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東福岡と名古屋の一戦は終盤にドラマ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025第6節

2025年05月07日

東福岡と名古屋の一戦は終盤にドラマ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025第6節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は5月5日(月・祝)と6日(火・振休)に第6節を実施。東福岡高校グラウンド(人工芝)では東福岡高校(福岡)と名古屋グランパスU-18(愛知)が対戦しました。

ピックアップマッチ

東福岡高校 2-2(前半0-1、後半2-1) 名古屋グランパスU-18

開幕4連勝を達成した名古屋ですが、ホームで挑んだ前節のサガン鳥栖U-18(佐賀)戦は2-3で敗戦。「チームとして絶対に連敗は避けなければいけないと練習で言っていた」と口にするのはFW大西利都選手(#11)です。DF森壮一朗選手(#4)も「勝ってもう一度良い流れと勢いを生む上で大事な試合」と続けたように、勝ち点3を目指して東福岡との一戦に臨みました。

東福岡が5バックを敷く中、名古屋は序盤からボールを動かしながら判断良く相手DFの背後にパスを繰り出します。開始直後の3分には中盤でボールを奪ったMF恒吉良真選手(#15)がゴール前にスルーパス。森選手がペナルティーエリアへの侵入を試みますが、並走したDFに阻まれシュートは打てません。

対する東福岡もプレミアリーグ今季初勝利への意欲十分。「よく頑張ってくれて、セカンドボールの回収や球際でも勝っている」と平岡道浩監督が称えるMF西田煌選手(#8)とMF宇都宮夢人(#6)が奪ったボールを前方に送り、チャンスをうかがいます。33分にはGK冨安太一選手(#31)のフィードからMF吉川豹生選手(#7)が決定機を迎えましたが、シュートはゴールポストに阻まれ、得点とはなりません。

一進一退の攻防が続く中、均衡が崩れたのは39分。中盤でボールを奪った名古屋の恒吉選手がゴール前にスルーパスを送ると、これに抜け出した大西選手が「あの角度なら、(足を)振れば決める自信がある」とGKとの1対1を冷静に制して名古屋が1点リードで前半を終えました。

エンドが変わった後半も互いに攻める展開が続く中、64分には東福岡の冨安選手が前線にロングボールを入れると、反応したのはMF齊藤琉稀空選手(#10)。「ポストプレーでは仲間がうまく自分を使ってくれているので期待に応えないといけない。何があっても落とそうと意識していた」と話す通り名古屋のDFに競り勝ち、最後はこぼれ球を拾った吉川選手が右足でシュートを叩き込みました。

1-1とした東福岡はさらに勢いに乗ります。67分、齊藤選手のパスを受けたFW山口倫生選手(#9)がゴール前で倒されてPKを獲得すると、これを自ら決めて逆転に成功します。

試合は東福岡が1点をリードして進みましたが、名古屋の選手たちも諦めません。終盤になっても運動量を落とさず東福岡ゴールに迫ると、90+6分にはMF八色真人選手(#10)のパスから大西選手がゴールを決めて、2-2の引き分けに。両チームとも全力を尽くし、勝ち点1を分け合いました。

監督・選手コメント

平岡道浩 監督(東福岡高校)
失点しましたが、前半は選手たちがやるべきことをしっかりやっていました。いつも失点していて課題になっていた後半の入りを乗り切れることができれば、と思っていました。そこをクリアして、得点も挙げて流れを引き寄せることができたのは良かったのですが、最後の失点がもったいなかったです。プレミアリーグは一瞬でも隙を与えてしまうと失点につながります。不安定な時間帯があるので、まだまだ鍛えなければなりません。

MF #10 齊藤琉稀空 選手(東福岡高校)
今までは失点して落ち込んだまま試合を終えることが多かったのですが、今週は一つギアを上げて練習してきたので、今回の試合は先制されても動揺しませんでした。逆転しようという気持ちがみんなにあって、実際にひっくり返すことができたのは良かったのですが、これまでの試合と同じく最後の最後で失点したことが悔やまれます。次の対戦相手は大津高校で、また強豪との試合になります。自分たちの課題を克服して、次の試合に臨みたいと思います。

三木隆司 監督(名古屋グランパスU-18)
相手に合わせるのではなく、(相手最終ラインの)背後を狙うなら狙う、手前を使うなら使うといった具合に、相手を見て判断が伴ったサッカーをしたいと考えていました。今回の試合は、それが比較的できていた気がします。もちろん、(点を取るべき場面で)ゴールを決めるという課題はありますが、一人一人のプレーに“こうした方がよかった”、“ここは狙いとするプレーができた”という意味があれば次につながるはずです。

FW #11 大西利都 選手(名古屋グランパスU-18)
昨シーズンは杉浦駿吾選手という得点源がチームにいましたが、今シーズンは自分が先頭に立ってプレーしなければなりません。自分がゴールを決めないとこのチームは勝てないという覚悟で全ての試合に臨んでいる結果、得点にもつながっています。今回の一戦は、得点を取ったことは良かったのですが、自分の特徴はあまり出せませんでした。ただ点を取るだけでなく、チームを勝たせるゴールを決めなければ、と感じています。

その他の試合結果

EAST
柏レイソルU-18 3-2(前半1-1、後半2-1) 川崎フロンターレU-18
昌平高校 0-0(前半0-0、後半0-0) FC東京U-18
浦和レッズユース 2-4(前半1-3、後半1-1) 横浜FCユース
市立船橋高校 0-1(前半0-1、後半0-0) 鹿島アントラーズユース
流通経済大学付属柏高校 1-1(前半0-0、後半1-1) 前橋育英高校
東京ヴェルディユース 1-3(前半0-2、後半1-1) 青森山田高校

WEST
神村学園高等部 4-0(前半2-0、後半2-0) ヴィッセル神戸U-18
サガン鳥栖U-18 2-0(前半1-0、後半1-0) アビスパ福岡U-18
ガンバ大阪ユース 3-0(前半1-0、後半2-0) 静岡学園高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 3-1(前半3-1、後半0-0) ファジアーノ岡山U-18
大津高校 1-2(前半1-1、後半0-1) 帝京長岡高校

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大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
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