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JFAファミリーフットサルフェスティバル2009 with KIRIN スペシャルステージ in 長野 2月21日に松本市総合体育館で開催

2010年02月26日

JFAファミリーフットサルフェスティバル2009 with KIRIN スペシャルステージ in 長野 2月21日に松本市総合体育館で開催

 「JFAファミリーフットサルフェスティバル2009 with KIRIN スペシャルステージ in 長野」が2月21日、長野・松本市総合体育館で行われた。外にはまだ雪が残っていたが、体育館内は熱気でムンムン。親子や仲間たちとゲームやフットサル教室を楽しんだ。

ファミリー賞

 どの顔も喜びに満ちあふれていた。この大会は勝ち負けはともかくとして、いかに家族や仲間たちとフットサルを楽しんでいるかにポイントが置かれている。表彰式が終わり大人たちが喜んでいる横で、最年少の金子姫和(ひより)ちゃんはウトウトとまどろんでいた。
 チームは岡谷市と諏訪市に住む運送会社の知り合い3家族、11人でエントリーした。大人が4人、中・高生が3人、小学生1人、幼稚園児3人とバラエティーに富んでいる。午前中は3家族で試合に臨んだが、午後は大越樹君(17)、椋君(15)、胡桃さん(13)が受験や試験のために、リタイアした。代表者の橋本茂紀さん(40)は「きょうはみんなで楽しめたらいいなと思っていました。狙い通りにできました」と振り返った。
 橋本さんは会社に入ってからサッカーを始め、フットサル歴は5~6年。チームの中では最も力が入っていた。もう一人の金子康明さん(41)は社会人時代にアメリカンフットボールやバドミントンで活躍し、野球も得意と何でもござれのスポーツマン。金子家はどちらかというと野球が中心で、それぞれの家族は対照的だった。
 合同練習は一切なしで、大会の時だけ集まる。子どもたちはたまにサッカー教室に参加したりしている。奥さん二人もこの日はキーパーやフィールドプレーヤーとして出場。それぞれが持ち味を発揮し全員で獲得したうれしい賞となった。

フットサル賞

 チームの結成は2~3年前で、この大会には2度目の出場だった。前回は2チームで参加したが、今回は1チームに絞った。最近では昨年12月の大会にも出場している。メンバー構成は2家族プラス助っ人の高校生の9人。佐久市在住で子ども同士も家族も仲良しだという。
 小林元悦代表(44)は「こどもたちはスポーツ少年団員と出身者で常に練習をしていますが、大人たちはぶっつけ本番でした」と話した。原英樹さん(44)は「子どもと一緒に楽しむのが第一の目的でした。さらに大人たちにとっては運動不足の解消の狙いもありました」と笑った。
 試合が始まると子どもたちは縦横無尽に動き回ったが、大人の動きはいまひとつ。「足が動かない」「きつい」「メンバーチェンジして!」と運動不足を痛感した様子だった。成績は2勝1敗。全3試合が終わった後はスッキリしたようで「きつかったけどとても楽しかった」(原さん)と満足していた。
 会場から佐久市までは車で1時間30分ほど。小林さんは「地元に帰ったらおいしいお酒がのめそう。これも楽しみの一つです」と顔をほころばせた。

フェスティバル賞

 今回は5世帯で3チームを作り、1~3号で参加した。熊野潤一さん(37)が代表を務める「1号」は熊野さんの家族と建築業関係の仲間によって、昨年11月に結成した。「何でも楽しんでやればいい」がモットーで、飲み会や仕事、サッカーも積極的に楽しんでいる。
 熊野さんの長男・哉那君(かなた=9歳)と長女・礼紫ちゃん(らいむ=6歳)はやる気満々。特に礼紫ちゃんはすね当てをつけると表情が一変し鋭い表情になった。結果は1勝1敗1分けとまずまず。哉那君は「自分の思うように動けて満足です。将来はサッカー選手を目指します」ときっぱり。礼紫ちゃんは「とても楽しかったが、シュートが打てなかったのが残念。大きくなったら? プリキュアになりたいです」と話した。
 奥さんの妹さんも動員しまさに家族で得たフェスティバル賞だった。「自分のできはまずまずでした。楽しめましたよ。それが一番です」と熊野さん。現在は会社(松本市)近くの体育館で、毎週火曜日に練習を積んでいる。現在は練習・試合相手を募集中。これからも積極的にチャレンジしていく予定でいる。

キリンフットサル教室

 昼休みの後、元フットサル日本代表でJFAアンバサダーの相根澄さん(さがね・きよし=36)によるキリンフットサル教室が開催された。子ども、保護者合わせて約100人が参加、技術や意識の持ち方などを学んだ。
 まず最初はコート内での鬼ごっこから。狭いコート内で他人とぶつからないで、鬼に捕まらないように逃げる訓練。オニになったまま制限時間がすぎた場合は、両足ジャンプや、みんなの前で大声で自己紹介したりの罰ゲーム。準備運動の後は向かい合ってジャンケンをし、負けた方が逃げ、勝った方が追いかけるという瞬時の判断を養う練習。
 ボールを使っての練習では、速いパスを確実に止めることの大切さを説いた。そのことで周囲の状況が瞬時に判断でき、多彩な戦術が組み立てられるというわけだ。さらにトシュートの打ち方を勉強。子どもにはボールのどの部分を蹴るかを宣言させて、トライさせる。狙い通りにできた子には思い切ってほめる。そして「得意なシュートを決めるためにもボールをしっかり止めよう」と繰り返した。最後は5対5のゲーム形式を行い締めくくった。

 

キリンビール(株)粟森昌哉長野支社長さん


 キリンビールの粟森昌哉長野支社長(48)は、2階の観客席から楽しそうに動き回るファミリーたちを見守った。「本当に楽しそうですね。家族が多くてびっくりしました」。
 本人は野球経験者だが、同社が78年以来サッカーに協賛していることから、試合は数多く見ている。さらに息子さんは幼稚園時代からサッカーに打ち込み、現在は高校3年生。都大会のベスト4にもなり、応援に行ったとか。それだけにサッカーに対する愛着は人一倍強い。
 「常に心がけているのは地域との接点を増やしていくこと。きょうのようなイベントはとてもいいきっかけになったと思います」と粟森支社長は話す。同支社では、JFL昇格を果たした地元のサッカーチーム「松本山雅」と地域リーグに参加している「パルセイロ」のチームサポーターになっている。これらのサポートを通じてエリアとのコミュニケーションをさらに図ろうとしている。
 今年は南アフリカでサッカーW杯が開催される。さらに松本山雅が一段階上のJ2入りを目指す。「サッカーを通じて長野が活気づいてくれるといいですね」と期待を寄せている。

 

長野県サッカー協会理事フットサル委員長の高橋千景さん
 長野県サッカー協会理事高橋千景フットサル委員長(42) ファミリーフットサル大会は県内で過去6回ほど行われていますが、スペシャルステージは初めてです。県内のフットサルチームはかなりありますが、急造チームが多く安定していません。レベル的にはまだまだです。これからはファミリー大会など楽しめるものを自分たちで開催していきたいですね。朗報もあります。以前からフットサルを取り入れていた木曽の上松中が全日本ユースフットサル大会(アンダー15)で3位になりました。サッカーの基本はフットサルで磨けということで、フットサルを見直そうという動きが出てきています。これからはレベルが上がると思いますよ。

 

文・写真提供:日刊スポーツ

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