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【Match Report】U-16日本代表 コロンビアを下して白星発進 U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN
2025年06月05日
U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPANが6月4日(水)、福島県のJヴィレッジスタジアムを舞台に開幕しました。第1節では、5連覇を目指すU-16日本代表がU-16コロンビア代表に苦しみながらも1-0で勝利し、白星スタートを切りました。
U-16日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0) U-16コロンビア代表
「フィジカル面で相手が上回っていて、ボールを奪っても切り替えが速くて奪い返されてしまうなど、ボールを保持される時間が長かった」とDF岡元侑大選手(ガンバ大阪ユース)が振り返ったように、前半は立ち上がりからコロンビアがペースを握りました。最終ラインからの丁寧な組み立てとアタッカー陣の迫力ある突破によって日本は守勢に回り、ルーズボールを拾って前線に配球しても、すぐに回収されて反撃に転じられる苦しい展開を強いられます。
19分にはFWアドリアン・フェリペ・モスケラ選手にスルーパスが通り、GKと1対1になるピンチを迎えましたが、ここは日本の GK大下幸誠選手(鹿島アントラーズユース)が見事なシュートストップを見せ、先制を許しません。その後も苦しい時間は続きましたが、「受け身になりながらもゼロに抑えることができたから後半につながった」と小野信義監督が試合後に語ったように、後半は日本が徐々に盛り返していきます。
後半開始から出場したMF中島璃久選手(FC東京U-18)の52分のシュートは相手GKに阻まれましたが、迎えた56分、中島選手がカットインからクロスを入れると、FW髙木瑛人選手(鹿島アントラーズユース)がニアサイドでフリックしたボールは中央のMF里見汰福選手(ヴィッセル神戸U-18)のもとへ。「最初は反転して左足で打とうと思ったけれど、打てなくて、ターンして右足を振った」というボールはジャストミートしませんでしたが、意表を突かれた相手GKのファンブルを誘ってそのままゴールに吸い込まれ、先制点を奪います。
その後もコロンビアは迫力ある攻撃をたびたび仕掛けてきましたが、ペナルティーエリアでクリアボールを拾ったモスケラ選手のシュートを大下選手が左足で弾き返すなど、日本はゴールを許しません。フィールドプレーヤーの選手交代を全て終えた後の84分には、中島選手が相手との接触で腰のあたりを痛め、プレー続行不可能になるアクシデントに見舞われます。それでも「どうすべきか選手たちが考え、賢いプレーをしてくれた」という小野監督の言葉通り、ラインを下げた4-4-1の陣形で相手の攻撃をブロックしつつ、途中出場のMF小笠原央選手(鹿島アントラーズユース)がコーナー付近にボールを運ぶなど、リスクを回避しながら時計の針を進ませ、日本が白星を手にしました。
第2節は6月6日(金)にJヴィレッジスタジアムにて開催され、日本は初戦でU-16フランス代表に0-2と敗れたU-16コートジボワール代表と対戦します。
監督・選手コメント
小野信義 監督
最初から自分たちが主導権を握るゲームにしたいと思っていました。ゴール前でのパフォーマンスが結果につながるので、その部分を攻守ともにこだわりながらやっていこうと選手たちと共有したのですが、思い通りの90分間にはならなかったですね。最初は受け身に回ってしまいましたが、ゼロに抑えることができたから後半につながったと思いますし、終盤の数的不利な状況ではどうすべきか選手たちが考え、賢いプレーをしてくれました。
DF #4 岡元侑大 選手(ガンバ大阪ユース)
フィジカル面で相手が上回っていて、ボールを奪っても切り替えが速くて奪い返されてしまうなど、保持される時間が長く、前半はうまくいかない場面が多かったです。試合が進むにつれてチームで立て直して、自分たちでボールを保持する時間を伸ばしていけたと思います。フィジカルの強い相手にはしっかり準備する必要があるので、センターバックを組んだ相馬陸人選手(FC東京U-18)とコミュニケーションを取りながら対応しました。
MF #6 和田武士 選手(浦和レッズユース)
前を向くところやチャレンジするところで相手のプレッシャーを受けてうまくできなかったですし、守備で戻る場面や切り替えの場面でも、相手のスピードを感じました。こういう相手、こういうスピード感でも周りとつながってプレーしていけるように、前線の選手も含めていろいろな選手とのコミュニケーションを深めていきたいです。チーム内で「楽しむこと」を意識しているので、どんな相手でも自分のプレーを楽しんでいきたいです。
MF #10 里見汰福 選手(ヴィッセル神戸U-18)
前半はうまく試合に入れずにボールを失うことが多かったのですが、チームとしてゼロに抑えることができました。後半、ラッキーな形で点が取れて、苦しみながらも勝ち点3を取れたのは大きかったと思います。得点シーンは、髙木選手が動き出した背後は常に狙うように言われていて、その通りの形になりました。最初は反転して左足で打とうと思ったんですけど打てなくて、ターンして右足を振りました。決まって良かったです。
FW #9 髙木瑛人 選手(鹿島アントラーズユース)
前半は守備で耐える時間が長かったです。よく耐えたと思いますが、立ち上がりからもっと集中する必要があったと思いますし、守備ではなく攻撃で貢献したかったです。個人的に南米のチームと対戦するのは初めだったのですが、日本にはないフィジカルやスピードを感じましたし、球際でスライディングを仕掛けてきて、正直、怖い部分もありました。でも、そこで萎縮していたら勝てないですし、競り合いの場面で恐れずに挑んでいきたいです。
U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN
大会期間:2025年6月4日(水)~6月8日(日)
参加チーム:日本、コートジボワール、コロンビア、フランス
会場:福島/Jヴィレッジスタジアム [全試合入場無料]
大会情報はこちら
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