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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015 FCバルセロナが世界一に輝く

2015年12月21日

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015 FCバルセロナが世界一に輝く

12月20日(日)に最終日を迎えたFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015。横浜国際総合競技場で3位決定戦と決勝が開催されました。

サンフレッチェ広島(日本/開催国代表)と広州恒大(中国/アジア代表)による3位決定戦は、開始早々に試合が動きます。4分、広州はショートコーナーからのクロスにエウケソン選手がヘディング。これはGKに防がれますが、ガオ・リン選手のシュートをパウリーニョ選手が頭でコースを変え、ネットを揺らしました。前半は互いにチャンスをつくる展開となり、両チーム合計で20本(広島12本、広州8本)のシュートが飛び交いました。

後半に入ると、運動量の落ちた広州に対し、広島が押し気味に進めます。70分に途中出場のドウグラス選手がCKを頭で合わせて同点としました。さらに広島は83分、柏好文選手のクロスを浅野拓磨選手がヘディングし、クロスバーのはね返りをドウグラス選手がゴール。広島が逆転で広州を下し、3位に輝きました。試合後、森保一監督は「選手を入れ替えながら、チームの総合力で3位という結果を得られたことは自信になる」と振り返りました。

決勝は、初優勝を狙うリバープレート(アルゼンチン/南米代表)と3度目の王座を目指すFCバルセロナ(スペイン/ヨーロッパ代表)が激突。熱狂的な“リーベル”サポーターに加え、世界ナンバーワンクラブの行方を見ようと多くの観客が詰め掛け、6万6853人の大観衆となりました。

立ち上がりから、圧倒的なポゼッションで攻撃を組み立てるバルセロナが主導権を握ります。前線には、準決勝を欠場したリオネル・メッシ選手、ネイマール選手、そして前の試合でハットトリックを達成したルイス・スアレス選手をそろえ、個の打開力と息の合ったコンビネーションで相手ゴールを脅かします。対するリバープレートは、球際に厳しいプレッシャーを掛け、素早いカウンター攻撃を見せました。スコアを動かしたのはバルセロナ。36分、ダニ・アウべス選手のクロスをネイマール選手が頭で折り返すと、メッシ選手がトラップから左アウトサイドでゴールを射止めました。

後半開始早々、バルセロナが追加点を挙げます。セルジオ・ブスケツ選手のスルーパスに抜け出したスアレス選手がGKとの1対1を確実にものにしました。その後もバルセロナはメッシ選手を起点に決定機をつくり、観客を沸かせます。68分には、ネイマール選手のパスに反応したスアレス選手がヘディングで3点目を奪いました。リバープレートは、終盤にゴンサロ・マルティネス選手のシュートがポストにあたるシーンもつくりましたが、最後まで得点は奪えず。盤石の戦いぶりを見せたバルセロナが3-0で勝利し、史上最多3度目の優勝を成し遂げました。

表彰セレモニーでは、澤穂希選手がスペシャルゲストとして登場。栄えある優勝トロフィーをバルセロナのアンドレス・イニエスタ選手が掲げると、会場のボルテージは最高潮に達しました。2試合で5ゴールを挙げたスアレス選手がアディダスゴールデンボール(大会MVP/シルバーボール:メッシ選手、ブロンズボール:イニエスタ選手)に輝いたほか、バルセロナはフェアプレー賞も獲得するなど表彰台を独占しました。

監督・選手コメント

ルイス・エンリケ 監督(FCバルセロナ)
優勝できてとても幸せです。目標に掲げたタイトルを次々と獲得することができ、非常に満足しています。われわれはタイトルを獲得するだけではなく、どのようにそのタイトルを獲得するか、それが重要だと思っています。勝つことを目指していますし、前進することを目指しています。リバープレートにもチャンスがあったと思いますが、今日は相手がどこであろうと、われわれはおそらく圧倒的な勝利を収めていたでしょう。リバープレートは非常に素晴らしいライバルチームだったと思います。

リオネル・メッシ 選手(FCバルセロナ)
ネイマール、(ルイス・)スアレスとはリーガ・エスパニョーラやコパ・デル・レイの試合でも、いつも良い連係が取れていて、どんなときでも3人で良いプレーができています。アルゼンチンのチームと対戦するのは2回目ですが、特別な感じはしませんでした。今後もバルセロナとして、より多くのタイトルを獲得していけたらうれしいです。これからも重要な試合が続きますので、そこでも良い結果を出していきたいです。こういう形で1年を締めくくれたということは非常にうれしいです。

ルイス・スアレス 選手(FCバルセロナ)
目標にしていたタイトルを獲得することができ、とてもうれしいです。私たちは全力を尽くしましたし、自分自身、2得点を決めることができ非常にうれしく思っています。(リオネル・)メッシとネイマールがいたことで心強く戦うことができました。みんなで協力して、良いプレーができたと思います。クラブチームにとってこの大会のタイトルは非常に重要なものです。ここで立ち止まるのではなく、これからどんどんタイトルを取っていきたいと思っています。

マルセロ・ガジャルド 監督(リバープレート)
まずはバルセロナを祝福したいと思います。先制を許すまでの35分間、私たちはプラン通りに戦えていました。バルセロナに簡単にプレーさせず、攻撃にも力を入れていました。しかし先制された後はその体制が崩れてしまいました。ラインを上げてプレーしようと臨んだ後半の2失点目はかなり堪えました。今は敗北感に打ちのめされています。私たちはできる限りの努力をしましたが、その努力は報われませんでした。ただ、私たちは最善を尽くしました。バルセロナは本当に素晴らしいチームだと思います。

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015

2015年12月10日(木)~12月20日(日)
神奈川/横浜国際総合競技場
大阪/大阪長居スタジアム
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