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J1~J3クラブのアカデミー向けにフィジカルコンディショニングスタッフ研修会を開催

2019年03月19日

J1~J3クラブのアカデミー向けにフィジカルコンディショニングスタッフ研修会を開催

この度、J1~J3クラブアカデミーのフィジカルコンディショニング担当者を招いた研修会が3月4日(月)、11日(月)にそれぞれ大阪リゾート&スポーツ専門学校、東京スポーツ・レクリエーション専門学校にて開催されました。

本研修会はJFAフィジカルフィットネスプロジェクトの主催事業として開催され、近年の世代別ワールドカップにおいて、世界のレベルとの差が見られるフィジカル面の強化の必要性を、各クラブとすり合わせることを目的として実施しました。
今年はJFAから一方向での発信を行うのでなく、Jクラブのアカデミーで実際に取り組まれている事例を紹介頂き、各クラブと共有しました。

参加者から様々な質問や活発な意見交換がなされ、非常に充実した研修会となりました。

講師コメント

小粥智浩・中馬健太郎 JFAフィジカルフィットネスプロジェクトメンバー
昨年に引き続き、今年もJクラブアカデミーフィジカルコンディショニングスタッフ研修会を開催しました。
昨年はフィジカルフィットネスプロジェクト側から、日本代表の強化指針や、体力測定の結果などを踏まえた上で日本のフィジカル面での課題を共有させて頂き、パワートレーニングの重要性をお話しさせて頂きました。
今回は各クラブアカデミーでの取り組みをご紹介頂くことをメインとし、京都サンガF.C.、名古屋グランパス、ロアッソ熊本、レノファ山口FC、北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、清水エスパルス、鹿島アントラーズの各担当者より、パワートレーニングに関する各クラブでの取り組みを発表して頂きました。参加者からも多くの質問が飛び交い、良い情報交換の場となりました。また現状では、アカデミーに専門のフィジカルコーチが配属されているクラブは多くないため、アカデミーダイレクター、コーチ、トレーナーなど、現場でフィジカルを担当している様々な役職の方たちにご参加頂き、今後の日本のフィジカル、特にパワーの改善に関して様々な視点から真剣に考える研修会ともなりました。
JFAフィジカルフィットネスプロジェクトとしても、この研修会で提案頂いた事項を次に繋げていけるように取り組んでいきたいと思います。

受講者コメント

受講者コメント
アカデミーにフィジカルコーチがいない現状で、何から行ったら良いか迷っていましたが、他のチームの事例を紹介していただいたことでやるべきことが明確になりました。専任のフィジカルコーチを配置することがベストですが、難しい状況もあり、テクニカルのコーチが実践できるような具体的なメニューや基準の提示も今後は必要になってくると感じました。

受講者コメント
今回の研修会で他クラブアカデミーの実情を伺うことができ、人材や環境、時間など様々な制約があった中でもフィジカルコンディショニング強化に取り組んでいることを理解しました。自クラブでの取り組みを加速させなければ、他クラブとの差が生まれてしまうことに危機感を感じたので、今後取り組んでいきたいと思います。

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