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ニュース

U-17日本代表 メキシコに0-2、ラウンド16で敗退 ~FIFA U-17ワールドカップブラジル2019

2019年11月07日

U-17日本代表 メキシコに0-2、ラウンド16で敗退 ~FIFA U-17ワールドカップブラジル2019

U-17日本代表は11月6日(水)、FIFA U-17ワールドカップブラジル2019のラウンド16でU-17メキシコ代表と対戦しました。前半を0-0で折り返した試合は後半、メキシコにコーナーキックとミドルシュートから2つのゴールを奪われ、そのまま逃げ切りを許す結果に。日本は0-2で敗れ、16強で大会を去ることとなりました。

日本はグループステージ第3戦から先発4名を入れ替えました。GKに鈴木彩艶選手(浦和レッズユース)、DFが右から畑大雅選手(市立船橋高)、鈴木海音選手(ジュビロ磐田U-18)、村上陽介選手(大宮アルディージャU18)、中野伸哉選手(サガン鳥栖U-18)、中盤の中央に山内翔選手(ヴィッセル神戸U-18)と藤田譲瑠チマ選手(東京ヴェルディユース)、右に成岡輝瑠選手(清水エスパルスユース)、左に三戸舜介選手(JFAアカデミー福島U18)が入り、前線には西川潤選手(桐光学園高)と若月大和選手(桐生第一高)が入りました。

試合開始直前に突然の暴風雨に見舞われ、森山佳郎監督が「試合の入りが悪く、最初の20分は難しい試合になってしまった」と振り返ったように、メキシコに試合のペースを握られます。なかなか効果的にボールを動かせず、日本が最初のシュートを記録したのは32分になってからと、攻撃の形を作れません。守備でも乱れがあり、危険なシーンも作られますが、15分と36分のピンチはいずれもGK鈴木選手が阻止。失点は許さず、前半を折り返します。

ただ、「後半の入りも良くなかった」と指揮官が認めるように、ハーフタイムを挟んでも日本はペースを掴めません。57分、最も警戒していたセットプレーから、最後はこぼれ球を押し込まれる形で失点してしまいます。さらに74分にもサイドに相手を追い詰めながらもボールを奪いきれなかった流れから、相手FWムニョス選手に二人のセンターバックの間を通す見事なミドルシュートを決められ、2点のリードを許します。

ここからは日本が猛反撃を見せ、「最後の20分間はゴールへの迫力と勇気を出せた」(森山監督)パフォーマンスを示しましたが、西川選手や若月選手のシュートはゴールネットを揺らせず。そのまま0-2のスコアで試合は終了。若き日本代表の挑戦は終幕を迎えることとなりました。

森山監督は「もっと上を目指せるチームだと思っていたので残念」と悔恨の表情を浮かべつつ、「選手たちには胸に突き刺さっている悔しい思いを成長のエネルギーに変えてほしい。来年にはAFC U-19選手権があり、再来年にはU-20ワールドカップがある。この世代からそこに半分近くの選手が参加できるくらいになってもらいたい」とこのチームの活動を総括。次なる舞台に向けて「個人昇格を目指してほしい」とエールを贈りました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
試合前の突然の暴風雨と雷もあって、何か普段とは違うような感じがあったものの、ほとんど(守備で)ボールにアタックすることができず、ゴールにアタックすることもできませんでした。最初の失点は一番懸念していた形でのセットプレーでした。我々はゴールに向かう勇気と迫力も欠き、チャンスで決めることができませんでした。日本の選手の成長速度は以前より上がっていると感じています。ただ、この舞台で何が起きているのか、世界を肌で感じられる機会をどれだけ持てるかです。もっと国内の段階から高い基準を持って取り組んでいく必要があると改めて痛感しました。

GK #1 鈴木彩艶 選手(浦和レッズユース)
立ち上がりは、後ろから見ていても全体的に動きが良くありませんでした。守備でも、ボールを持っている選手に対して潰しにいくことができませんでした。大会を通じて、世界で通用するところはあると思えました。ただ、(2失点目の)ミドルシュートでやられてしまったのは本当に悔しいです。コーチングを含め、本当に悔しく思います。

DF #2 鈴木海音 選手(ジュビロ磐田U-18)
2失点目の場面はセンターバック二人の責任です。あそこは自分たちが止めないといけなかったと思います。相手が9番を使ったカウンターを仕掛けてくるとわかっていたのに、簡単に前を向かせてしまいました。相手のハードワークは本当に凄かったです。気迫やパワーで負けてしまっていました。絶対にこの悔しさは忘れないですし、本当にもっと成長していきたいと思います。

FW #9 若月大和 選手(桐生第一高)
前半はいつものようなサッカーをすることができませんでした。前半のうちに自分たちで声を掛け合ってもっと早く修正することが必要でしたが、それができませんでした。絶対に負けたくなかったですし、負けて本当に悔しく思います。スピードの部分は世界で通用すると自信になった大会でしたが、警戒されているときにどうするのか。今日だったら、もっと起点になって、周りの味方を活かすことを意識するべきだったかもしれません。

スケジュール

FIFA U-17ワールドカップブラジル2019(10/26~11/17)
10月26日(土) AM トレーニング
10月27日(日) 3-0 グループステージ第1戦 vs U-17オランダ代表
(ヴィトーリア/Estadio Klever Andrade)
10月28日(月) AM トレーニング
10月29日(火) PM トレーニング
10月30日(水) 0-0 グループステージ第2戦 vs U-17アメリカ代表
(ヴィトーリア/Estadio Klever Andrade)
10月31日(木) AM トレーニング
11月1日(金) PM トレーニング
11月2日(土) 1-0 グループステージ第3戦 vs U-17セネガル代表
(ヴィトーリア/Estadio Klever Andrade)
11月3日(日)
~4日(月)
TBC トレーニング
11月6日(水) 0-2 ラウンド16 vs U-17メキシコ代表
(ゴイアニア/Estadio Bezerrao)

※関塚隆技術委員長は10月26日(土)から11月3日(日)までチームに帯同します。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

FIFA U-17 ワールドカップ ブラジル 2019

大会期間:2019/10/26(土)~2019/11/17(日)

決勝トーナメント:
ラウンド16
2019/11/7(木) 4:30キックオフ(日本時間)
vs メキシコ代表

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