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高円宮U-18サッカーリーグ2014
高円宮U-18サッカーリーグ2014
2014/4/6(日)〜2014/12/7(日)

チーム紹介

ガンバ大阪ユース

今季のG大阪ユースに共存する“明るさと厳しさ

どんよりした天気の中、グラウンドに現れた選手はそれぞれがボールを蹴りながら体を温める。ほどなくして登場した梅津博徳監督の下、集合の声が掛けられると、3対1でのボール回しが始まった。「広いエリアならできて当たり前。狭くやらないと」、「相手をいなせ」。指揮官から飛び出す指示からは、遊び心とアイデアにこだわるガンバ大阪ユースらしさがあふれる。

取材日は台風が近づいていることもあり、次第に小雨が降り始めたが、選手たちは構わず、練習を進める。ボール回しを終えると今度は7対7のゲーム形式。時間の経過とともに熱を帯び、激しさを求めるコーチ陣の声とともに選手同士がぶつかる音すら聞こえる。選手が倒れた際も、プレーを止めるのではなく、「何秒後に(プレーに)戻れる?」と声をかけ、起き上がるのを即すなど容赦はない。

「他のチームよりも笑いが多いと思う」(FW高木彰人選手)。例年のガンバの場合、試合前の練習はコーチ陣が笑い話しを交えながらリラックスムードで行われるが、「プレミアを戦う中で、狙うプレーが90分続けてできていないという課題が出た。練習から緊張感を持つことで試合にも出せるようにしたいのと、わざとイライラさせることで、どんな状況でも平常心でプレーできるようにしたい」(梅津監督)と今年は厳しい雰囲気を演出して、練習することが多いという。

コーチ陣が醸し出す雰囲気や発する声から狙いや意図を感じ、考えられる選手になってほしいとの思いから、なぜ厳しくしているのかはあえて説明しない。だが、「わざと厳しくしていると思っています。自分たちには敢えて言わないけど、選手全員がなぜ厳しくされているのか理解できています。練習が厳しくなるにつれて、これまで球際で強く行けなかった選手も行くようになってきたし、順位も上がっているので、良かったと思う」と主将のGK林瑞輝選手が口にしたように、選手たちは皆、理解しているから、懸命にくらいついていく。

その後、10対10のミニゲーム、守備4人対攻撃6人というカウンターを想定した練習が続き、2時間を超えた。わずかに挟む給水時間を除くと、練習が途切れることはない。選手たちがふと見せる表情からは追い込まれている様子がひしひしと伝わってくる。それでも、最後まで選手たちから鼓舞の声が途切れなかったのは、少しずつタフになっている証拠だろう。練習を終えるころには空を覆った雲が去り、晴れ間が広がっていた。それは激しさの先にあるガンバの近い未来のようだった。


  • 飲料水をグラウンドに運び込む選手たち。取材日はジメジメとした蒸し暑さが続いたため、フル活用された

  • 練習開始前に梅津博徳監督の話しを聴き入る選手たち

  • 自身もガンバ大阪ユース出身の梅津博徳監督。同期はDF稲本潤一(現・川崎F)、新井場徹(現・C大阪)、MF橋本英郎(現・神戸)など

  • 3対1のボール回し。真剣かつ激しい奪い合いが繰り広げられた

  • 厳しい状況でも笑顔を絶やさないのが今年のガンバ流。練習の合間にもGK林瑞輝選手(右)とDF吉岡裕貴選手が笑顔でコミュニケーションを取る

  • 高い湿度の中行われるハードなトレーニング。メニューの合間に選手たちが水分補給をする姿がたびたび見られた

  • 攻守に分かれたミニゲーム。負けたほうが罰ゲームとあり、これまで以上に熱さを増す

  • 白熱した攻撃陣と守備陣のミニゲームは守備陣に軍配。勝利したDF吉岡裕貴選手が満面の笑みで拍手する

  • 練習を終えた選手たち。週末の試合に向けて、気持ちを再度、引き締めた
監督・選手コメント

梅津博徳 監督
勝つためにガンバらしいスタイルを貫くのは僕が監督でいる限りは変わりませんが、常に“遊べる”環境かと言えば、そうではない。極端に言えば1対0で遊ぶ必要はないし、どういう状況で遊んだほうが良いか考えられる選手を育てたい。そのためにいろいろな言葉を掛けながら、どういう言葉がフィットしていくのか常に試しています。そうした考えが共有できた年ほどガンバらしい年になると思います。

GK 1 林瑞輝 選手
ガンバは大阪人の良いところが出ているのか、しんどくてもいつもワイワイしています。むしろ、うるさいくらい(笑)。しんどい練習をした後も明るい感じなので助かっていますね。雰囲気が沈むこともないし、負けた後でも良いのか悪いのか分からないですが、明るい。特に何かを言う必要がなく、キャプテンらしい仕事は円陣で声を出すときくらいなのでラクです(笑)

DF 3 前谷崇博 選手
高校からガンバに入ったのですが、1,2年生のころは試合に絡むことができず、落ち込むこともありました。それでも、Bチームの先輩たちに「来年はAチームに上がれよ」、「お前なら行ける」などと励ましてもらえたので、やってやろうという気持ちになれました。Bチームにいる選手の悔しさは分かるので、今年はBチームの人が「あの人ならAチームでも良い」と認めてもらえるように意識しています。

MF 7 嫁阪翔太 選手
梅津監督はすごく頭が良い。一緒にサッカーをしていても、一つ先ではなく、次の次まで先を想定してプレーしているので、憧れます。僕は自分のプレーしか見られないことが多いけど、監督はいろいろな状況を想定しながら「こういうプレーもあるんじゃない?」と声を掛けてくれる。「サッカーに正解はない。複数の相手を見て、判断しろ」ということをこの3年間で学びました。

チームWebサイト

http://www2.gamba-osaka.net/academy/member_youth.html
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