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日本一を目指す戦いが開幕!FC岐阜が新潟医療福祉大学との好ゲームを制して2回戦進出 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

2023年05月21日

日本一を目指す戦いが開幕!FC岐阜が新潟医療福祉大学との好ゲームを制して2回戦進出 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会は5月20日(土)に開幕し、全国各地で1回戦7試合が行われました。

ピックアップマッチ

FC岐阜 2-1(前半0-0、後半2-1)新潟医療福祉大学

岐阜メモリアルセンター長良川球技メドウでは、FC岐阜(岐阜県代表)と新潟医療福祉大学(新潟県代表)が対戦しました。立ち上がりは両チームともに出方を伺う慎重な展開になりました。シンプルなロングボールを使い、リスクをかけずにゴールを狙います。

10分ほどが過ぎると、岐阜がボールを保持して試合をコントロールする展開になりました。新潟医療福祉大学は我慢の時間が続きましたが、20分にこの日最初の決定機。スローインから吉田晃盛選手が抜け出し、GKと1対1のチャンスを迎えます。茂木秀選手のビッグセーブに阻まれましたが、ここから試合の流れは新潟医療福祉大学に傾いていきます。

新潟医療福祉大学は岐阜の組み立てに対応し、ショートカウンターが決まり始めます。23分にはここまで見られなかった左サイドのコンビネーションからクロスボールを上げるシーンをつくったり、CKからシュートチャンスが生まれたりと、ゴールに近いプレーも増加していきました。

37分にはボール奪取から松本天夢選手がスルーパスを送り、田中翔太選手がフリーで抜け出します。先制のビッグチャンスでしたが、シュートがミートせず枠の外に外れました。39分にも、ショートカウンターから吉田選手が惜しいミドルシュート。これもネットを揺らすことはできず、0-0で前半を終えます。

後半も立ち上がりから激しい球際の攻防が続き、こう着した展開となります。試合が動いたのは71分、プレスを受けた新潟医療福祉大学がGKまでボールを下げると、ンドカ チャールス選手が猛烈なチェイス。ロングボールを蹴る瞬間にブロックに入り、ンドカ選手に当たったボールがゴールネットに吸い込まれました。

その後は優位に立った岐阜がボールを保持し、時計の針を進めていきます。しかし85分、新潟医療福祉大学が同点に追い付きます。田中選手が中央で起点をつくり、松本選手がエリア内でドリブル。1人をかわしてライン際からクロスボールを送り込むと、松谷昂輝選手が頭で合わせ、試合を振り出しに戻しました。

このまま延長戦かと思われた88分、岐阜は高い位置でスローインを得ると、宇賀神友弥選手のスローインからンドカ選手がロングボールをゴール前へ送ります。ゴール前の混戦から藤岡浩介選手が振り抜き、DFに当たったボールがゴールへ。劇的な勝ち越しゴールが決まり、このまま2-1で試合終了を迎えました。

監督・選手コメント

上野優作 監督(FC岐阜)
次のラウンドに進めたことが一番の収穫です。交代で入った選手がゴールを決めたこともポジティブで、FC岐阜全体で勝っていくというところを見せることができたと思います。ただ内容に関しては、特に前半でボールを動かして前に進むということがうまくいきませんでした。新潟医療福祉大学には力強い選手もいますし、テクニカルな選手もいます。スカウティングどおり、しっかり戦わなければゲームを持っていかれると話をしていて、まさにそういう展開だったと思います。

藤岡浩介 選手(FC岐阜)
前半はミスも多く、単純なミスで相手の勢いに飲まれる場面が多かったと思います。僕は後半からスタートしたのですが、代わった選手が流れを変えて、得点もできました。チーム全員で勝った試合だったと思います。ゴールの場面は(田中)順也くんが僕の前に落としてくれて、しっかり振り抜くことができました。決めないといけない場面だったので、しっかり決められて良かったです。(2回戦の相手)清水エスパルスに勝てる力は僕たちにもあると思いますし、自分たちのサッカーをして勝ちにいきたいと思います。

佐熊裕和 監督(新潟医療福祉大学)
ここで勝ち切れなかったのは、反省材料としてチームで共有していきたいです。惜しい試合ではありましたが、しっかりとこの負けを受け止めて、次のゲームに臨んでいきたいと思っています。ボールを持たれてバタバタするのではなくて、逆に持たせておいてカウンター、という意図を全体で共有していました。致命傷になるところだけ消しておけば、という形でトレーニングもしてきました。やってきたことはできていたと思います。

沼田航征 選手(新潟医療福祉大学)
自分たちは2回戦突破を目標にやってきました。この1回戦にすべてを懸けて準備をしてきましたし、そういう気持ちで臨みました。少しの差でこうやって負けてしまうのは、自分たちの力不足です。きれいな形でやられたわけではないですけど、泥臭く競って、そのこぼれ球をやられてしまうというのは、日頃の経験や準備の差だと思います。少しの差をもっと埋めて、追い越せるように毎日やっていきたいです。

【1回戦】5月20日(土)、21日(日)[予備日:5月22日(月)]
【2回戦】6月7日(水)、14日(水)、21日(水)
【3回戦】7月12日(水)[予備日:7月19日(水)、26日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月2日(水)[予備日:8月9日(水)]
【準々決勝】8月30日(水)[予備日:9月13日(水)]
【準決勝】10月8日(日)
【決勝】12月9日(土)

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