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ACLE 2025/26開幕でアジア制覇を目指す神戸、広島、町田、ACL2参戦のG大阪

2025年09月12日

ACLE 2025/26開幕でアジア制覇を目指す神戸、広島、町田、ACL2参戦のG大阪

AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2025/26リーグステージ東地区の戦いが9月16日(火)にいよいよ開幕し、日本からヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、FC町田ゼルビアの3クラブが出場してアジアトップの座を目指します。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)2025/26グループステージの東地区も17日(水)に始まり、ガンバ大阪が4年ぶりにアジアの舞台に臨みます。

アジア王座をかけた戦いが再び始まり、日本のクラブは昨季の川崎フロンターレ、一昨年の横浜F・マリノスがここ2シーズン連続でACLE決勝まで駒を進めており、今季出場する神戸、広島、町田の3クラブの戦いに注目です。

大会では出場24チームが東西各地区12チームずつに分かれて来年2月18日(水)までリーグステージを行い、各チームは異なる地域の相手とホーム4試合、アウェイ4試合を実施。上位8チームがノックアウトステージへ進出します。その後、来年3月のホーム&アウェイ方式でのラウンド16を経て、準々決勝以降はファイナルズとして一都市で集中開催。一戦必勝方式で決勝まで行われます。ファイナルズはサウジアラビアで4月17日(金)から25日(土)まで開催の予定です。

日本以外の東地区出場チームは、韓国から9大会連続出場で、旧ACLで2度優勝の蔚山HD、昨季リーグ2位で初出場となる江原FC、ACLには通算9度目の出場で2013年大会準優勝のFCソウルの3チーム。中国からは昨季16強進出の上海海港、昨季国内リーグ2位で2006年大会では8強入りの実績もある上海申花と、昨季リーグ3位に入りACLEプレリミナリーステージ(予選)でタイのバンコク・ユナイテッドに勝って初出場を決めた成都蓉城が参戦。さらに、オーストラリアリーグ制覇のメルボルン・シティ、マレーシアリーグ9連覇のジョホール・ダルル・タクジム、昨季タイで国内3冠を遂げたブリーラム・ユナイテッドという顔ぶれです。このうち、ブリーラムを除く8チームと日本の3チームがそれぞれ対戦します。

なお、西地区は東地区より1日早い15日(月)にスタート。出場チームには昨季の決勝で川崎に勝って優勝したアルアハリ・サウジFC(サウジアラビア)をはじめ、ACL2優勝に加えてUAEリーグ2位に入って出場権を得たシャルジャFC、昨季国内リーグとカップの2冠を達成したアルイテハド(サウジアラビア)、20大会で6度目の決勝進出を目指すアルヒラル(サウジアラビア)、昨季ACLEベスト8でカタールリーグ王者のアルサッド、UAEリーグとカップ戦のダブル優勝で2022年以来のACL復帰となるシャバブ・アルアハリなど、強豪が揃っています。

神戸の初戦はアウェイで中国強豪の上海海港と

神戸は昨季J1リーグで2連覇を遂げて2年連続でのACLE出場です。昨季は16強に入り、旧ACLでは2020年大会ベスト4、2022年大会ベスト8と、出場したすべての大会でノックアウトステージに進出しており、チームにはそれらの戦いを経験してきた大迫勇也選手、武藤嘉紀選手、酒井高徳選手をはじめ、今季好調な宮代大聖選手、井手口陽介選手、扇原貴宏選手らが揃っています。

初戦は17日(水)にアウェイで上海海港(中国)と対戦です。上海海港はかつて横浜FMを率いたケビン・マスカット監督の下、昨季国内リーグとカップ戦で2冠を達成し、旧ACLから通算7度目の出場で、16強入りした昨季以上の成績を目指しています。

両者は過去2回対戦して、昨季リーグステージでは神戸がホームで4-0、2020年大会ラウンド16(カタールセントラル開催)でも神戸が2-0で勝利しています。神戸も上海海港も国内リーグ連覇を目指してそれぞれ3位(9月12日時点)につけて優勝争いを展開中です。

広島、アウェイでメルボルン・シティと初戦

昨季ACL2で8強入りした広島は、昨季リーグ2位に入ってACLEへステップアップ。トップカテゴリーでのアジア挑戦は2019年にベスト16入りした旧ACL参戦以来となります。

16日の初戦の相手はオーストラリアでリーグ王者のメルボルン・シティです。

メルボルンはかつて広島でも選手として活躍し、アデレードやタイのクラブを率いてきたアウレリオ・ヴィドマール監督が率いています。10月の国内リーグ戦のスタートに先立ってのACLE初戦ですが、ホームで始めるアドバンテージを得ました。

広島のオーストラリア勢との対戦は昨季ACL2グループステージでのシドニーFC以来で、シドニーにはホーム2-1、アウェイ1-0の2連勝でした。

J1リーグでは9月12日現在、首位の京都サンガF.C.と1試合消化が多い状況で勝ち点4差の6位。天皇杯とJリーグYBCルヴァンカップではベスト4に進出しています。今季終盤はハードな試合日程が想定され、コンディション調整も鍵になりそうです。

9月の代表戦にはGK大迫敬介選手、荒木隼人選手が参加しており、ACLEでの活躍が期待されます。

広島のホーム初戦は第2節の9月30日(火)で、中国の上海海港を迎えます。

アジア初挑戦の町田

今回アジア初挑戦に臨む町田は、9月16日(火)にホームでFCソウルと対戦します。

ソウルは旧ACLから通算9度目の出場で、2013年には準優勝の実績もあります。現在Kリーグでは5位につけ、ブラジル出身のFWアンデルソン・オリベイラ選手、クロアチア出身FWマルコ・ドゥガンジッチ選手やヨルダン代表DFヤザン・アルアラブ選手らを擁しています。

町田はJ2リーグから昇格した初年度の昨季、J1リーグで3位に入る健闘で今季のACLE出場権を獲得。今季のJ1リーグでも好調を維持して優勝争いを続けていて、首位の京都とは1試合消化が多いながら勝ち点4差の5位につけています。

切れのあるパフォーマンスでチームをけん引している相馬勇紀選手、望月ヘンリー海輝選手、中山雄太選手らをはじめ、韓国代表のナ・サンホ選手とオ・セフン選手、オーストラリア代表のミッチェル・デューク選手、夏の移籍でG大阪から加入したイスラエル代表のネタ・ラヴィ選手など代表経験者も多く、初挑戦のアジアでの戦いでもチームを引っ張る存在になりそうです。一方で、気候の違いや時差もあるアウェイ戦でのチームとしての対応力も試されそうです。

初のアウェイ戦は9月30日(火)の第2節で、マレーシア王者のジョホール・ダルル・タクジムと対戦します。

G大阪、2019年以来のアジア挑戦

2008年に旧ACLで優勝を遂げたG大阪が、今回2021年大会以来初となるアジアの舞台に戻ってきました。昨季のJ1リーグと天皇杯を神戸が制したことで、J1で4位フィニッシュのG大阪がACL2の出場権を獲得しました。

ACL2では全32チームが東西に分かれてグループステージから準決勝までを行い、来年5月16日(土)の決勝で西地区を勝ち上がったチームとタイトルをかけて戦います。各グループ上位2チームが来年2月に始まるノックアウトステージへ進出。ラウンド16、準々決勝、準決勝とホーム&アウェイ方式で行い、決勝のみ一戦必勝方式となります。

G大阪はグループFに入り、9月17日(水)にホームで東方(ホンコン・チャイナ)と対戦するのを皮切りに、その後ラーチャブリーFC(タイ)、ナムディンFC(ベトナム)とホーム&アウェイで対戦します。

G大阪の初戦の相手の東方は、昨季国内カップ戦で7度目の優勝を遂げて、今回がACL通算4度目の出場です。ナムディンは現在リーグ3連覇中で、ラーチャブリーは昨季タイリーグで4位に入って出場権を獲得しました。

G大阪は9月12日現在J1リーグ9位。代表戦によるリーグ中断前の2試合では横浜FCに3-2、湘南ベルマーレに5-4など高い攻撃力を示しています。

アジアの戦いは初となるダニエル・ポヤトス監督ですが、チームには宇佐美貴史選手、倉田秋選手、満田誠選手や初瀬亮選手、中谷進之介選手などACL経験者も多く、元チュニジア代表のイッサム・ジェパリ選手も擁しています。

なお、このほかACL2東地区には昨年準優勝したライオン・シティ・セイラーズ(シンガポール)、タイリーグ強豪のバンコク・ユナイテッド、BGパトゥム・ユナイテッド、韓国の浦項スティーラーズなどが参戦。西地区の出場リストには、サウジアラビアのアルナスル、UAEのアルワスル、イランのフーラッド・モバラケ・セパハンSC、カタールのアルアハリなどアジアの大会で馴染みの名前が並んでいます。

ACL2優勝クラブは来季のACLE本戦出場権をかけてACLEプレリミナリーステージ(予選)への出場権を獲得できます。今季も熱い戦いが繰り広げられそうです。

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