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広島が2連勝、川崎はアウェイ黒星で2敗目 ~AFCチャンピオンズリーグ2019~

2019年04月11日

広島が2連勝、川崎はアウェイ黒星で2敗目 ~AFCチャンピオンズリーグ2019~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019のグループステージ第3節の東地区2日目が4月10日(水)に行われ、グループFのサンフレッチェ広島は大邱FC(韓国)に2-0で勝利を収めて今大会2連勝としましたが、グループGの川崎フロンターレはアウェイで蔚山現代(韓国)に終了間際の失点で0-1で敗れて2敗目を喫しました。

広島、前半に2得点

1勝1敗でグループ3位に付けていた広島は、勝点3を求めて臨んだグループ首位の大邱との一戦では直近のリーグ戦から先発6人を起用。首位に立つJリーグの好調な流れを持ち込んで、安定の守備と前半の2得点で勝利を引き寄せました。
広島は開始8分、CKの機会にDF野上結貴選手がペナルティエリアで相手に倒されてPKに。これをFWドウグラス・ヴィエイラ選手が決めて、10分に先制しました。
早々のリードで、落ち着いてボールをキープしながら仕掛ける広島は、26分には左サイドをドリブルで攻め上がったDF佐々木翔選手からボールを受けたFW渡大生選手がペナルティエリアに切り込み、右足を振り抜いて2-0としました。渡選手は今大会2戦連続得点です。

大邱は、FWセシーニャ選手のFKやブラジル人FWダリオ・ジュニオール選手が左サイドで仕掛けて反撃の機会を探りますが、広島は冷静な守備で対応します。
すると大邱は、後半開始から今大会ここまで2試合3得点のFWエドガル選手とFWチョン・ソンウォン選手を投入。セシーニャ選手がCKの流れやこぼれ球に反応してシュートを放ちますが、枠を捕えることはできません。
広島は渡選手が56分にミドルシュートで、75分にはCKにヘディングで合わせて相手ゴールを脅かす場面を作ります。
終盤になると反撃を試みる大邱と激しく競り合う場面も増え、90分には後半途中出場のFW皆川佑介選手が相手選手との接触で2枚目の警告を受けて退場になります。
しかし、チームはリーグ最少失点を誇る安定した守備力を示し、公式戦4試合連続無失点で今大会2連勝。公式戦の連勝を6に伸ばしました。

もう1つの試合で広州恒大(中国)がホームで元日本代表MF本田圭佑選手のメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)に4-0で勝利して2勝目を挙げました。本田選手は先発し後半半ばまでプレーしました。
この結果、3連敗となったメルボルンV以外の3チームが勝点6で並び、得失点差により広州が首位に浮上、大邱は2位に後退。広島は3位のままとなっています。

川崎、終了間際に失点

グループH首位の蔚山現代とアウェイで対戦した3位の川崎は、試合終了直前の失点を許して0-1で敗れ、あと1歩で勝点獲得を逃しました。
5日(金)のJリーグC大阪戦から先発7人を入れ替えた川崎は、ここまで出場機会の少なかったMFカイオ・セザール選手やDFマギーニョ選手、DF舞行龍ジェームズ選手らを起用し、主力のFW小林悠選手やMF家長昭博選手らと組み合わせたフレッシュな編成で臨みました。
川崎はボールを支配して試合を進め、蔚山の倍の10本のシュートを放ちましたが、相手の守りは堅く、ゴールを奪うことはできません。
スコアレスで終了かと思われた後半のアディショナルタイム、蔚山は終盤交代出場したFWキム・スアン選手が右サイドから上がったクロスボールにゴール前で飛び込み、決勝ゴールを押し込みました。
昨年のグループステージでの対戦に続いてのアウェイでの黒星で、川崎は1勝2敗の勝点3で3位から浮上はならず、蔚山は2勝1分け勝点を7として首位をキープしました。
また、アウェイでシドニーFC(オーストラリア)に3-3と引き分けた上海上港(中国)は勝点4で2位、シドニーは勝点2で4位と順位に変動はありませんでした。
次節は4月23日(火)、24日(水)に、今回の対戦相手とホームとアウェイを入れ替えて行われます。

監督・選手コメント

城福浩 監督(サンフレッチェ広島)
今季はACLのプレーオフからスタートして、守備もボールを奪った後の攻撃も、1試合1試合で積み上げて少しずつ前に進めている実感があったので、そこをつなげたいと強く思っていました。選手は我々が今年やろうとしていることをやり抜いてくれて、非常に強烈なタレントを持つ大邱の攻撃陣を、よく抑えてくれました。欲を言えば3点目が欲しかったですが。アウェイでは簡単な試合にはならないと思いますが、勝点を獲って帰って来たいと思っています。

MF 清水航平 選手(サンフレッチェ広島)
2点目を獲れて無失点で試合を終えられたのはよかったです。前半しっかりボールを保持してリスクマネジメントもできていました。後半、危ない場面を何回か作られたのですが、ゼロで抑えることができました。

FW 渡大生 選手(サンフレッチェ広島)
2点獲れて有利な展開になって、3点目を獲るチャンスもありました。これを続けていければと思います。チームとしてやるべきことが明確になってきていると感じています。試合に出られていない選手もいて、自分はその人の分も背負ってやらなければならないと思っています。それが今日は良い形で出たと思います。

アンドレ・ルイス・サントス 監督(大邱FC)
広島がJリーグで良い成績なのはわかっていたので準備をしてきましたが、早い時間で失点してしまいました。後半2人を交代して流れは良くなったのですが、広島の方が良い準備をしたのではと思います。アウェイで難しかったので、広島も次のアウェイでは難しいでしょう。次は絶対に勝たなくてはいけない重要な試合ですが、我々はまずリーグ戦に集中して、それから広島戦の準備をします。そうすればよい流れができると思います。

MF 西翼 選手(大邱FC)
広島の守備の堅さは分かっていたので、2失点して厳しい試合になってしまいました。後半エドガル選手が入って身長もキープ力もあるので、彼をターゲットにしてセカンドボールを獲るイメージでした。いつも海外でプレーしているので、日本での試合は不思議な感じです。ホームではサポーターがいい雰囲気を作ってくれますし、しっかりと勝点を獲れるようにしたいです。

大会期間:
プレーオフ:2019年2月5日(火)~19日(火)
グループステージ:2019年3月4日(月)~5月22日(水)

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