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日テレとI神戸が決勝進出を決める 皇后杯 JFA 第40回全日本女子サッカー選手権大会

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2018年12月30日

日テレとI神戸が決勝進出を決める 皇后杯 JFA 第40回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第40回全日本女子サッカー選手権大会は12月29日(土)に、大阪府のパナソニックスタジアム吹田で準決勝を開催しました。

日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京)と浦和レッズレディース(なでしこ1部/埼玉)、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(なでしこ1部/千葉)とINAC神戸レオネッサ(なでしこ1部/兵庫)が激突、決勝進出をかけて戦いました。

ピックアップマッチ1

日テレ・ベレーザ 1-0(前半1-0、後半0-0)浦和レッズレディース

第1試合は、連覇を狙う日テレと初優勝を目指す浦和がしのぎを削りました。序盤からテンポの速いパス回しで、チャンスをうかがった日テレでしたが、「20分までは相手のブロックをはがせず、焦ってロングボールを蹴ったり攻めあぐねた」(永田雅人監督)ため、決定機まで持ち込めません。ボールロストからピンチを招く場面も見られ、24分には自陣ペナルティーエリア内でのパス回しを菅澤優衣香選手に奪われ、ゴールを狙われましたが、シュートは枠を逸れました。

危ない場面がありながらも、「失点しなかったことで相手を見極めることが出来た」(永田監督)日テレに歓喜が訪れたのは前半終了間際の43分でした。長谷川唯選手が中央でのパス交換からペナルティーエリア右外に進入。「点が入らない試合ではクロスからのゴールが大事になるので、上げてみようと思った」とクロスを展開すると、反対サイドの小林里歌子選手がゴール前で反応しました。小林選手が粘り強くボールキープで時間をつくると、ラストは田中美南選手。ダイレクトで合わせたボールが、左ポストに当たりながらも、ゴールに吸い込まれました。

後半は、日テレが落ち着いたボール回しでゲームをコントロールし、浦和に反撃の機会を与えません。82分には、栗島朱里選手のボールカットから、ゴール前を抜け出した高橋はな選手にシュートを打たれるなど終盤は同点ゴールを狙った浦和に押し込まれる場面が増えましたが、集中力を切らさず失点を回避。7年ぶりの3冠達成に王手をかけました。

ピックアップマッチ2

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-1(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-1)INAC神戸レオネッサ

ジェフLとI神戸が対戦した第2試合は、立ち上がりから両チームともに激しい守備を披露。I神戸は後方からの縦パスを起点に、中島依美選手が攻撃のリズムをつくりましたが、「この1週間、練習してきた意図のある攻撃が形にならなかった」(鈴木俊監督)ため、歓喜が生まれません。対するジェフLも鴨川実歩選手と小澤寛選手のホットラインでチャンスをうかがいましたが、両者スコアレスのまま前半を終えました。

エンドが変わった後半は、後方からのフィードとサイドからのパスで京川舞選手の飛び出しを活用したI神戸が押し込みましたが、千野晶子選手を中心に集中を保った守備を見せたジェフLを崩しきれず。勝負の行方は延長戦に持ちこされましたが、「ジェフとやる時は競った試合になるので延長戦、PK戦まで想定していた」と鈴木監督が口にしたように、I神戸に焦りの色は見られません。

延長戦も拮抗した展開が続く中、試合が動いたのは115分。I神戸は増矢理花選手が自陣から繰り出したパスを岩渕真奈選手がセンターサークル付近で受けると、素早く前線にスルーパスを入れました。反応したのは、「ずっと(相手DF)の背後を狙っていた」と振り返る京川選手。ペナルティーエリアの右サイドをフリーで抜け出し、「良いボールが来たので、決めるだけだった」と冷静にゴール左隅に流し込みました。残り時間を逃げ切りに成功したI神戸が、2年ぶりの決勝進出を手にしました。

監督・選手コメント

田中美南 選手(日テレ・ベレーザ)
今日は内容がまったく駄目だったわけではなく、一人ひとりマークを外しながら前まで行ける場面もありました。あとは追加点という結果が伴えば最高でした。(決勝戦のある元日は)皆が休みで、一番注目してもらえる日だと思います。自分たちが頑張っている姿を普段、女子サッカーに関わりがない人たちが少しでも見てくれるかもしれません。勝つために良いサッカーをするのを一人でも多くの人に見てもらい、「また見に行きたいな」と思ってもらえればと思います。

正木裕史 監督(浦和レッズレディース)
年末に埼玉から足を運んでくれたサポーターに勝利を捧げられなかったのは残念ですが、ここまで熱い応援をしてくださったことに感謝したいと思います。3回戦終了後から怪我人が出たり、難しい部分もありましたが、選手は一人ひとりが責任を持って準備をしてくれました。ブロックを敷いてカウンターという戦いが一番準備しやすいと思うのですが、ピッチに立つ選手のパワーを信じ、今日は前からプレスをかけていこうと伝えました。選手が一生懸命、90分間戦い抜いてくれたことを嬉しく思います。

藤井奈々 監督(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
ベスト4に来られたことは選手の自信につながります。残念ながら最後は勝てませんでしたが、自分たちの持ち味は十分に発揮できました。今ある力は存分に出せた試合だったと思います。一方で、相手とはゲームの巧みさや駆け引きの部分で差を感じました。判断と共に自分たちがボールを持った時に失わない技術を上げていかなければいけません。ジェフが目指す”走る・戦う”部分に、頭を使って効果的にボールと人が走るサッカーを加えないと、来年度はレベルアップできないと感じました。

京川舞 選手(INAC神戸レオネッサ)
得点が奪えない時間が続きましたが、チーム全体で集中していたので、やられる気はせず、後は自分たちが点を決めるだけと思っていました。ゴールを奪えたのは、チーム全体での守備や頑張りがあったから。チームに貢献できて凄く嬉しいです。今年はベレーザに一度も勝てていないので、チーム全員が勝ちたいという気持ちを持っていると思います。今シーズンやってきたことを一人ずつ出すことができれば、絶対に勝てると思うので、やり切るだけです。

開催期間:2018年11月3日(土・祝)~2019年1月1日(火・祝)
【1回戦】 2018年11月3日(土・祝)・4日(日)
【2回戦】 2018年11月24日(土)・25日(日)
【3回戦】 2018年12月1(土)・2日(日)
【準々決勝】 2018年12月22日(土)
【準決勝】 2018年12月29日(土)
【決 勝】 2019年1月1日(火・祝)

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