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第17回全日本女子ユースサッカー選手権大会 日テレ・メニーナが4連覇

2014年01月08日

第17回全日本女子ユースサッカー選手権大会 日テレ・メニーナが4連覇

大会最終日の1月7日は、3位決定戦と決勝戦を行いました。
FC VICTORIES(関西1/兵庫)とジェユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東2/千葉)の3位決定戦は、両チームとも積極的な立ち上がりを見せます。7分、ジェフLは、鈴木麻理奈選手が前線で相手のクリアボールを拾いそのままペナルティーエリア内で仕掛けて中央へパス、鴨川実歩選手が押し込んで先制に成功します。FC VICTORIESも前線から激しいアプローチを仕掛けて反撃に出ますが、ジェフLは集中した守備でこれを許しません。16分には大矢円佳のロングフィードから、27分には大賀理紗子選手の右クロスから佐藤瑞夏選手が2ゴールを奪って、ジェフLがリードを広げます。
後半もジェフLのペースで試合は進みますが、FC VICTORIESの諦めない姿勢が64分、ゴールに結びつきます。田中美沙選手のパスから神谷育実選手がゴール前に抜けて1点を返しました。しかし68分、ジェフLは大賀選手が鴨川選手とのワンツーから4点目を決めて勝負あり。最後まで体力を振り絞った両チームの戦いは、ジェフLに軍配が上がりました。

第17回全日本女子ユースサッカー選手権大会

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決勝戦は、日テレ・メニーナ(関東1/東京)と浦和レッズレディースユース(関東3/埼玉)が激突しました。
試合は、序盤から球際での激しい攻防戦となり、互いにパスを回しながら相手の隙をうかがう展開となります。9分、日テレ隅田凜選手の左CKはバーに直撃。攻守の切り替えを早くし、浦和の陣地内でプレーする日テレは25分、三浦成美選手の右クロスから籾木結花選手が先制ゴールを奪います。その2分後には、隅田選手のスルーパスから籾木選手が中央を突破し、GKの頭上を狙うループシュートで2点目を決めました。
後半、清家貴子選手を投入して打開を試みる浦和は、立ち上がりに攻勢を仕掛けます。54分には、清家選手が思い切りのよいミドルシュートを放ちますが、日テレGK田中桃子選手がキャッチします。日テレがなかなか前線にボールを運べない中、浦和はゴールを目指しますが、日テレが体を張った守備でしのぎます。後半の沈黙を破ったのは日テレでした。76分、隅田選手のFKを土光真代選手が頭で合わせて加点。78分には、右サイドをオーバーラップした清水梨紗選手のグラウンダークロスから船木和夏選手が追加点を奪います。対する浦和も得点チャンスをつくり出しますが、最後までゴールネットを揺らすことはできません。決勝戦を4-0で制した日テレが、大会史上初の4連覇を成し遂げました。

第17回全日本女子ユースサッカー選手権大会

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監督・選手コメント

車谷昌晴 監督(FC VICTORIES)
自分たちのサッカーをして関東の代表チームを1つでも崩したいと思っていましたが、まだ力の差があると感じました。後半の戦いを90分できていたらと思います。早い時間に失点して浮き足立ってしまいました。後半の45分はみんなよく走ってよくやってくれました。選手にはお疲れさまと伝えたいです。中学生主体で、今年は7人の選手がチームを離れますが、その選手たちには頑張ってほしいですし、残った選手もまた全国を目指して頑張ってほしい。この悔しさは来年またリベンジしたいです。

小林美由紀 監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
相手がオフサイドラインを上げてくるのは分かっていたので、オフサイドにかからないように、2列目の飛び出しやドリブル突破から点を取っていこうと選手には伝えて、うまく機能したと思います。前半早めに点を取れたのはいいのですが、後半だけ見れば1-1。相手も疲れている中で、相手の方が頑張っていました。3位を取れたのはうれしいですが、上の2チームとの差は大きいですし、まだやるべきことはたくさんあると感じた試合でした。選手にはサッカーを通じて一人の人間として成長してほしいと思っています。

鈴木麻理奈 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
準決勝は後半に簡単に点を失ったので、今日は後半もしっかり戦って絶対に勝とうとみんなで話して臨みました。勝って終われて良かったです。今大会は、1回戦から3位決定戦のような濃い内容の試合ができていたらもっと良い雰囲気で終われたのではないかと思います。私は今シーズンでチームを卒業しますが、まだ関東リーグの入れ替え戦もあるのでこのチームで上に上がれるように最後まで頑張りたいです。

下山薫 監督(浦和レッズレディースユース)
悔しいですが、正直力の差があったと思います。序盤で失点をしないよう前半20分くらいまでは粘り強く守れていましたが、守備が崩れたときに立て続けに失点してしまったのが残念です。後半は点を取るため攻撃に重点を置く指示をして挑みましたが、ペネルティーエリアになかなか侵入できず、決定的なチャンスで防がれてしまいました。攻撃時のリスクマネジメントはチーム課題としてあって、今日のような力のある相手だと隙を突かれて通用しないということです。選手が一番悔しさを感じていると思うのでこの悔しさを忘れずに来シーズンにつなげてほしいです。

清家貴子 選手(浦和レッズレディースユース)
監督には、あまりポゼッションにこだわらなくて良いから、真ん中にいてとにかく点を取るようにと言われましたが、最後のところで決め切れなかったです。どんな形でも良いのでゴールを決めたかったのですが、相手も守備が堅くて強かったです。決定機に決められていれば…。そこが勝敗を分けたのかなと思います。一人一人がもっと強くならなければいけないですし、自分自身もこういう試合で決定機を決められるようなストライカーになりたいです。

鈴木俊 監督(日テレ・メニーナ)
とりあえず4連覇できてほっとしています。1年を通して何試合か対戦していた相手なので立ち上がりの戦い方は予想できていました。自分たちが攻撃する意識を持ちながら、うまくゲームに入れたと思います。選手は背も小さくて細いので、ボールをうまく動かしながら相手の隙を突いて攻撃し続けることをしないと、なかなか点は取れません。ボールを失った瞬間に高い位置からすぐに奪い返して、相手ゴールの近くでプレーすることは、日ごろから言っていることなので前半は機能したと思います。後半は運動量が落ちて我慢の戦いでしたが、無失点で加点できたのは大きかったですね。日本一と言っても選手の目標はベレーザに上がることなので、結果におごらず上を目指してもらいたいです。

清水梨紗 選手(日テレ・メニーナ)
ベレーザでプレーする5人は、ベレーザのシーズンが終わってから合流しましたが、最初はうまく合わなくて大会前も勝ち切れない試合が続いていました。でも大会を含めてみんなでコミュニケーションを取りながらやってきたので、優勝できたことは嬉しいです。
いつもは先輩たちに支えられて自分が気持ち良いようにプレーできますが、今回は支える立場で自分のミスが他の選手に影響してしまうので、そういう面では難しかったです。優勝の喜びは、いつも支えてもらっている両親に伝えたいです。

鳥海由香 選手(日テレ・メニーナ)※今大会はけがで出場していません
鳥海由香
関東予選の準決勝でケガをしてしまって、まさか自分がケガで全国大会に出られないとは思っていなかったので正直悔しかったです。手術することになり、全国大会には間に合わないことが分かったので、みんなに頑張ってほしいと思いお守りを作りました。今日は、「得点したら(観客席に)行くから下の方にいて」と言われて、(先制後に)みんなが駆け寄ってきて来てくれたときは嬉しくて涙が出そうでした。キャプテンの(宮川)麻都選手からも「最高のプレゼントを贈ります。メニーナ魂を見ていてください」と言われていたので、勝利してくれると信じていました。みんなには“ありがとう”という言葉しかないです。

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決勝戦 日テレ・メニーナ(関東1/東京) vs 浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東3/埼玉)

前半

後半、表彰式



3位決定戦 FC VICTORIES(関西1/兵庫) vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東2/千葉)

前半

後半



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