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Lien Chibaが大会初制覇 JFA 第24回全日本O-50サッカー大会
2025年06月24日
JFA 第24回全日本O-50サッカー大会は6月23日(月)に大会最終日を迎え、Lien Chiba(関東3/千葉)が初出場で初優勝という快挙を達成しました。
準決勝は2試合とも接戦になりました。クマガヤサッカースポーツクラブシニアO-50(関東4/埼玉)とLien Chibaによる一戦は、開始3分にLien Chibaが先制しました。対するクマガヤもその5分後にCKから押し込み、試合を振り出しに戻します。その後、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにドラマが待っていました。Lien Chibaはクロスに長瀬知徳選手が頭で合わせてゴールネットを揺らし、2-1で勝利をつかみました。もう一方の準決勝、LEYENDA(関西/奈良)と横浜シニア50(関東1/神奈川)の試合でも序盤に試合が動きました。3分、横浜の阿部良則選手が挙げた先制点がそのまま決勝点となり、横浜が決勝へと駒を進めました。
横浜とLien Chibaによる決勝も、緊迫した展開となりました。互いに球際で強さを見せ、相手にプレッシャーをかけます。攻撃面では、12分にLien ChibaがFKからクロスバーを叩くシュートを放ち、19分には横浜の阿部選手が際どいシュートを放つなど、ゴールへの意欲を示します。
0-0で迎えた後半、Lien Chibaは一気に4人の選手を投入するなど、互いに交代のカードを切って得点への道を探ります。29分にはLien Chibaの山口豊選手が強烈なシュートを放ちますが、これは枠外へ。その後、両チームは個人の力で突破を図ろうとしましたが、決定的なチャンスをつくるには至らず、無得点のまま後半を終了。勝負はPK戦で決することになりました。
PK戦でも一歩も譲らぬ戦いが続きました。両チームのGKが横っ飛びで相手のシュートに触れた場面もあるものの、コースを力強く狙ったキックが続きます。迎えた9人目では、横浜の選手のシュートがクロスバーを叩いたのに対し、後攻のLien Chibaは長瀬選手が最後のPKを決め、チームをO-50の日本一へと導きました。
選手コメント
渡辺悟 選手(Lien Chiba)
感無量です。優勝を目指すと言っていましたが、サッカーは優れたメンバーがいても何が起こるか分からないですし、初めて出場する大会でもあるので、苦戦するのではないかと思っていました。対戦した相手は強いチームばかりで簡単にはいきませんでしたが、優勝という結果をつかむことができて最高です。このチームには高校時代、全国大会に出場した選手はいますが、優勝経験者はいません。50歳になって日本一になれるなんて、サッカーを続けていて良かったです。
檀原亘 選手(横浜シニア50)
PK戦での負けはアクシデントのようなものなので、仕方ありません。大会前から手応えはありましたし、この大会を無失点で終われました。守備陣が頑張ってくれていたので、いつかチャンスは来ると感じていたのですが、決勝ではいつものパスをつなぐゲーム運びを継続できませんでした。それがこれからの課題かなと思います。O-40で優勝した経験を生かして「O-50でも優勝を」と意気込んでいただけに、今回の結果は残念ですが、また頑張ります。
奥野茂樹 選手(LEYENDA)
無失点のまま勝ち上がれると思っていましたが、PKでの失点で負けてしまったのは残念です。守備が完全に崩されたわけではないですし、攻撃ではチャンスもあったのですが、決め切れませんでした。PK戦の末、同じ準決勝で敗れた前回大会よりだいぶ悔しいです。それでも、この大会には仕事を休んで遠征するだけの価値があると思います。来年も必ずこの舞台に戻ってきて、今大会以上の成績を残したいと思います。
新井宏明 選手(クマガヤサッカースポーツクラブシニアO-50)
人数が少ない上にけがで来られない選手もいて、戦えるメンバーは15、6人ほどでした。それでも強さや速さなど持ち味のある選手が多いので、この人数で戦い抜くことができたのだと思います。「全員サッカー」をモットーに掲げ、チーム全員が全てを出し切った結果の準決勝敗退ですので、勝った相手を祝福します。私はルーキーですが、自らキャプテンになりたいと志願しました。いつか先輩方のようにチームを引っ張り、今度こそ優勝できるように頑張ります。
大会期間:2025年6月21日(土)~6月23日(月)
会場:沖縄県/金武町フットボールセンター、赤間総合運動公園サッカー場・赤間運動場
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大会最終日 2025年6月23日(月)の準決勝・決勝の模様は、JFATVにてライブ配信を行いました。
オンデマンド配信はJFA公式アプリ「JFA Passport」にてご覧いただけます。
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