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ニュース

【AFCアジアカップUAE2019 プレビュー】2大会ぶり5回目の制覇を目指す日本と、アジアの列強たち

2018年12月27日

【AFCアジアカップUAE2019 プレビュー】2大会ぶり5回目の制覇を目指す日本と、アジアの列強たち

1月5日からUAEで開催されるAFCアジアカップUAE2019は、これまでのアジアカップで最多となる24カ国が参加(前回まで16カ国)。各国が6組に分かれてグループステージ3試合を戦い、上位2カ国と3位のうち成績の良い4カ国が決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)に勝ち上がる。

森保一監督が率いる日本代表は1月9日のトルクメニスタン戦から登場するため、決勝に進出すれば24日間で7試合を戦う、かなりハードな日程だ。これまで日本は4度の優勝(1992、2000、04、11年)を経験しており、今回も優勝候補の1つであることは間違いないが、アジア諸国はここ数年でも成長を見せており、そう簡単に優勝できる大会ではない。

優勝候補は、日本のほかにオーストラリア、韓国、イラン、サウジアラビア、ウズベキスタンなどが挙げられるが、その中でも有力なのがイランだ。過去に3度の優勝経験があるものの、ここ10大会優勝していない。それでも、中東開催の今回はチャンスと見ているはず。FIFAワールドカップ2018ロシアでスペインやポルトガルに善戦したチームは、11年から約8年間カルロス・ケイロス監督が率いており、個人能力も組織力もアジアで1、2を争うレベルにある。エースのサルダル・アズムン(ルビン・カザン/ロシア)はロシアワールドカップで得点を記録できず、一部のサポーターから母親が中傷されたことを理由に代表引退を表明したが、イランサッカー連盟の会長に説得されて復帰した。スピードとテクニックを兼ね備える23歳(12月26日現在)のFWが最前線から攻撃を引っ張り、フランス1部リーグで活躍するスウェーデン育ちのMFサマン・ゴッドス(アミアン)、トルコリーグの強豪・トラブゾンスポルでプレーする大型レフティーのバヒド・アミリといった“超アジアレベル”のタレントが非常に強度の高いサッカーを展開する。昨季オランダ・エールディビジでアジア人初の得点王に輝きイングランド・プレミアリーグに移籍したアリレザ・ジャハンバフシュ(ブライトン)は負傷が心配されたが12月10日に発表された予備登録メンバーに入っており、日本が当たる可能性のある決勝トーナメントで脅威になりうる。また現在アジア随一との呼び声もあるGKアリレザ・ベイランバンド(ペルセポリス/イラン)のハイスケールなセービングや飛距離のあるキックにも注目だ。

前回準優勝の韓国は、プレミアリーグの強豪トッテナムに所属するソン・フンミンを中心に、第1回(1956年)、第2回(60年)大会から遠ざかっている優勝を目指す。そのエースに並び注目度を高めているのがファン・ウィジョ(ガンバ大阪)だ。夏のアジア競技大会で韓国を優勝に導いたコンビの活躍は、韓国の躍進に直結する。守護神はロシアワールドカップのドイツ戦でジャイアントキリングの立役者となった“韓国のデ・ヘア”ことチョ・ヒョンウ(大邱FC)が君臨している。ただ、Jリーグ組のキム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)にも奮起を期待したい。

前回優勝のオーストラリアはプレミアリーグのブライトンで正GKを担うマシュー・ライアン、元横浜F・マリノスのミロシュ・デゲネク(レッドスター/セルビア)を中心とした堅実な守備から、大型MFトム・ロギッチ(セルティック/スコットランド)を起点に力強くゴールを狙う。

前回大会の準々決勝で日本がPK負けを喫した開催国のUAEは、14年のブラジルワールドカップで日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督が指揮する。5日に開幕戦を迎える日程面の優位性もあり、初優勝を狙っているはずだ。先日行われたFIFAクラブワールドカップで大活躍した176cmのGKハリード・エイサ(アル・アイン)と、前回の日本戦でゴールを奪った快速FWアリー・マブフート(アル・ジャジーラ)が注目選手だ。

また、A組から躍進を目指すタイには今季のJリーグでベストイレブンに輝いたチャナティップ(コンサドーレ札幌)がいる。サンフレッチェ広島に所属するエースFWティーラシンとのホットラインが注目される。

そんな列強と対峙する日本代表。11年大会以来、2大会ぶり5回目のアジア制覇を目指す戦いが幕を開ける

スケジュール

SAMURAI BLUE(日本代表)のスケジュールはこちら

AFCアジアカップUAE2019

大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)

グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
vs トルクメニスタン代表

2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表

2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表

地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定

大会情報はこちら

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