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ニュース

【Match Report】フットサル日本代表 チャイニーズ・タイペイを打ち破り、東地区を首位通過~AFCフットサルアジアカップクウェート2022予選

2022年05月22日

【Match Report】フットサル日本代表 チャイニーズ・タイペイを打ち破り、東地区を首位通過~AFCフットサルアジアカップクウェート2022予選

AFCフットサルアジアカップクウェート2022予選(東地区)
2022年5月21日(土) KO時間 20:30(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Kompleks Sukan Shah Alam(マレーシア/シャーアラム)

フットサル日本代表 7-1(前半2-1、後半5-0)フットサルチャイニーズ・タイペイ代表

得点
2分 失点(フットサルチャイニーズ・タイペイ代表)
6分 内田隼太(フットサル日本代表)
16分 内田隼太(フットサル日本代表)
22分 内田隼太(フットサル日本代表)
24分 クレパウジ・ヴィニシウス(フットサル日本代表)
29分 オリベイラ・アルトゥール(フットサル日本代表)
33分 平田ネトアントニオマサノリ(フットサル日本代表)
37分 高見政顕(フットサル日本代表)

スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:平田ネトアントニオマサノリ、吉川智貴、金澤空、加藤未渚実

サブメンバー
GK:高見政顕
FP:内田隼太、オリベイラ・アルトゥール©、クレパウジ・ヴィニシウス、堤優太、本石猛裕、原田快、毛利元亮、上村充哉

登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし

マッチレポート

AFCフットサルアジアカップクウェート2022の東地区予選の最終日、フットサルチャイニーズ・タイペイ代表との第4戦に臨んだフットサル日本代表は序盤で先制点を許す難しい展開になるも、すぐに追いつき7-1で勝利しました。これで、4連戦となった東地区予選を全勝で終えました。

ここまでの3試合全てで大量得点を奪って勝利してきた日本代表。試合前のロッカーで木暮賢一郎監督は「我々は今年のアジアカップ本戦でアジアチャンピオンを本気で目指している。そのためにはこの試合で圧倒的な質の違いを見せつけなければならない」と語り、この日もキャプテンマークを巻いたオリベイラ・アルトゥール選手は「今日も全員で必ず勝利して、良い形で本大会に繋げよう」とチームを鼓舞。最後は全員で円陣を組んで気合い十分にキックオフの瞬間を待ちました。

第1ピリオド、この日も得点を狙って前掛かりに攻め込んでいた日本でしたが、左サイドでボールを持った相手選手がタイミングをずらして打った技ありのシュートがゴールに吸い込まれ、チャイニーズ・タイペイが先制点を挙げます。会場に押し寄せたサポーターの大歓声の後押しを受けて相手は勢いに乗りますが、日本は落ち着いて反撃のチャンスを伺います。すると直後の6分に左サイドの深い位置でパスを受けた内田隼太選手がドリブルで中央のスペースに侵入し、そのまま豪快なミドルシュートをゴール左上に突き刺して同点とします。その後もセットを交換しながら逆転を狙う日本でしたが相手の徹底したマンツーマンディフェンスをなかなか打開できず、膠着状態が続きます。しかし16分、上村充哉選手のミドルシュートを内田選手が足に当ててコースを変え、逆転に成功して第1ピリオドをリードして折り返します。

第2ピリオドは日本がボールを握り、また相手がボールを持つ際には強度の高い守備でプレッシャーをかけて終始優位に試合を進めます。22分にはGKからパスを受けた最後列の相手選手に内田選手がプレスからボールを奪うと目の前のGKを個人技でかわしてこの日ハットトリックを達成。直後の24分には前線でキープした本石猛裕選手の落としのボールに合わせたクレパウジ・ヴィニシウス選手がゴールネットを揺らし、スコアを4-1とします。日本の厚みのある攻撃に対し、チャイニーズ・タイペイが守備に回る時間が長くなります。すると29分に最前線に送られたパスをペナルティエリア内でキープした毛利選手が相手選手にファールで倒されてPKを獲得します。この日は終始ベンチから戦況を見守っていたアルトゥール選手がキッカーに任命されると、狙いすましたシュートはゴールに突き刺さり、5点目を奪います。攻撃の手を緩めずに追加点を狙い続けると33分にはコーナーキックの流れから平田ネトアントニオマサノリ選手が2日連続となる追加点をあげます。得点が欲しいチャイニーズ・タイペイは35分からパワープレーをしかけてきますが、相手選手間のパスミスを見逃さなかったGKの高見政顕選手がダイレクトで放ったシュートは放物線を描き無人のゴールへ吸い込まれます。その後は最後まで相手のパワープレーをしっかりと耐え抜き、7-1で勝利しました。

4日連続で試合を行うタフな試合日程の中、フットサル日本代表は木暮監督が掲げた4戦全勝でAFCフットサルアジアカップの出場権を獲得するという目標を達成しました。また2名のGKを含む全選手が得点をあげるという、稀に見る状況で東地区予選を終えました。フットサル日本代表はこれで解散し、9月中旬に松江と豊田で開催する国際親善試合を経て、アジアチャンピオンを目指しアジアカップに挑みます。

監督・選手コメント

木暮賢一郎 監督
4連勝できたことを嬉しく思います。4連戦と暑さという非常に負担の掛かる状況下で、選手たちはタフに戦ってくれました。初めての経験が多い選手が多数いるなか、しっかりと力を発揮できたのは日本のフットサルが歴史を重ねてきたからこそであり、育成の成果でもあると思います。またコンディションを整えてくれたメディカルスタッフとスカウティングをしてくれたコーチングスタッフ抜きにこの4連勝を語ることはできません。全てのスタッフに感謝しています。そして現地まで応援に駆けつけてくれた方々や日本で応援してくれた方々にも感謝しています。
アジアカップ本大会で8年ぶりのチャンピオンになるべく、また努力していきたいと思います。帰国後はすぐにオーシャンカップ2022があり、その後Fリーグも開幕します。男女問わず様々なカテゴリーでのリーグ戦もすでに始まっています。みんなで日本のフットサルをさらに盛り上げていきましょう。

GK #1 高見政顕 選手(シュライカー大阪)
4連戦最後のチャイニーズ・タイペイ戦は7-1で勝つことができました。しかし、決定機で決めることができず、相手のペースになってしまい、前半は難しいゲームとなりました。後半からの出場で無失点かつパワープレー返しでゴールを決めることができました。今回の代表の目標である、アジアカップの出場権を獲得すること、4戦全勝すること、の2つを無事に達成することができました。マレーシアまで足を運んでくださった皆さま、日本から応援してくれたファン・サポーターの皆さまありがとうございました。アジアカップ本戦でも応援よろしくお願いします。

ALA #3 内田隼太 選手(ブレラFS/スペイン)
4勝して、アジアカップ出場を決めることができました。簡単な試合はひとつもなく、全員で掴み取った勝利だったと思います。そしてこの大会を通してチームとしてさらに成長できたと思っています。またここから新たなスタートです。各々が日々努力し続けて、この場所に戻ってこられるように頑張りたいと思います。

ALA #4 加藤未渚実 選手(シュライカー大阪)
今回のAFCフットサルアジアカップ2022東地区予選では、同チームの齋藤日向選手のケガにより追加招集となり、途中からチーム合流となりました。チームで同じセットでやる仲間の怪我は非常に残念ですが、追加招集によって自分にチャンスが回ってきたことは事実なので、齋藤選手の悔しさの分まで走りきろうと思っていました。その気持ちの分だけ前日の日韓戦での最後のゴールに繋がったと思います。クウェートで行われるアジアカップへのチケットを手にしましたが、個人としてはまだ何も約束されていないので、チームに戻って次の代表活動があるまで個人の強みをしっかり発揮できるように練習していきたいと思います。

PIVO #11 本石猛裕 選手(バサジィ大分)
東地区予選を突破することができて、嬉しいです。どの試合も点差は開きましたが、簡単な試合はひとつもありませんでした。予選を通してこの代表のユニフォームを着れることに感謝して、クラブに戻ってまた代表のユニフォームを着て、日本の勝利に貢献できるように日々トレーニングしていきます。日本から駆けつけてくれたサポーター、現地のサポーター、日本から応援してくれた方々、全ての人に感謝します。ありがとうございます。

AFCフットサルアジアカップ2022東地区予選

大会期間:2022/5/17(火)~2022/5/21(土)

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