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優勝候補が準々決勝で次々と敗退の大波乱~平成30度 第67回全日本大学サッカー選手権大会~

2018年12月18日

優勝候補が準々決勝で次々と敗退の大波乱~平成30度 第67回全日本大学サッカー選手権大会~

「平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会」は12月17日(月)に準々決勝が行われ、ベスト4入りを懸けた熱戦が繰り広げられました。

早稲田大学(関東地区第1代表) 1-2 順天堂大学(関東地区第6代表)

早稲田大学と順天堂大学の関東対決。今季の対戦成績は、関東リーグ王者の早稲田大学が2戦2勝。順大は「3度目の正直」での勝利を狙います。立ち上がりは早稲田大学が主導権を握り、開始早々の6分には主将の岡田優希選手が左サイドからゴール前に抜け出して先制点を挙げます。対する順天堂大学は16分に右サイドバックを代えて守備の綻びを修正すると、後半からはシステムを4-4-2から4-1-4-1に変更して臨みます。この変更が功を奏し、後半からは順天堂大学が主導権を奪取。48分にはこぼれ球を拾った右サイドバックの柳澤亘選手が、ゴール左隅に狙い済ましたシュートを決めて同点に追いつきます。その後も順大が試合を優位に進め、60分には三國スティビアエブス選手のクロスに、石上輝選手が低い位置のダイビングヘッドで飛び込んで勝ち越し点。2-1と逆転に成功した順天堂大学がそのまま逃げ切り、関東王者の早稲田大学を下して13年ぶりのベスト4に進みました。

関西学院大学(関西地区第2代表) 1-3 法政大学(関東地区第3代表)

エース・上田綺世選手をベンチに温存して試合に臨んだ法政大学ですが、30分にはディサロ燦シルヴァーノ選手のシュートのこぼれ球を、本大会初スタメンの橋本陸選手が押し込んで先制します。しかし関西学院大学も前半終盤の43分、左サイドバック・藤田大輝選手の突破から、安羅修雅選手が決めて追いつき、1-1で試合を折り返します。後半は一進一退の攻防戦が繰り広げられ、関西学院大学は早めの選手交代で流れを引き寄せようとします。対する法政大学も、突破力のある紺野和也選手を投入して前線を活性化。すると69分、怪我から復帰したばかりの大西遼太郎選手が、中央から攻め上がってルプシュートを放ち、法政大学が再びリードを奪います。法政大学はその後、上田選手、青柳燎汰選手といった前線の選手をピッチに送り込んで攻撃を畳み掛け、80分には紺野選手のドリブル突破から青柳選手がシュート。これは相手選手にクリアされるものの、こぼれ球を大西選手が押し込み3点目。3-1と関西学院大学を突き放した法政大学が勝利し、準決勝進出を決めました。

筑波大学(関東地区第2代表) 1-2 駒澤大学(関東地区第4代表)

シード校同士の関東対決となった筑波大学と駒澤大学の試合。U-21代表の三笘薫選手をはじめ、プロクラブ内定6選手を擁する筑波大学が優位と思われましたが、駒澤大学も持ち前の粘り強い守備でゴールを割らせません。スコアレスで迎えた後半、試合が動いたのは66分でした。駒澤大学は中原輝選手が、得意のドリブルで右サイドを突破すると、すかさず坂本和雅選手へとパス。これを坂本選手が冷静に決めて駒澤大学が先制します。筑波大学も75分に、コーナーキックから犬飼翔洋選手が押し込んで同点としますが、そのわずか2分後には、駒澤大学がスローインからすばやくボールをつないで、最後は再び坂本選手がゴール。スコアを2-1としてリードを奪うと、残り時間をしっかり守りきって試合終了。優勝候補の一角である筑波大学を下した駒澤大学が、8年ぶりの出場にして9年ぶりに準決勝に駒を進めました。

福岡大学(九州地区第1代表) 0-1 大阪体育大学(関西地区第1代表)

九州王者と関西王者の対戦は、準々決勝で唯一、関東のチーム以外が激突する試合となりました。ともにフィジカルコンタクトと粘り強い守備に定評のあるチームだけに、試合は拮抗した展開となり、なかなかシュートまで持ち込めません。均衡が破られたのは22分。大阪体育大学はフリーキックのチャンスを獲得すると、GKの弾いたボールを堀内颯人選手が押し込んで先制します。ビハインドを負った福岡大学は、30分にスーパーサブの今田源紀選手を投入。ハーフタイムには花田佳惟斗選手をピッチに送り込んで同点を狙いますが、どうしても大阪体育大学の守備を崩すことができません。結局、先制点を守りきった大阪体育大学がそのまま勝利し、関西勢唯一のチームとしてベスト4に残りました。

ついにベスト4が決まり、12月19日(水)の準決勝では順天堂大学と法政大学の関東対決、駒澤大学対大阪学院大学の東西対決が行われます。準々決勝では優勝候補筆頭の関東王者の早稲田大学、そして一昨年のチャンピオン・筑波大学が敗退する大波乱がおきました。決勝に進出するのはどの大学か。関西勢唯一の生き残りの大阪体育大学が意地を見せるのか。準決勝も目が離せません。

監督・選手コメント

柳澤亘 選手(順天堂大学)
ゴールは練習どおりの形でした。2回戦でも同じような形があったのですが、左足の置きどころが悪くてふかしてしまいました。今日は力まず打てましたし、コースが見えた瞬間に「入った」と思いました。先制点は取られましたが、相手もディフェンスラインがだんだんバラバラになってきたので、うまく攻撃のリズムを作ることができました。後半、早い時間に同点にできたので、あとは余裕をもってサッカーをすることができました。前回の対戦では、早稲田大学が3年生以下のチームだったので、今日“本気の早稲田大学”と対戦して勝ててうれしいです。

長山一也 監督(法政大学)
押し込まれるシーンもありましたが、しっかりと対応して自分たちのストロングポイントを使いながら先制することができました。その後失点してしまいましたが、そこで崩れることなく、後半、相手の運動量が落ちてきたところで交代選手を投入して、攻勢にもっていくことができました。交代選手を含めて、チーム全体で勝つサッカーができたと思っています。昨年、悔しい思いをしている決勝の舞台に立つためには、次の試合に勝たなければなりません。準決勝では天然芝のピッチでサッカーをしますので、そこで躍動するサッカーをお見せしたいと思います。

秋田浩一 監督(駒澤大学)
勝ててよかったです。今日は4年生が一生懸命頑張ったと思います。次の対戦相手である大阪体育大学さんには夏の総理大臣杯で負けているので、リベンジをしたいという気持ちはあります。そのためにも次戦では4年生全員、特に安藤翼、坂本和雅、中原輝、室町仁紀といった前線の選手にがんばってほしい。みんなでひとつでも長く試合をするために、もうひとつ勝って決勝の舞台に立ちたいと思います。

松尾元太 監督(大阪体育大学)
前半は悪くなかったのですが、後半は相手に攻められて、やりたいことをやらせてもらえませんでした。最後は防げているけれど、それを攻撃につなげるところの質が悪く、自分たちで試合を厳しくしてしまいました。ただ、菊池流帆、田中駿汰のセンターバックコンビが集中した守備を見せて、これまで無失点できています。次も相手に対してどれだけ体を張って守れるかだと思っています。

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大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。

平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会

大会期間:2018/12/12(水)~2018/12/22(土)
会場:浦和駒場スタジアム、味の素フィールド西が丘、NACK5スタジアム大宮、柏の葉公園総合競技場、浦安市運動公園陸上競技場、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場、Shonan BMWスタジアム平塚
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