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S級コーチ養成講習会の現場から2018 中期講習スタート

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2018年09月10日

S級コーチ養成講習会の現場から2018 中期講習スタート

9月3日(月)から2018年度S級コーチ養成講習会が再開されました。

S級コーチ養成講習会は、前期・中期・後期の3期に別れて行われ、講習会開催期間以外にも前期終了から中期スタートまでの間には、インストラクターによるクラブ訪問が実施されており、受講生はそれぞれの課題と自身の現場で向き合う時間となりました。

今回の中期講習会は、茨城県・鹿島ハイツスポーツプラザでの短期講習会からスタートし、試合時を含めたチームマネジメントに取り組みました。

初日にサポートプレーヤーとして参加していただいている流通経済大学の選手を2チームに分け、実際のチームマネジメントに照らし合わせ、練習試合から2日間のトレーニングそして、練習試合というM-T-M(マッチ・トレーニング・マッチ)の4日間カリキュラムを行いました。

10日(月)からは再び都内での集中講習がスタートし、受講生のみなさんによるレポートも再開します!

受講者コメント

田野豪一 さん
中期の今回は、流通経済大学サッカー部の選手を2チームに分けて、紅白戦を行いました。その結果内容から課題を抽出し、受講生も2チームに分けて、2日間10セッションの指導実践を行いました。今までの実践と違い、最終日に再度紅白戦を行うため、リアリティのある指導実践となりました。3日後の試合のために自チームの特性と相手チームの分析から攻撃と守備のテーマを決め、各自指導実践を行いました。また、試合当日はミーティングから始まり、コーチの役割も決めて、本番さながらの緊張感のある紅白戦になりました。我々のチームは、前半2-0でリードしましたが、後半相手チームに改善され2失点してしまい同点で終了しました。今までのライセンス講習会にはないM-T-Mを行うことができました。メンバー変更も含めリアリティもあり、指導実践もセットプレーがあり、本当のチームで週末の試合に臨む臨場感がありました。今回の研修は、非常に刺激があり勉強になりました。
また、今回真剣に勝つために実践に取り組んでくれた流通経済大学サッカー部のスタッフ・選手に、感謝申し上げます。ありがとうございました。

宍戸清一 さん
初日は、受講生と流通経済大学サッカー部の選手をA・Bの2グループに分け、大学生同士が第1試合を戦いました。その後、グループワークで試合内容を分析し、6日(木)に行われる第2試合の勝利に向け、4日(火)以降のプランニングを立て、チームコンセプトを落とし込むためトレーニングの構築を夜遅くまで話し合いました。
今回も受講生が各セッションで監督・コーチ・GKコーチ・フィジカルコーチ役を担当し、4人1組で指導実践を行いました。また、受講生もグループの選手役として大学生と一緒にプレーすることで多くの学びも得ました。Aグループは、試合分析より以下のような順番でトレーニングを構築しました。
4日(火)午前の練習:「①相手陣内での攻撃の改善(前線のコンビネーション)」「②ミドルゾーンでの守備」、午後の練習:「③ビルドアップの改善」「④4-3-3に対する中盤の守備」「⑤サイドを起点とした崩し」
5日(水)午前の練習:「⑥3-4-3に対する最終ラインの守備の改善」「⑦相手陣地における攻撃陣の連携(奪われた後のリスク管理を含む)」午後の練習:「⑧カウンターを受けない守備の改善」「⑨カウンター攻撃の改善」「⑩セットプレー」。
試合当日の6日(木)の試合前ミーティングでは、前日に作成したモチベーションビデオを用いながら、チーム戦術の最終確認をし、気持ちを高めた状態で試合に臨みました。トレーニングの成果が出た部分も数多くありましが、変化する試合状況の中で戦術を変化させながら流れを摑み、選手たちの変化するメンタルをコントロールさせるコーチングの難しさも実感しました。最後に流通経済大学サッカー部の協力が無ければ2日間で10テーマの指導実践を行うことはできませんでした。ご協力ありがとうございました。

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