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ニュース

U-19日本代表、ブラジル遠征初戦をドローで終える!

2018年12月19日

U-19日本代表、ブラジル遠征初戦をドローで終える!

国際親善試合 vs ゴイタカスFC
2018年12月17日(月) キックオフ時間17:00 試合時間90分(45分×2本)
Maracanã Stadium(ブラジル・リオデジャネイロ)

U-19日本代表 1-1(前半1-0、後半0-1)ゴイタカスFC

得点
36分 OG(U-19日本代表)
55分 失点(ゴイタカスFC)

前半スタートメンバー
GK:大迫敬介
DF:中村拓海、菅原由勢、小林友希、宮本駿晃
MF:郷家友太、喜田陽、齊藤未月、中村敬斗
FW:田川亨介、久保建英

サブメンバー
GK:谷晃生
DF:橋岡大樹、瀬古歩夢
MF:中島元彦、伊藤洋輝、山田康太、平川怜、斉藤光毅、西川潤
FW:宮代大聖

交代
26分 菅原由勢 → 瀬古歩夢
26分 喜田陽 → 平川怜
31分 久保建英 → 西川潤
HT 小林友希 → 橋岡大樹
HT 中村拓海 → 菅原由勢
HT 宮本駿晃 → 喜田陽
HT 齊藤未月 → 山田康太
HT 田川亨介 → 宮代大聖
HT 中村敬斗 → 中島元彦
HT 郷家友太 → 斉藤光毅

マッチレポート

U-19日本代表は17日(月)、ブラジル遠征初戦を迎え、ゴイタカスFCと対戦して1-1のドローで試合を終えました。ゴイタカスFCは、元ブラジル代表のアチルソン監督が指揮している、リオ選手権2部に所属している地元プロクラブ。今週末にはリオ選手権1部への昇格をかけた試合を控えていて、万全の状態で日本戦に臨んでいました。そして、ジーコ元日本代表監督の配慮により、この試合はマラカナンスタジアムでの対戦が実現。ブラジル代表の聖地であり、2016リオデジャネイロオリンピックでブラジル代表が悲願の優勝を果たした歓喜の場所でもあります。

試合は様子を探る相手に対して、日本が優位に試合を運びます。チームの特徴である激しいプレスで相手からボールを奪い、積極的に仕掛けていきます。ただし、さすがのプロクラブ。簡単にはシュートチャンスを作れないでいると、11分、1本のロングボールを通されて右サイドを崩されるとクロスのこぼれ球から強烈なロングシュートを打たれますが、GK大迫敬介選手が弾き出しピンチを防ぎます。その後は日本がボールを支配し、両サイドを起点に何度もチャンスを演出します。特に右サイドのDF中村拓海選手が抜け出して、何度もクロスを上げますが惜しくも合いません。30分には、MF郷家友太選手が前線でボールを激しく奪うと、FW久保建英選手が巧みに相手を交わして絶好のパスをFW田川亨介選手に送りますが、シュートの直前で相手DFのカバーに入られ、決定機を活かしきれません。それでも攻め続ける日本は32分、右サイドを崩してMF齊藤未月選手がクロスを上げますが、またしても僅かに合わず、クリアボールを拾ったMF平川怜選手もロングシュートを狙いますが、惜しくも外れます。チャンスを演出するも得点を奪えなかった日本ですが、36分にCKを獲得すると、一度はクリアされますが、左サイドでボールを受けた齊藤未月選手が鋭いクロスを上げて相手のオウンゴールを誘い先制点を奪います。前半はそのまま1-0で折り返します。

両チームとも大幅に選手を変更した後半、前半と一転して相手がフィジカルを活かし攻撃に出ます。55分、左サイドで不用意なファウルを犯すと、FKで強烈なヘッドを叩き込まれ同点ゴールを許します。その後は、日本も素早くボールを動かし、守備陣がリスク管理を徹底させて相手に決定機は許しません。ただ攻撃面は、前線にボールが入りゴール前まで持ち込むも、なかなかシュートまで持ち込めず、パスミスからカウンターを受ける場面が見られるようになります。21分には、一瞬の隙を付いてDF菅原由勢選手からのスルーパスを受けたMF斉藤光毅選手が抜け出して決定機を作りますが、クロスは相手DFに弾かれて追加点を奪えません。試合終盤は激しさを見せる相手に冷静に対応し、ゴール前で何度も体を投げ出して逆転ゴールを許さない姿勢を見せ、1-1で試合を終えました。

次戦は現地時間19日(水)、U-20CRフラメンゴと対戦します。

選手コメント

DF 小林友希 選手(ヴィッセル神戸U-18)
11月にU-21日本代表UAE遠征に参加し、より高いレベルでプレーしたい気持ちを強く持ちましたので、今回ブラジルという非常に強い相手と対戦できることを楽しみにして遠征を迎えました。今日は前半のみの出場でしたが、ボールを保持することはできてもリスク管理の部分で課題がかなり残りました。攻め込みながらもカウンターを受けるプレーが多く、自分たちでリスクを作ってしまいました。ただ、最後は本気の相手に、皆で体を張って逆転ゴールを許さなかった点はプラスに考えています。この遠征では、南米の選手の特徴である、球際の強さやずる賢さなどを学び、その部分でも互角以上に戦えるようになりたいと思います。FIFA U-20ワールドカップに向けて、まずは個で世界と戦える力をつけ、その上でチームとしてまとまり、組織力を発揮できるように、チーム全員で高い意識を持っていきたいです。

MF 中村拓海 選手(東福岡高校)
まずは目標としていたU-19日本代表に招集されて嬉しく思います。U-18日本代表ポルトガル遠征以来の招集で、その際に海外選手と真剣勝負できる楽しさを感じたので、日本代表に戻りたかったです。やはりU-19日本代表のレベルは高いですが、トレーニングを重ねるごとに慣れてきていると思います。本日の試合も、最初は少し緊張していてミスがありましたが、途中から落ち着いてプレーができて、サイドを起点に何度も仕掛けられたことは良かったと思います。飛び出すタイミングやボールを奪う力はまだまだ足りないと感じました。この遠征では、Jリーグで普段出場しているチームメートが多いので、少しでも彼らから吸収したいです。もちろん対戦するブラジル選手からも学ぶことが多く、あらゆるプレースタイルを吸収できたら良いと思っています。FIFA U-20ワールドカップのメンバーに残るためにも、時間がないなりにしっかりアピールして、メンバーに食い込みたいと思います。

MF 喜田陽 選手(セレッソ大阪U-18)
追加招集という形でしたが、久々にU-19日本代表に戻れて嬉しく思います。今日はあらゆるポジションでプレーしました。前半は自分たちがボールを握る時間があり、チャンスを何度も作り出せましたが、ゴールを奪えなかったのが残念でした。後半に入り、相手もフレッシュな選手が出てくる中、不用意なファウルを与え、セットプレーからの失点で引き分けになってしまったことは、もったいない試合でした。セットプレーが勝敗を分ける試合だと、スタッフから何度も言われていたので、すごく悔しいです。これが世界だなと強く感じました。本日のトレーニングマッチやトレーニングでもレベルの高い中でプレーができ、凄く刺激を受けています。少しでも多くのものを吸収して帰りたいと思います。AFC U-19選手権インドネシア2019の経験ができていない分、この遠征でしっかり経験を積んで、アピールして、再びワールドカップに出場できるように頑張ります。

MF 平川怜 選手(FC東京)
自分たちがボールを保持して試合を運ぶことはできましたが、そこからゴールに迫る形、崩す形を多く作れなかったと思います。個人としても引いた相手に対して、もっとアイディアを出して攻撃する必要があると感じました。詰まった時のサイドチャンジなど、相手が嫌がるプレーをもっと出すべきでした。AFC U-19選手権インドネシア2019を経験していないので、非常に悔しい思いを持っています。この遠征では、ブラジルの強豪チームと試合ができるので、自分の力を試しつつ、南米特有の良いところを相手から吸収し、レベルアップしたいと思います。FIFA U-20ワールドカップに向けての貴重な遠征なので、しっかり自分をアピールして、チームに必要とされるプレーをしていきたいです。

スケジュール

12月13日(木) PM トレーニング 
12月15日(土) AM/PM トレーニング  
12月16日(日) AM/PM トレーニング 
国際親善試合
12月17日(月) 1-1 第1戦 vs. ゴイタカスFC(Maracanã Stadium)
12月18日(火) AM トレーニング 
12月19日(水) 10:30 第2戦 vs. U-20CRフラメンゴ(Estádio da Gávea)
12月20日(木) AM トレーニング 
12月21日(金) 16:00 第3戦 vs. U-19ブラジル代表(Granja Comary)

※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※試合会場は、都合により急きょ変更となる場合があります。

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