JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 TOP > 最新ニュース一覧 > 川崎Fが最終節を勝利で飾る 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第22節

ニュース

川崎Fが最終節を勝利で飾る 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第22節

2025年12月15日

川崎Fが最終節を勝利で飾る 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第22節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は12月14日(日)、各地で最終節となる第22節を実施しました。昌平高校グラウンド(人工芝)では、昌平高校(埼玉)と川崎フロンターレU-18(神奈川)が対戦しました。

ピックアップマッチ

昌平高校 1-2(前半0-0、後半1-2) 川崎フロンターレU-18

U-18プレミアリーグ残留を決めているチーム同士による一戦。試合の序盤は川崎Fがリズムをつかみます。10分、FWステンパールカ大翔選手(#11)が左サイドを突破し、マイナスのパスにMF新堀翔選手(#8)が合わせますが、これはGK土渕璃久選手(#1)に阻まれます。川崎Fは20分にも新堀選手が倒れ込みながらのシュートを繰り出すなど、何度か相手ゴールを脅かします。対する昌平は、ボールを保持した際にサイドで手詰まりになる場面が多く、なかなかフィニッシュに持ち込めませんでしたが、前半のアディショナルタイムにFW立野京弥選手(#9)との連係からMF山口豪太選手(#10)が鋭いシュートでゴールを狙うなど、見せ場をつくりました。

後半に入ると、ホームの昌平は小気味の良いパス回しからシュートを放つ場面が増え、一方の川崎Fもサイド攻撃と中央からの突破を織り交ぜて相手ゴールに迫るという、攻撃的な展開になります。その中で徐々に流れを引き寄せたのは川崎Fでした。73分、FW恩田裕太郎選手(#9)がGKと1対1の決定機を迎え、ゴールポストを直撃するシュートを放つと、その3分後にはFW平塚隼人選手(#10)がカットインから際どいシュートを狙うなど、得点への意欲を見せます。

高い位置でプレーをする時間が増えた川崎Fは78分、相手のハンドを誘ってPKを獲得。これを恩田選手が落ち着いて決め、先制に成功します。しかし、昌平も黙っていません。先制を許した4分後、DF中島夢瞬選手(#17)のボールを受けた立野選手が前を向くと、そのままシュートに持ち込み、試合を1-1の振り出しに戻します。

両チームが一進一退の攻防を繰り広げる中で迎えた90分、川崎Fが試合を動かします。セットプレーの混戦からこぼれ球にDF藤田明日翔選手(#3)が反応し、冷静にシュートを流し込んで貴重な勝ち越し点をもたらしました。試合は川崎Fが2-1でリードしたままタイムアップを迎えました。

監督・選手コメント

芦田徹 監督(昌平高校)
失点がもったいなかったです。立ち上がりは相手の圧力に苦しんでいた中、試合の経過とともに今回採用した3バックにも慣れてきて、後半は落ち着いたと思っていたのですが、本当に些細なこと、ボールロストなどでリズムを崩しました。先制点を許す前の時間帯は良くなかったです。試合での対応力がついてきましたし、いろいろなことができるようになっているだけに、この試合で出た課題を全国高校サッカー選手権大会に生かしていきたいと思います。

FW #9 立野京弥 選手(昌平高校)
得点の場面はゴールに背を向けた状態でボールを受け、相手が来ていなかったのでターンして、1対1で相手をはがしてゴールに流し込みました。中央でパスをもらう場面が少なかった前半に比べて、後半は相手を左右に揺さぶることができ、それが得点にもつながりました。プレミアリーグは強豪ぞろいですし、個人的には怪我で離脱し、復帰した後もうまくいかないことが多かったですが、最後の試合で点を取り、自分の存在価値を示すことができたと思います。

森勇介 監督(川崎フロンターレU-18)
前半から思ったよりもボールを運べていたので、得点できていればという印象でした。昌平高校は独特なリズムを持つチームです。こちらが攻めていても守り切られ、流れを持っていかれるのが嫌だったので、早めに決着をつけたかったですね。1点を決めて、そのまま追加点を奪って勝つことが理想だったのですが、(先制後)すぐに失点するあたりが今年を象徴していました。それでも、最後に勝ち切ったところは選手の成長を感じています。

DF #3 藤田明日翔 選手(川崎フロンターレU-18)
絶対に勝ちたかった最終節で結果を残すことができてホッとしています。終盤に勝ち越し点を奪って、少しでもチームに恩返しができたかなと思います。得点の場面はゴール前で混戦になり、誰かに当たってはね返ったボールが自分の前に転がってきました。シュートを決め、サポーターの人たちと喜ぶことができて良かったです。今年はFIFA U-17ワールドカップでいろいろなFWと対戦し、そこで得た経験が判断の向上や自信につながっています。今後はそれをさらに磨いていきたいと思います。

その他の試合結果

EAST
浦和レッズユース 0-1(前半0-0、後半0-1) FC東京U-18
市立船橋高校 1-2(前半1-1、後半0-1) 前橋育英高校
柏レイソルU-18 2-2(前半2-0、後半0-2) 青森山田高校
流通経済大学付属柏高校 3-1(前半2-1、後半1-0) 横浜FCユース
東京ヴェルディユース 2-4(前半0-2、後半2-2) 鹿島アントラーズユース

WEST
ガンバ大阪ユース 5-2(前半2-1、後半3-1) 帝京長岡高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-1(前半1-0、後半0-1) 静岡学園高校
東福岡高校 2-1(前半2-0、後半0-1) ヴィッセル神戸U-18
サガン鳥栖U-18 1-3(前半0-1、後半1-2) 名古屋グランパスU-18
大津高校 3-3(前半0-1、後半3-2) アビスパ福岡U-18
神村学園高等部 7-0(前半2-0、後半5-0) ファジアーノ岡山U-18

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
キリンホールディングス株式会社
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
アディダス ジャパン株式会社
JFA COMPETITION PARTNER
  • 株式会社モルテン
アーカイブ

過去の大会はこちら

大会公式X(旧Twitter)

  • 大会ハッシュタグ #高円宮U18

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー