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スポーツ救命ライセンス講習会を沖縄県サッカー協会で開催

2022年12月09日

スポーツ救命ライセンス講習会を沖縄県サッカー協会で開催

11月27日(日)に沖縄県サッカー協会主催の「スポーツ救命ライセンス講習会」を沖縄県浦添市の浦添総合病院にて開催し、21人がライセンスを新規に取得、6人がライセンスを更新しました。

講義では、熱中症や脳振盪(のうしんとう)などスポーツ現場で起こり得ることが多い事象の対処法について学び、実技では心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方、バックボードによる全身固定・搬送についても学習し、実践練習を繰り返し行いました。受講者はそれぞれの活動の現場で生かせるよう熱心に学ぶ様子が伺えました。

日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。

※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。

インストラクターコメント

中村祐太 救急救命士(浦添総合病院 災害救急情報管理室)
この度、スポーツ救命ライセンス講習会のインストラクターを務めさせていただきました。若年層での心肺停止症例の多くは運動エネルギーの高いスポーツ活動時に起きる事が多く見られます。競技に参加される一人一人が心肺停止に対する対応を学んでいただき、もしもの時に備えることで、助けられる命を救うことができると信じています。また、重度の後遺症を少しでも和らげるためには即時安静搬送を実施することで選手の復帰や今後の人生を大きく左右することとなります。今回参加していただいた受講生の皆様が真剣に取り組んでおられました。受講生皆様の支えがあって、選手の方々は安心して競技に集中できるのだと改めて感じました。

受講者コメント

嘉手納一彦 歯科医師(日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト/那覇市口腔保健支援センター)
国体の帯同ドクターや競技大会の救護係として関わることが増え、実践が学べる日本サッカー協会認定スポーツ救命ライセンス講習会を受講させていただきました。BLS・ICLS公認インストラクターとしてコースに参加しておりますが、再度振り返る機会となりました。また、バックボードやネックイモビライザーを使用した実技はとても良い学びになりました。今回学んだ事をスポーツデンティストの活動に生かしていきたいと思います。

知花俊吾 理学療法士(Rokuto RE:SPORTS MEDICAL&CONDITIONING CENTRE)
今回初めて、日本サッカー協会(JFA)認定スポーツ救命ライセンス講習会を受講させていただきました。今までBLS講習会の受講経験はありましたが、忘れている部分もあり再学習する良い機会となりました。スポーツ現場では様々な状況に対応しなければいけません。少しでも混乱せずに対応する為にも繰り返して学習する必要性を感じました。今回学んだ事をスポーツ現場に生かしていきたいと思います。

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