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第21回 全日本大学フットサル大会が開幕
2025年08月15日
8月14日(木)、第21回 全日本大学フットサル大会が大阪府の岸和田市総合体育館で開幕しました。大会初日は1回戦が行われ、シードの4チームを含めてベスト8に進むチームが出そろいました。
12チームが出場している本大会、第1試合Aピッチでは新潟医療福祉大学フットサル部(北信越/新潟)と広島大学フットサル部(中国/広島)が対戦しました。広島大は3分にセットプレーから今岡航大選手が先制点を挙げると、12分までに2点を加えて3点をリードします。対する新潟医療福祉大も第1ピリオド終盤、パワープレーからゴールを狙いましたが、無得点のままハーフタイムを迎えます。第2ピリオドも新潟医療福祉大が攻勢に出ます。「あれだけ長い時間パワープレーを仕掛けられたのは初めて」(松田康陽選手)という広島大でしたが、得点を重ねながら相手の反撃を2点に抑え、5-2で勝利してベスト8進出を決めました。
Bピッチの東北大学フットサル部ディーグッチ(東北/宮城)と同志社大学フットサル部トレボル(関西1/京都)の試合は、ドラマチックな結末となります。試合時間残り2分を切って2点のリードを許していた東北大がパワープレーから2点を挙げて同点に追いつくと、そのままの勢いでPK戦も4-2で制して初戦を突破しました。
愛知学院大学アートフットサルクラブ(東海/愛知)と徳島大学フットサル部(四国/徳島)の試合もシーソーゲームになりました。序盤は堅い展開となった中、徳島大が14分と15分にゴールを挙げてリードします。しかし、愛知学院大も第1ピリオドのうちに3点を奪取して逆転しました。第2ピリオド、両チームが再び堅守で相手の攻撃をしのぐ展開が続きますが、33分、徳島大が岩佐和磨選手のミドルシュートで同点に追いつき、試合はPK戦へ。徳島大のGK高井聡明選手が2本のシュートを止める活躍を見せ、徳島大が4-3でPK戦を制しています。
関西学院大学プルミエール'06(関西2/兵庫)と北海道大学エスペランサ(北海道)による一戦は、1回戦で最も多くの得点が入りました。この試合では北海道大が多彩な攻撃を披露。異なる選手が7得点を挙げて勝利し、準々決勝に駒を進めました。
大会2日目となる8月15日(金)の準々決勝には、4連覇を目指す大阪成蹊大学フットサル部(開催地/大阪)を含むシードチームが登場します。8月16日(土)の決勝に進むのはどのチームか注目です。
選手コメント
FP #4 菱川大輝 選手(広島大学フットサル部)
勝ったことで、これまでキャプテンとして1年間つくり上げてきたチームで自分たちのやってきたことが正解だったと実感しました。セットプレーなどで点を取り、前からの守備でリズムをつくるという理想的な試合になりました。僕は教員採用試験を受けるため準々決勝以降はチームから離脱しなければならず、勝っても負けても今日で引退でした。大会2日目は仲間たちに王者(大阪成蹊大学フットサル部)に勝ってもらい、準決勝、決勝と進んでもらいたいと思います。
FP #7 照内芳和 選手(東北大学フットサル部ディーグッチ)
先制した後、キャプテンが退場となりましたが、「絶対に負けてはならない。キャプテンのためにも勝とう」と気落ちすることなく戦った部分が良かったです。自分も本職ではないフィクソに入り失点に絡みましたが、及第点かなと思います。PK戦で負けない、粘り強いチームを目指し、3大会続けて初戦をPKで勝ち抜くことができました。1人目のキックが外れても、「大丈夫」と気持ちを切らさなかったことが勝因だと思います。
GK #2 高井聡明 選手(徳島大学フットサル部)
第1ピリオドに2点のリードを奪ったのですが、その後、一気に3点決められてしまいました。それでも粘って追いつき、PK戦に臨みましたが、PK戦は正直なところ(シュートが)怖いです。練習でも逃げてばかりだったのですが、今回の試合ではアドレナリンも出ていてコースを読むことができ、2本のキックを止められて良かったです。準々決勝は格上との対戦になりますが、まずは楽しむこと。モチベーションを上げ、できればPK戦を迎えずに勝てればと思います。
FP #11 中村翔 選手(北海道大学エスペランサ)
まず1勝を挙げることができて良かったです。北海道のリーグ戦で苦戦が続く中で今大会に臨んだのですが、チーム全員、躍動することができました。ピッチに出たときにできることをやるという意識を持った選手が多いため、全7得点を異なる選手が挙げられたのだと思います。2日目以降、連戦が続きますが、初日に大会の雰囲気を味わったというアドバンテージもあるので、勝って準決勝に進みたいと思います。
第21回 全日本大学フットサル大会
大会日程:2025年8月14日(木)~2025年8月16日(土)
大会会場:大阪/岸和田市総合体育館
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大会最終日 2025年8月16日(土)の3位決定戦・決勝戦を、JFATV(JFA公式YouTubeチャンネル)にてインターネットライブ配信を行います。※ライブ配信終了後もアーカイブをJFATVでご覧いただけます。
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