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大量得点で勝利の広島が暫定首位に立つ! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST

2017年09月19日

大量得点で勝利の広島が暫定首位に立つ! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST

ピックアップマッチ

サンフレッチェ広島F.Cユース 6-1(前半1-1、後半5-0) 大津高校

高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは9月18日(月・祝)に第13節を開催し、2位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と7位の大津高校(熊本)が対戦しました。

試合開始から勢いよくゴールに迫った広島でしたが、8分に大津の水野雄太選手(FW #10)に守備の隙を突かれて、ピンチを迎えます。サイドからゴール前に上がったクロスがDFに当たると、GKの頭上を越えて、ゴールネットに吸い込まれました。思わぬ形で先制点を許したものの、「第10節の阪南大学高校(大阪)戦も自分たちのミスで先制されて、焦りからミスが続いてしまった。でも、今日は自分たちのペースで試合が運べていたので、このまま落ち着いてやろうと皆に声を掛けた」(仙波大志選手/MF #14)と広島に動揺は見られません。DFと中盤の選手でブロックを固める大津の守備に苦しみながらも、最終ラインからテンポ良くパスをつなぎ、サイドの揺さぶりからチャンスをうかがうと、20分には右クロスから仙波選手がシュート。GKが弾いたボールを満田誠選手(FW #10)が拾い、最後は明比友宏選手(FW #11)が落ち着いて決めました。

同点で迎えた後半は気温の上昇もあり、大津の運動量が低下。数的優位な状況で守れていた前半から一転し、「組織で守らなければいけないのに、個での戦いを強いられてしまった」(平岡和徳総監督)。一方の広島は、「明比と二人でボールを持てていたので、絶対に点が取れると思っていた」と仙波選手が振り返るように、2列目がスペースでボールを受ける機会が増加。サイドも、川井歩選手(DF #8)が「日頃の練習から意識しているプレー」と自信を持つ味方とのコンビネーションで積極的に高い位置へと飛び出し、大津を押し込みました。

すると、48分には満田選手とのワンツーで抜け出した川井選手のクロスから、明比選手が2点目をマーク。逆転してからは、前掛かりになった大津の背後を効果的に狙い、55分に奪った満田誠選手のゴールから立て続けに3ゴールを追加し、一気に勝負を決めました。試合終盤になっても広島の勢いは衰えず、アディショナルタイムには満田選手がハットトリックを達成。6-1で広島が勝利し、暫定首位に浮上しました。

監督・選手コメント

沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
阪南大学高校戦で先に失点した後は、選手それぞれがバラバラの主張をしたため、チームがまとまらず、ミスも目立ちました。今日の試合は先制されても落ち着いてプレーすることができたのですが、人数をかけた相手の守りがかなり堅くて、うまく守られると嫌だなと思っていました。ただ、前半のうちに追いついて、後半もうまく2点目を取れたのが大きかったと思います。終わってみれば、大差がつきましたが、どっちに転ぶか分からない展開で、非常に危ない試合でした。

DF #8 川井歩 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
相手に先制点を許して、決して良い試合の流れではなかったのですが、追いついてからは落ち着いて自分たちの攻撃ができました。個人としては最近、マンツーマンで守られ自由にできないので、その中でどれだけ崩せるかを意識して、プレーしていました。今日は何本も崩せてアシストもできたので良かったです。まずは首位に立たないと何も始まらないと思っていました。まだ暫定での首位なので、他のチームのことは気にせず、自分たちが勝ち続けて、最後は優勝で終えたいです。

平岡和徳 総監督(大津高校)
今日はこんなに点差がつく試合ではなかったと思います。自分たちで自滅した結果、大量失点につながりました。先制点を取れたところまでは良かったのですが、後半は足が止まってしまいました。日頃のトレーニングは嘘をつきません。プレミアリーグで戦うレベルのトレーニングではなく、最近はただこなすだけになっているように見えます。下を向いていても仕方がないので、選手たちは今日の刺激から何を切り取って、トレーニングの意識をどう変えるかが重要です。これまでと同じでは成長しません。

FW #10 水野雄太 選手(大津高校)
先週の試合では何もできず、平岡先生から「大津の歴代の10番はすごい選手ばかり。お前も背番号に相応しい選手になるんだ」と熱い言葉をもらいました。今日の試合は、平岡先生の言葉を信じて、攻守ともにアグレッシブなプレーをしようと思っていました。幸先良く得点が取れたり、試合の入りは良かったのですが、後半は相手のパス回しに体力を奪われ、守備に回る時間が増えてしまいました。また、今日は中学校の先輩である満田誠選手との対戦ということもあり、絶対に負けたくないという気持ちで挑んだのですが、何倍も上回る活躍をされてしまい、悔しかったです。

その他の試合結果

阪南大学高校 順延 ガンバ大阪ユース
セレッソ大阪U-18 順延 アビスパ福岡U-18
米子北高校 順延 神戸弘陵学園高校
東福岡高校 順延 ヴィッセル神戸U-18

プレミアリーグWESTの残り4試合は台風18号にともなう悪天候が予想されたため、観客や試合運営等の安全を考慮し、順延となりました。試合の取り扱いに関しては決定次第、日本サッカー協会公式WebサイトJFA.jpでお知らせします。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第14節 スケジュール

9月24日(日)
11:00 アビスパ福岡U-18 vs 神戸弘陵学園高校(福岡フットボールセンター)
15:00 ガンバ大阪ユース vs サンフレッチェ広島F.Cユース(OFA万博フットボールセンター)
17:00 大津高校 vs 東福岡高校(えがお健康スタジアム)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs セレッソ大阪U-18(いぶきの森球技場)
未定 阪南大学高校 vs 米子北高校(藤枝総合運動公園サッカー場)

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。

大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら

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