のことをいろいろと研究してきました。自分たちとしてはクオリティーの高い試合を見せたいと思いますが、戦わなければいけませんし、良いプレーをしなければ決勝には進めません。それは私も選手も分かっています。われわれにとっては大切なタイトルですし、目の前の試合に集中して勝つというのが自分たちの使命です。明日は勝利を収めて、決勝に勝ち残りたいと思います。

カゼミーロ 選手（レアル・マドリード）
私たちにとっては非常に大事な試合です。レアル・マドリードは必ず勝たなければいけません。ファンの皆さんも歓迎してくれていますので、私たちはこの試合に集中しています。私自身、最近試合に出ましたし、コンディションも良好です。監督次第ですが、明日は良いプレーをしたいと思います。今年は良い成績でここまできたので、いつもと同じようにプレーし、自分たちのサッカーをしたいと考えています。

リカルド・ラ・ボルペ 監督（クラブ・アメリカ）
この試合は重要なチャレンジだと思っています。相手は多くの素晴らしい選手がそろっていますし、非常に強い相手です。しかし、われわれにも自分たちの武器があります。そしてチームとして良いプレーをしていますし、クオリティーの高い選手がそろっています。レアルは歴史あるクラブで、世界的にも名が知られていて、この試合も注目を浴びると思いますが、出来る限り自分たちの力を出して戦いたいと思っています。

ルーベンス・サンブエサ 選手（クラブ・アメリカ）
ここに来るまで長い道のりでしたし、明日はヨーロッパの一番強いチームと対戦するわけですから、重要な試合だと位置付けています。私たちのチームにも代表でプレーするような素晴らしい選手がいます。また、チームとしてさまざまな武器を持っていますので、相手を苦しませ、歴史を築きたいと思います。個人的には試合を楽しみながら、自分が見せられるベストなプレー、そしてチームのためになるプレーをしていきたいと思います。

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2016年12月8日(木)～12月18日(日)
神奈川県／横浜国際総合競技場
大阪府／市立吹田サッカースタジアム

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