JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 2017年度 第41回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント > 最新ニュース一覧 > 法政大学が前年度王者・明治大学を下し、35年ぶり4度目の優勝を果たす 第41回総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント

ニュース

法政大学が前年度王者・明治大学を下し、35年ぶり4度目の優勝を果たす 第41回総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント

2017年09月11日

法政大学が前年度王者・明治大学を下し、35年ぶり4度目の優勝を果たす 第41回総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント

全国9地域の代表、24大学が参加する大学サッカーの夏の全国大会『2017年度第41回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント』の決勝戦が、9月10日(日)にヤンマースタジアム長居で行われました。

準決勝までに関東以外の地域の大学はすべて敗退し、ベスト4に残ったのは筑波大学、法政大学、流通経済大学、明治大学の関東4大学。決勝戦には、準決勝で筑波大学に勝った法政大学と、流通経済大学を下した明治大学が勝ち進みました。連覇を狙う明治大学は3年連続、対する法政大学は3年ぶりの決勝進出となりました。

試合は互いが様子を見ながらの慎重な立ち上がりとなりましたが、次第に中盤で激しいプレスをかける明治大学が主導権を握る展開に。しかし16分、明治大学は左サイドの佐藤亮選手が左足首を痛めて負傷交代するというアクシデントに見舞われます。序盤に攻撃の起点を失った明治大学ですが、代わりに入った金原唯斗選手や、右サイドの櫻井敬基選手を起点に、FWの木戸皓貴選手や土居柊太選手がゴール前に攻め込むなど、依然明治大学のペースで試合が進みます。防戦一方となった法政大学ですが、GKの関口亮介選手を中心に守備陣が奮闘。押し込まれながらもゴールを許さず、0-0で試合を折り返します。

後半も前半同様、明治大学ペースでのスタートなりましたが、法政大学は57分、松澤彰選手に代えて「後半(のチャンス)に残しておきたかった」(法政大学・長山一也監督)FWのディサロ燦シルヴァーノ選手を投入。ディサロ選手が入ったことで試合の流れが変わり、法政大学はそれまで封じられていた右サイドの武藤友樹選手、紺野和也選手が少しずつチャンスに絡み始めます。明治大学も、疲れの見える土居選手に代えて小柏剛選手を入れて前線をさらにスピードアップ。両チーム早い展開でチャンスを作る中、先制点は思わぬ形で生まれました。

67分、ヘディングでの競り合いでボールを奪ったディサロ選手が、左からゴール前に入ってきた上田綺世選手へとボールを落とします。「いつもなら、あのタイミングでは打たないシュート。だけど今日は特別に点を取りたかったので」という上田選手が放ったミドルシュートは、クロスバーに当たると方向を変えてそのままゴールネットを揺らし、法政大学が先制します。これで均衡は崩れ、追う立場となった明治大学はこれまで以上に攻勢を強めます。ボランチの柴戸海選手も前線に上がってシュートチャンスを狙いますが、法政大学も集中した守備でゴールを許しません。終盤にはパワープレーに出た明治大学に対し、法政大学もGK関口選手が右腕1本で決定的なシュートを弾くなどファインセーブを見せます。また法政大学は、前がかりとなった明治大学からボールを奪うと紺野選手がドリブルで突破し、さらに追加点を狙います。緊迫した時間帯が続きましたが、法政大学が明治大学の猛攻撃をしのぎきって試合終了。1年生FW上田選手の先制点を守りきった法政大学が、3年前の決勝で敗れた雪辱をはたし、35年ぶり4回目の優勝を手にしました。

試合詳細はこちら

監督・選手コメント

長山一也 監督(法政大学)
若い選手が多いチームですが、この大会では各地域の強豪チームと対戦するなど相手にも恵まれ、勝つことでチームとしても個人として自信つけることができました。決勝戦ではシュート3本と、内容的には物足りない部分もあります。けれど粘り強い守備から入って、少ないチャンスをモノにすることができたことが、優勝という結果につながったと思います。

栗田大輔 監督(明治大学)
(シード権のない)関東第7代表での出場ということで、1週間で5試合を戦った選手たちのがんばりを、まずは評価したいと思います。最後は、法政大学さんの粘り強いサッカーの中に勝負の厳しさを思い知らされました。前半は法政大学さんにやりたいサッカーをさせず、しっかりとセカンドボールを拾いながらいい距離間の中でサッカーをできていました。ですが、あれだけチャンスがあって決められなかった自分たちと、ワンチャンスを決めた法政大学の差が、この結果につながったと思います。

上田綺世 選手(法政大学)
攻め込まれる展開でしたが、必ずチャンスはあると思っていましたし、守備陣が必ず守ってくれるという確信はあったので、ワンチャンスがあれば必ず決めようと思っていました。いつもなら打たないようなタイミングでのシュートでしたが、前を向ける局面が少ない中、思い切って打ったことでゴールにつながってよかったです。

関口亮助 選手(法政大学)
ずっと押される展開でしたが、自分たちはうまい選手がいないチームなので、とにかく粘り強く守ろうと言っていました。最後の最後までディフェンスが足を出してがんばって守ってくれていたので、GKとしては非常に守りやすかったと思います。自分は準決勝からの出場で、この決勝のピッチに立てたのは、多くの人のおかげだと思っています。準々決勝までゴールを守ってくれたGKの吉田舜選手をはじめ、自分を最後に使ってくれた長山監督に感謝したいです。

第41回総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント

大会期間:2017/9/1(金)~2017/9/10(日)
試合会場:ヤンマースタジアム長居、キンチョウスタジアム、ヤンマーフィールド長居、J-GREEN堺
西京極総合運動公園陸上競技場

大会情報はこちら

アーカイブ
大会・試合
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー