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帝京長岡が貴重な勝ち点3を獲得 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第18節

2025年10月20日

帝京長岡が貴重な勝ち点3を獲得 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第18節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は10月18日(土)と19日(日)に第18節を実施。デンカビッグスワンスタジアムでは10位の帝京長岡高校(新潟)と12位の東福岡高校(福岡)が対戦しました。

ピックアップマッチ

帝京長岡高校 3-2(前半1-0、後半2-2) 東福岡高校

アルビレックス新潟のホーム、デンカビッグスワンスタジアムでの開催とあって、今回の一戦には2035人の観客が足を運びました。「観に来てくれた人が、また行きたいと思えるようなサッカーがしたかった」と帝京長岡の古沢徹監督が話す通り、両者は終盤まで気迫のこもったプレーを繰り広げました。

「強力な3トップをシンプルに使う相手に対してファースト(最初の守備)で負けない。しっかりとセカンドボールを拾う展開を狙っていた」(古沢監督)という帝京長岡は、序盤こそ相手に競り負け、CKを与える場面もありましたが、時間の経過とともに守備が機能するようになります。奪ってからは素早く前線に展開し、見せ場をつくります。

最初の決定機が訪れたのは32分でした。左サイドのMF岡中舜選手(#15)にパスが入ると、「大きく動いて、相手に捕まりにくい位置を取ろうと意識していた」というMF樋口汐音選手(#20)が中央から左サイドに流れ、パスを引き出します。そこからFW児山雅稀選手(#25)とのワンツーでゴール前に入ると、最後は右足のシュートをゴールネットに突き刺しました。

1点をリードして迎えた46分、帝京長岡はMF杉本鎌矢選手(#38)が相手のゴール前にフィードを送ると、東福岡のDFがはね返したボールを拾ったMF中澤昊介選手(#8)がミドルシュートをたたき込み、リードを2点に広げました。

苦しい展開を強いられた東福岡もこのままでは引き下がりません。「後半は相手が前から来るのでCBの背後を狙っていた」というDF佐野遥斗選手(#5)の言葉通り、帝京長岡ディフェンスの裏を狙う攻撃に活路を見いだそうとします。68分にはDF蒔田成稀選手(#15)のロングパスを受けたMF生水智也選手(#37)がゴール前に進入し、シュートを放ちましたが、GK仲七璃選手(#1)に阻まれました。

以降も帝京長岡のゴールに迫りながらも得点が遠かった東福岡ですが、72分には右サイドでスローインを受けたMF杉谷俊哉選手(#28)がゴール前にクロス。相手のクリアミスをMF齊藤琉稀空選手(#10)が押し込み、1点差に詰め寄ります。対する帝京長岡は相手に生まれた一瞬の隙を突きます。75分、DF水澤那月選手(#7)が相手陣でスローインを奪うと、「インターセプトした瞬間にシュートを狙っていた」と話す通り、思い切りの良いシュートを決め、再び2点差としました。

試合はこのままでは終わりません。79分には左サイドでボールを受けた生水選手がカットインからゴールを決めて東福岡が2点目をマーク。攻勢を強めて同点を狙いますが、「この1週間、厳しく声を掛け合って守備を見直してきた」(樋口選手)という帝京長岡の守備を崩し切れず、3-2でタイムアップ。連敗を3で止めた帝京長岡が8位に浮上しました。

監督・選手コメント

古沢徹 監督(帝京長岡高校)
リードする展開だったので、落ち着いてプレーすることができました。攻撃が手詰まりになったときは割り切って前線にボールを入れ、リセットしました。勝ち点3が取れたことは非常にポジティブです。ただ、奪ったボールを簡単に失いすぎていたので、欲をいえばもう少し内容を充実させたいですね。マイボールはしっかりとマイボールにする。仕掛けるときと、仕掛けないときの判断もできるようになることが今後の課題です。

DF #7 水澤那月 選手(帝京長岡高校)
第16節以降、2試合で10失点するなど苦戦が続く中でも、みんなで声を掛け合いながら練習してきました。古沢監督にも手伝ってもらいながら良い雰囲気をつくることができ、今回の勝利につながりました。後半は押し込まれる場面が増え、正直苦しかったのですが、みんなが声を掛けてくれましたし、応援団の声援も力になりました。観客席の方々も含めてチーム全員でつかんだ勝利です。

平岡道浩 監督(東福岡高校)
1失点目は(相手の)中盤の選手の飛び出しを捕まえ切れませんでした。カバーリングもできておらず、基本を怠ったことから生まれた失点です。攻撃面ではシュートチャンスがたくさんあったのですが、決める場面で決めることができなかったですし、打てる場面で打てませんでした。もったいない試合でした。残り4試合、残留に向けてコツコツ頑張るしかありません。全国高校サッカー選手権の県大会でしっかり優勝し、弾みをつけたいですし、自信をつけて、またプレミアリーグに帰ってきます。

DF #5 佐野遥斗 選手(東福岡高校)
降格圏内にいるので、この試合は絶対に勝たなければならないと思っていました。相手のキーマンである14番と25番に対してはマンマークで常に目を離さないようにしていましたが、前半はそれを徹底できずに失点してしまいました。2列目から出てくる選手に対応できなかったことが反省点です。プレミアリーグの残り4試合に勝たなければ残留できないので勝ち続けたいです。

その他の試合結果

EAST
東京ヴェルディユース 2-1(前半1-1、後半1-0) 市立船橋高校
青森山田高校 1-0(前半0-0、後半1-0) 流通経済大学付属柏高校
鹿島アントラーズユース 2-0(前半1-0、後半1-0) 浦和レッズユース
前橋育英高校 2-1(前半2-0、後半0-1) 昌平高校
横浜FCユース 1-2(前半1-1、後半0-1) 川崎フロンターレU-18
FC東京U-18 3-0(前半2-0、後半1-0) 柏レイソルU-18

WEST
ヴィッセル神戸U-18 0-1(前半0-1、後半0-0)静岡学園高校
ファジアーノ岡山U-18 1-2(前半0-0、後半1-2) ガンバ大阪ユース
アビスパ福岡U-18 4-0(前半1-0、後半3-0) 神村学園高等部
名古屋グランパスU-18 1-2(前半0-0、後半1-2) サンフレッチェ広島F.Cユース
大津高校 1-2(前半0-2、後半1-0) サガン鳥栖U-18

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大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
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