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横浜FMが磐田との接戦を制し、2年連続の準決勝進出 第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会

2017年10月26日

横浜FMが磐田との接戦を制し、2年連続の準決勝進出 第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会は10月25日(水)、準々決勝4試合が行われました。

ピックアップマッチ

横浜F・マリノス(J1) 1-0(前半0-0、後半1-0)ジュビロ磐田(J1)

ニッパツ三ツ沢球技場では、横浜F・マリノス(J1)とジュビロ磐田(J1)が対戦しました。冷たい雨が降る中のキックオフとなりましたが、スタンドには1万人近いファンが駆けつけました。

序盤に攻勢に出たのは、磐田でした。選手が密接に関わり合いながらボールを動かし、横浜FMゴールへと迫ります。さらには11分に昨シーズンまで横浜FMでプレーした中村俊輔選手が蹴ったCK、その2分後には同じく左利きの上田康太選手が直接ゴールを狙ったFKと、セットプレーでも横浜FMを脅かしました。中村俊輔選手は前半終了直前、約40メートルの距離からのFKでも、直接ゴールを狙います。この弾道は枠を捉えましたが、惜しくもGKに弾き出されました。

対する横浜FMは、まずは守りを安定させて、速い攻撃を狙います。1トップに入った富樫敬真選手が左右のスペースに流れ、前田直輝選手もトップ下から飛び出すなどして、ボールを引き出すことを狙いました。また、右サイドで存在感を見せていたのが遠藤渓太選手。タッチライン際で飛び出してボールを呼び込めば果敢に個人で仕掛け、さらには中央にも入って積極的にプレーに関わろうとし、こぼれ球を拾ってFKを奪う場面も目立ちました。

両チーム無得点で終えた前半にも8本のシュートを打っていた磐田は、後半開始早々にも積極的なミドルシュートと、そのこぼれ球をたたいた上田選手の一撃など、攻めの意識を打ち出します。60分には、ゴール前に打ち込んだ縦パスのリターンを中村俊輔選手がチップキックで狙いますが、これはゴールのわずか上に外れました。

横浜FMは、速い攻撃に加えてダビド・バブンスキー選手のドリブルなど、個人の仕掛けも目立ち始めます。52分にはクロスから磐田ゴール前に混乱を引き起こし、54分には栗原勇蔵選手がCKをフリーで合わせる場面もありました。両チームとも、時間が進むにつれて、相手ゴール前にボールを入れる場面が増えていきました。

76分に太田吉彰選手を投入した磐田に続き、横浜FMも80分には2枚同時に交代カードを切ります。すると、その1分後に試合が動きました。左サイドでボールを持ったバブンスキー選手は、中央へ動きながら逆サイドへと大きく展開。これを遠藤選手がゴール右で直接折り返すと、中央に走り込んでいた交代出場の伊藤翔選手には届かなかったものの、磐田DFに当たってゴールとなりました。「速いボールを入れれば、芝生も濡れていたし、何か起こるかなと思って入れたクロス」という遠藤選手の思惑が見事に当たりました。

磐田は最後の交代枠を使って反撃に出て、横浜FMも慎重に戦いつつもチャンスをうかがいます。互いにクロスバーをたたくシュートを放つなど見どころをつくりながらも、ゴールネットは揺れず。1-0で勝利した横浜FMが、2年連続のベスト4進出を果たしました。

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準々決勝4試合の結果、12月23日(土)に行われる準決勝は、ヴィッセル神戸(J1)とセレッソ大阪(J1)、横浜FMと柏レイソル(J1)という顔合わせになりました。

監督・選手コメント

エリク・モンバエルツ 監督(横浜F・マリノス)
前半は両チームとも守備が機能していて、堅いゲームだったと思います。我々は展開のスピードが足りませんでした。何度かセットプレーで良いチャンスがあったのですが、これも決められませんでした。ハーフタイムには、もっとアグレッシブに球際で強さを出すことを要求しました。選手はそれをよく実行してくれたと思います。走るスピードやデュエルの強さ、切り替えのインテンシティーも非常に強いものを出してくれました。それで磐田のブロックを下げることができて、チャンスにつなげられました。素晴らしい勝利だったと思います。

DF #4 栗原勇蔵 選手(横浜F・マリノス)
うちのチームは守備から入るのですが、普段と違うメンバーが出ると、選手同士の距離感などが難しくなります。今日は普段出ている選手も多かったので、守りやすかったです。最後まで集中して守れたからこそ、こういう結果になったのかなと思います。中村俊輔選手との対戦も、楽しかったです。普段は独り言なんて言わないのに、思わず「うまい」と言ってしまうほど、相変わらずうまかったです。また、久々に(先発で)試合に出たということもあり、楽しかったですね。本当に難しいのはここからだということは、僕らがよく分かっています。また決勝に行けるように頑張ります。

名波浩 監督(ジュビロ磐田)
失点するまでは、明らかに我々のゲームでした。両サイドの守備の連動、サイドが変わった後の攻撃のダイナミックさが出て、崩し、ゴール前、アタッキングサードに入った後の顔出しも非常に良かった。選手たちにもそう言いました。枠内へのシュートが非常に少なかったことが大きな課題かなと思います。マリノスは最後のところで体を投げ出してくるので、丁寧に打ち切らなければ、ゴールをこじ開けることは難しいです。選手には、「マリノスには連敗しているので、日曜日(のリーグ戦での対戦)に借りを返そう」と伝えました。

MF #10 中村俊輔 選手(ジュビロ磐田)
ゲームへの入り方はすごく良かったので、シュートの質がもう少し上がり、そこで点を入れられれば良かったです。ただ、負けたとはいえ、ジュビロとして得たものは大きいと思います。普段出られない選手が躍動していましたし、若い選手もすごく成長していることが分かりました。いろいろと難しい時期に入っていきますが、ジュビロというチームとして一人ひとり何ができるかということを今日は示せました。こういう試合をする方が、ジュビロとしては前に進めると思います。

その他試合結果

ヴィッセル神戸(J1) 1-1(前半0-0、後半1-1、延前0-0、延後0-0、PK:5-4) 鹿島アントラーズ(J1)
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セレッソ大阪(J1) 2-0(前半1-0、後半1-0) 大宮アルディージャ(J1)
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川崎フロンターレ(J1) 0-1(前半0-0、後半0-1) 柏レイソル(J1)
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【1回戦】4月22日(土)、23日(日)
【2回戦】6月21日(水)
【3回戦】7月12日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月20日(水)
【準々決勝】10月25日(水) 
【準決勝】12月23日(土・祝) 
【決勝】2018年1月1日(月・祝)

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