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日本電動車椅子サッカー選手権大会~紡ぎ出す感動~ 地元・静岡と横浜が優勝

2017年10月06日

日本電動車椅子サッカー選手権大会~紡ぎ出す感動~ 地元・静岡と横浜が優勝

9月30日(土)と10月1日(日)の2日間、静岡県袋井市の小笠山総合公園エコパアリーナで、「日本電動車椅子サッカー選手権大会2017」が行われました。

本大会では、国際ルールに基づくマックス10(国際基準:車椅子の制限速度10km/h)を初めて実施するとともに、これまでの歴史を継承したパワフル6(国内基準:車椅子の制限速度6km/h)のカテゴリーが同時開催されました。日本電動車椅子サッカー協会第1種登録チーム全てに出場権が与えられ、過去最高の29チーム(マックス10:13チーム、パワフル6:16チーム)が参加しました。

マックス10では2015年の優勝チーム「Yokohama Crackers」が、パワフル6では1997年創立の地元「SFC,デルティース」が優勝。両日ともに熱戦が繰り広げられました。

大会結果

第1回日本パワーチェアーフットボール選手権大会/マックス10

優勝:
Yokohama Crackers(神奈川)
準優勝:
RedEagles兵庫(兵庫)
MVP:
永岡真理 選手(Yokohama Crackers)

第23回日本電動車椅子サッカー選手権大会/パワフル6

優勝:
SFCデルティーズ(静岡)
準優勝:
大阪ローリングタートル(大阪)
MVP:
石脇将太 選手(SFCデルティーズ)

コメント

吉野忠則 一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会会長
日本電動車椅子サッカー協会にとって、今回の大会は特別な意味を持つ大切な大会となりました。今年から2つのカテゴリーを設け、登録時にどちらかを選択できる方法をとったことで、同日に同会場で日本一を決めることとなったのです。登録クラブチームが一堂に会し、各カテゴリーでのクラブナンバーワンを決める機会となりました。大会を振り返りってみますと、チーム事情により3人の選手で戦うことになったチームや、延長やPK戦で涙をのんだチームもありました。選手たちは将来のスーパースターを目指し、日々の鍛錬の成果を思う存分発揮しようとチャレンジを続けてくれました。選手の必死さが伝わってきた熱い2日間は、観る人に感動と興奮を届け、大いに楽しませてくれたのではないかと思います。

パワフル6決勝戦では、地元の利を生かした静岡のチームが見事優勝の栄冠に輝く活躍を見せ、大いに盛り上げてくれました。戦い敗れて悔し泣きをしながらコートを去る選手の姿に目頭が熱くなり、勝利してニコニコ顔でコートを離れる選手たちに、多くの感動をもらいました。今後ますます切磋琢磨し、電動車椅子サッカー競技の楽しさや面白さをアピールして、電動車椅子サッカー文化を作り上げる努力を続けていただきたいと願っています。大会の準備をしていただきました競技会委員会、静岡県電動車椅子サッカー協会を中心とする大会実行委員会をはじめ、大会開催のためにご協力いただいた各行政や企業、スポンサー企業などの関係者の皆様に感謝します。また、選手の皆様には多くの感動をいただき、ありがとうございました。最後まで応援してくださった関係者の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。

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