JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > JFA 第49回全日本U-12サッカー選手権大会 TOP > 最新ニュース一覧 > 【ホットピ!~HotTopic~】小学生年代の日本一を懸けた熱戦が12月26日に開幕 JFA 第49回全日本U-12サッカー選手権大会

ニュース

【ホットピ!~HotTopic~】小学生年代の日本一を懸けた熱戦が12月26日に開幕 JFA 第49回全日本U-12サッカー選手権大会

2025年12月24日

【ホットピ!~HotTopic~】小学生年代の日本一を懸けた熱戦が12月26日に開幕 JFA 第49回全日本U-12サッカー選手権大会

攻守に主体的に関わる8人制サッカー

JFA 第49回全日本U-12サッカー選手権大会が12月26日(金)に開幕します。初出場の10チームを含む計48チームが温暖な鹿児島県に集い、小学生年代の日本一を目指して熱戦を繰り広げます。

出場するのは各都道府県代表の47チームと前年度優勝チームを輩出した都道府県に追加付与される1枠(今大会では東京都)の計48チームです。大会はまず12グループに分かれて鹿児島市郊外のふれあいスポーツランドで1ラウンドを戦い、ノックアウト方式の決勝ラウンドに進出する16チームを決定。準々決勝以降は桜島を望む同市中心部の鴨池地区で開催されます。


今年も鹿児島県の桜島を望む試合会場で熱戦が繰り広げられる

この大会は2011年度から8人制で行われています。ピッチは通常のサッカーフィールドのほぼ半分。試合時間は前後半20分の計40分で、選手交代は自由に行えます。フォーメーションは3-3-1や2-3-2が採用され、11人制と同様にDF、MF、FWに役割を分けることはできますが、人数が少ないだけに誰もが攻撃にも守備にも主体的に関わる必要があり、試合の中から将来につながる技術や判断力なども培います。

大会の魅力は、鹿児島で全国の選手たちが見せる、のびのびとしたプレーです。試合では鮮やかなシュートやスピードに乗ったドリブルで大人顔負けのテクニックが飛び出すことも。また、周囲をしっかりと動かして攻撃と守備をコントロールするボランチやセンターバックの重要性は高く、キャプテンシーを持って熱くも冷静に戦う姿勢がさまざまな試合で見られます。


ハイレベルな本大会。試合では大人顔負けのプレーが飛び出すことも

過去にこの大会を経験したプロサッカー選手は多く、2008年の第32回大会(当時は11人制)ではのちにSAMURAI BLUE(日本代表)に名を連ねることになる三笘薫選手、板倉滉選手、三好康児選手が川崎フロンターレのメンバーとして出場。8人制に移行後も瀬古歩夢選手や細谷真大選手など、国内外で活躍するプロサッカー選手を輩出しています。プロの世界で戦う技術だけでなく、前向きに戦うメンタリティーや、仲間とともに一つの目標を追いかけるチームワークを養う機会になったのかもしれません。

全国から集まった選手がそれぞれの特長を生かして上を目指す大会だからこそ、かけがえのない経験を得ることができるでしょう。今大会のアンバサダーに就任した柿谷曜一朗さんも「通用したこと、通用しなかったことを、チームのトレーニングに生かして、プロサッカー選手を目指してがんばってください」とエールを送っています。


大会アンバサダーの柿谷曜一朗さん。選手たちの成長に期待を寄せる

常連や初出場チームなど多彩な顔ぶれ

参加チームのうち前年度優勝の東京ヴェルディ(東京)は1次ラウンドをグループLで出場します。このグループは東京Vのほかベガルタ仙台(宮城)、ヴィッセル神戸(兵庫)、オオタFC(岡山)で構成。いずれのチームも大会の常連と言える顔ぶれで、1点の重要性が高い、僅差の試合が続く可能性もあります。東京Vは東京都大会を1点差の接戦を制して勝ち上がっており、その粘り強さは強者ぞろいのグループステージでも生かせそうです。

地元・鹿児島県からは、太陽SC U-12が2年ぶり6回目の出場。太陽SCが戦うグループGは初出場のいわきアビラーション(福島)とFC.カンピオーネ福岡(富山)、それに12年ぶりに出場の柏レイソルTOR(千葉)が入りました。太陽SCにとって、先輩たちが戦ってきた経験があるのは1次ラウンド突破へのポジティブな要素ですが、各チームともに持ち味を存分に発揮してラウンド16進出を目指します。

グループKでは5年前に初優勝したFCトリアネーロ町田(東京2)が出場します。町田はフットサルで培ったリズムの良いサッカーが特長の一つ。2025年8月に行われたJFA バーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会では準優勝しており、今大会でも長短のパスをつなぎながら積極的に攻撃するシーンが見られるでしょう。このグループはほかにニカホウインズFC(秋田)、清水エスパルス(静岡)、小倉南FC(福岡)が出場。小倉南は1998年に頂点に立っており、優勝経験チーム同士の対戦も組まれます。

大会のもう一つの特徴はレフェリーです。フルコートの11人制サッカーとは異なり、この大会では副審を置かず、一人の主審がゲームをマネジメントします。担当するのは全国から集まったユース(U-18)審判員たち。選手のフェアプレーを称えるグリーンカードも導入されており、高校生が厳しくも温かな眼差しで試合を進めていく姿も必見です。


ユース審判員によるゲームマネジメントも大会の見どころの一つ

グループリーグ上位16チームがノックアウト方式の決勝ラウンドに進み、決勝戦は12月29日(月)に白波スタジアムで行われます。大会を通して成長していく小学生たちのはつらつとした戦いに注目です。


本大会の情報は以下からご覧ください。
https://www.jfa.jp/match/japan_u12_football_championship_2025/

ホットピ!~HotTopic~

「ホットピ!~HotTopic~」とは:
その時その時の旬な情報をお届け。JFA.jpがお届けする厳選コンテンツ。

過去の編集部イチオシコンテンツはこちら

アーカイブ

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー