ニュース
東京ヴェルディBSが大会連覇 JFA 第21回全日本ビーチサッカー大会
2026年09月15日

9月11日(金)から13日(日)にかけて、JFA 第21回全日本ビーチサッカー大会が開催されました。全国の16チームが兵庫県明石市に集い、明石市大蔵海岸で熱い戦いを繰り広げました。
ノックアウト形式で行われる今大会、初日は1回戦の8試合が行われました。前回大会王者の東京ヴェルディBS(関東1/東京)は、青森スタリオンズ(東北/青森)に13-0と快勝。前回大会準優勝のレーヴェ横浜(関東2/神奈川)は、かつてSAMURAI BLUE(日本代表)でプレーした森岡亮太選手を擁するドーサルM.FC/アシヤ(開催地/兵庫)に4-1で競り勝ちました。森岡選手はPKで1点を返すなど随所で存在感を発揮し、「サッカーの感覚をどう持ち込むかを工夫しながらやっている」と競技への適応を語りました。

初出場のBSSCマレ(関西2/京都)はハレクティオ岡山(中国/岡山)に敗れたものの2点を奪う健闘を見せ、記念すべき全国初ゴールを挙げた松長周平選手は「チームで取った1点。仲の良いメンバーとまた一緒に(大会に)出たい」と感想を語りました。一方、古豪の東京レキオスBS(関東3/東京)では、日本ビーチサッカー界のレジェンドである山内悠誠監督が「1カ月前に決断し、2年間限定で」現役に復帰。チームはソーマプライア沖縄(九州2/沖縄)に第2ピリオドまで2-2と接戦に持ち込みましたが、第3ピリオドに突き放されて1回戦突破ならず。山内監督は「力不足。もっとうまくならないと」と再起を誓いました。
2日目は準々決勝、準決勝が行われ、沖縄が見せ場をつくりました。準々決勝でセイコウ(四国1/愛媛)に8-1で快勝すると、東京Vと対戦した準決勝では第3ピリオド開始早々の25分の時点で4-3とリードを奪います。しかし終盤に東京Vに突き放され、前回大会に続いて準決勝敗退。CKから直接ゴールを奪うなど会場を沸かせた江黒力選手は「リードされていても最後にひっくり返すのが東京Vの強さ」と脱帽しました。

4大会連続で東京V対横浜というカードになった決勝では、日本一を決める試合にふさわしい、激しい攻防が展開されます。試合は開始早々に東京Vが先制、横浜も相手に退場者が出て、1人少なくなっている時間帯に得点を奪って1点差に追い上げましたが、東京Vが徐々に突き放していきます。最終的に7-4で勝利した東京Vが大会連覇と通算7回目の全国制覇を成し遂げ、茂怜羅オズ選手は「1試合目から決勝まで東京Vらしく戦い抜くことができた」と胸を張りました。

なお、3位決定戦は沖縄がバモスアラカーサ千葉(関東4/千葉)に12-5で勝利。フェアプレー賞も受賞しました。
選手コメント
茂怜羅オズ 選手(東京ヴェルディBS/東京)
今大会のテーマは「みんなで同じ船に乗り、どんな波が来ても誰も降りず、みんな力を合わせて戦おう」でした。1試合目から決勝まで、東京Vらしく戦い抜くことができました。チームのために若手を育てていく目標もありますが、私もこれだけのパフォーマンスができます。自分のためではなく、チームや若い選手、ファン・サポーター、日本のビーチサッカー界のことを考えながらプレーしています。若い選手は私を見て、モチベーションにしてほしいですね。
大谷陸斗 選手(レーヴェ横浜/神奈川)
東京Vは個の力が強く、僕らはチームとして守り、攻めなければならない試合でしたが、守備の部分でのズレが多かったり、数的優位をつくってもテンポが生まれなかったりと、修正すべき点が多い試合でした。僕自身は真ん中に入ってボールを散らしつつ、フリーでボールを持ったらシュートを放つなど、自分のプレーで試合を動かすポジションを任せてもらいました。オーバーヘッドシュートが枠に飛ばない場面が多かったので、そこは責任を感じています。
松岡翔太 選手(アヴェルダージ熊本BS/熊本)
(準々決勝は)プランどおりには進んでいたのですが、得点を取るべきところで取れず、最後の最後にポジションチェンジのところでミスが出てしまったことが敗因だと思います。僕は熊本出身なのですが、実家が令和8年熊本地震の被害を受けましたし、今でも避難所生活が続いているところがあります。大変な状況ではありますが、この大会に参加しているビーチサッカーファミリーの皆さんがいろいろな形で支援してくださっているので、大きな力になっています。
下村昊 選手(旭川実業高校/北海道)
普段はサッカーをしていて、ビーチサッカーにはあまり慣れていないのですが、全国大会に出場できたことは率直にうれしかったです。あまり緊張せずにプレーできましたし、独特な雰囲気があって、とても楽しかったです。ただ、試合には負けてしまったので、そこは悔しいですね。難しい部分のほうが多いですけど、GKとしてシュートを止めたときはサッカーと同じように楽しいですし、不慣れな環境でプレーすることでサッカーにつながる部分もあると思います。
崎岡柊優 選手(ドーサルM.FC/アシヤ)
僕は明石市の出身で、高校生のときにこの会場でビーチサッカー日本代表の試合を見たことがビーチサッカーを始めるきっかけになりました。思い入れのある会場で全国大会に出場することができて、地元の知り合いも大勢、見に来てくれたので、気合いが入りました。負けてしまったので反省するところばかりですが、次に(レーヴェ横浜と)対戦したときにはリベンジできるように、少しでも差を縮め、追い越していけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
大会期間:2026年9月11日(金)~9月13日(日)
会場:兵庫/明石市大蔵海岸
大会情報はこちら






