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【Match Report】SAMURAI BLUE、2度リードを許しながらもオランダに追いつき、価値ある勝ち点1をつかみ取る

2026年06月16日

【Match Report】SAMURAI BLUE、2度リードを許しながらもオランダに追いつき、価値ある勝ち点1をつかみ取る

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月14日(現地)、アメリカ・ダラススタジアムでFIFAワールドカップ2026のグループステージ初戦、オランダ代表戦に臨みました。

グループFの中でも最大の強敵と目される相手に対し、日本は3-4-2-1のフォーメーションを採用。GKは鈴木彩艶選手(パルマ・カルチョ)が務め、3バックには3月に強豪イングランド代表を1-0で破った際の3人、右から渡辺剛選手(フェイエノールト)、谷口彰悟選手(シントトロイデンVV)、伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)が並びました。

ダブルボランチも同じく佐野海舟選手(マインツ05)と鎌田大地選手(クリスタル・パレス)の編成。両ウイングバックにも右に堂安律選手(アイントラハト・フランクフルト)、左に中村敬斗選手(スタッド・ランス)が入りました。一方で前線の構成はイングランド戦とは異なります。2シャドーの右に久保建英選手(レアル・ソシエダード)、左に前田大然選手(セルティック)が並び、1トップを上田綺世選手(フェイエノールト)が務めました。

これまで前田選手が左シャドーで先発起用されたケースはほとんどありませんでした。大会初戦という重要な試合で期待されるのは、攻撃面はもちろん守備面の貢献です。相手のサイド攻撃に対しては同サイドのウイングバックである中村選手とともに連動して対応。ピンチと見れば、オランダのアンカーであり、ビルドアップの起点になるフレンキー・デ・ヨングにも厳しく絡んで攻撃を封じ込めていきました。

しかし、相手の巧みなビルドアップによって、次第に深い位置まで引くことになると、自陣左サイドでFKを与えてしまいます。50分、セットプレーの流れからティジャニ・ラインダースが送ったボールを世界最高峰のDFフィルジル・ファンダイクがヘディングシュート。日本は先制を許すことになりました。

苦しい展開でしたが、そのままずるずると悪い流れに引き込まれることはありませんでした。堂安選手が「2点差にならないことが非常に大事で、そうならなければ、必ず相手チームはメンタル的に引くので、(自分たちが)押し込める時間がある。そのことはカタール大会の時から僕自身わかっていました」と話した通り、タフなメンタルをピッチで示してみせます。

57分、右シャドーの位置から左へと移動した久保選手が相手を引きつけた上で中村選手に展開。中村選手は間合いを計りながら、相手選手が足を大きく出す瞬間に右足を振り抜き、股下を通す得意のシュートでスコアを振り出しに戻しました。

クリセンシオ・サマーフィルのカットインに対応できず、64分に日本は再びリードを奪われましたが、決して下を向くことはありません。リスクを冒さず、粘り強く戦いながらチャンスを待ちました。

すると87分、途中交代でピッチに入っていた伊東純也選手(KRCゲンク)の蹴り入れたコーナーキックに、小川航基選手が飛び込んでヘディングシュート。ボールの軌道にいた鎌田選手がわずかに触れて、記録上は鎌田選手のゴールになりましたが、クロスをとらえてゴールに変えるプレーを「ストロングポイント」と言い切る小川選手の働きで日本が土壇場で同点に追いつきました。

「勝ち点1では満足できませんが、勝ち点1以上に価値のある1ポイントだったと思っています」

森保監督はそう言って、諦めずに戦い、重要な大会の初戦でドローに持ち込んだ選手たちの頑張りを称えました。

監督・選手コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
日本で、そして世界各国にいる日本人の応援が粘り強く最後まで戦う選手たちを後押ししてくれたと思います。応援に感謝します。ありがとうございました。やはりオランダは強かったなという印象です。2回リードされた中、なかなか追いつくことは難しい相手だったと思いますが、選手たちが一丸となってタフに粘り強く戦い抜くということに気持ちを切らさずに挑み続けてくれました。勝ち点3を取れずに残念な部分もありますが、ワールドカップは厳しい戦いになるということ、それでも自分たちがしっかりパフォーマンスを見せれば勝ち点を取れる、勝利が近づいてくるということの自信を持てる戦いになりました。

MF/FW #10 堂安律 選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
非常にタフなゲームになりましたし、予想通りのゲームになりました。失点した後もチームで集まって話し合いながら、準備したことを焦れずに全てやれたのは、技術どうこうは関係なく、メンタリティ的に非常に成熟したチームになっているからだと思います。かなり手応えのある勝ち点1でした。2点差にならなければ、今日のように最後の5分で必ず相手チームはメンタル的に引いてくるので、(自分たちが)押し込める時間があると、カタール大会の経験で、僕自身わかっていました。それを試合前から準備できたことが非常に大きかった。チームの約束ではないですが、失点した後、得点した後、集まろうという話をしたので、その点でもとてもポジティブにやれたと思います。

MF/FW #13 中村敬斗 選手(スタッド・ランス/フランス)
パスをもらう前から久保建英選手から来るだろうなと思っていて、自分自身どういう形でシュートするかをイメージできていました。わざと、ちょっとマイナスにボールを置いて、ボリビア戦のときとちょっと似たような、狙って(相手の)足を開かせて打ちました。ワールドカップのゴールは本当に特別な感覚でしたが、サッカーはどこでプレーしてもサッカーだと思います。イングランド戦もそうでしたし、ブラジル戦もそうでしたが、大きな舞台で、強い相手に点を取るというのが一番の喜びです。ただ今日はゴールを取った時にも、「これがワールドカップ」という感覚はなかったですね。

MF/FW #15 鎌田大地 選手(クリスタル・パレス/イングランド)
まさかこういう形でゴールするとは思っていなかったですが、この大会にかける思いであったり、自分が今までサッカーをやってきたことを、神様も見てくれているんだなというふうに思いました。普通では本当にあり得ないシチュエーションなので、この大会に対しての思いが報われたという感じがします。今日の試合展開は自分たちにとっては良くなかったと思いますが、その中でもチームとして焦れずに同点に持っていけたことは、勝ち点1以上に大きいと思います。次の試合で勝つことができれば、(グループステージ突破が)大きく近づくと思うので、この勝ち点1を無駄にしないようにやっていきたいです。

FIFAワールドカップ2026

大会期間:2026年6月11日(木)~7月19日(日)
グループステージ
第1戦 6月15日(月)   5:00[日本時間] vs オランダ代表
第2戦 6月21日(日) 13:00[日本時間] vs チュニジア代表
第3戦 6月26日(金)   8:00[日本時間] vs スウェーデン代表
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