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JJP GKコーチ研修会を国内二箇所で開催

2017年10月30日

JJP GKコーチ研修会を国内二箇所で開催

JFA/Jリーグ協同事業(JJP)の一貫として、GKコーチ研修会が10月17日(火)から19日(木)にかけて静岡県で、10月21日(土)から22日(日)にかけて岡山県でそれぞれ開催されました。

将来の日本代表ゴールキーパーの育成を目指し、指導者のブラッシュアップを目的に開催された本研修会。世界有数のGK育成の実績を持つドイツサッカー連盟(DFB)より、U-20ドイツ代表GKコーチを務めるマニュエル・シュナイダー氏を講師に迎え、JFAおよびJリーグアカデミー、47FAでGK育成を担当する指導者、また各カテゴリーの日本代表GKコーチが受講しました。講義に加えてJFAアカデミー福島男子、ファジアーノ岡山、両アカデミー選手への実技指導を行い、47名(静岡)、17名(岡山)の受講者が熱心に取り組みました。

静岡/時之栖コース

講義:
DFB GK育成のフィロソフィー、DFB GKタレント発掘、GKトレーニングの導入期、DFBのGKコーチ養成、GKの心理学的アプローチ、GKトレーニングのプランニングWASIC、クロスの守備、ゴール前を横切るクロスの守備、GKの攻撃参加

実技:
基本技術の習得・シュートストップ、1対1の守備、足を使ったセーブ、GKの攻撃参加

※岡山/ファジアーノ岡山・政田グラウンドコースは上記内容を抜粋して行いました。

インストラクターコメント

マニュエル・シュナイダー U-20ドイツ代表GKコーチ
研修会を通じて私の発信が日本のGK指導者の助けになったり、ドイツのGKの考え方を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。受講者の皆さんと様々なテーマについてディスカッションをしたことで、自分自身にとっても新たな発見があり、とても充実した研修会となりました。この様な機会を与えてくれた日本サッカー協会とJリーグ、そしてコースを共にした川俣則幸さんに敬意を表します。

コーディネーターコメント

川俣則幸 JFA指導者養成サブダイレクター
講師を派遣していただいたドイツサッカー連盟、講師のマニュエル・シュナイダー氏に感謝を申し上げます。また彼を招いて共同で講習会を企画、開催してくださったJリーグとJFA、参加していただいた受講者の皆さん、ご協力いただいたJFAアカデミー福島、時之栖スポーツセンター、ファジアーノ岡山の各位にお礼申し上げます。シュナイダー氏はDFBの選手育成哲学、GK育成の確固たるコンセプトのもとで育成にあたっていることを、講義と論理的な実技デモンストレーションで紳士的かつオープンに提示されました。また論理的な講義はもちろんのこと、情熱あふれる実技指導では、その指導者としての有り様について感銘を受けた受講者が多くいらっしゃると思います。講習会では参加者からの活発な質問や意見交換が行われ、非常に有意義な研修会になりました。この経験を日本代表のGK育成だけでなく、GK育成全般に活かせるように努力したいと思います。

参加者コメント

加藤好男 コーチ(JFAアカデミー福島)
現在のDFBにおけるGK部門の考え方に触れることができました。講師の人柄もありますが、協議形式で進められる講義、実技からは多くの見解を得ることができました。技術論においては、JFAの考える方法論と異なるものもありましたが、ドイツの取り組みを新たな観点として捉える機会となりました。今回得た知識をJFAの中でどのように整理していくのか、また指導現場においてどう選手に伝え導入するのかについて、さらなる議論や考察を進めなければならないと思います。しかし、このタイミングで研修会を受講できたことは大変良かったとも思います。今後もサッカー先進国から多くのことを学ぶ機会が創出されることを希望します。研修会に携わられた関係者の皆様にお礼申し上げます。

松下健一 コーチ(アルビレックス新潟U-18)
ドイツが考えるGK哲学を聞くことができ、とても充実した研修会でした。その中で、3つのシュートゾーンがあり、ゾーンによって何が必要なのか、構えはどうしたらいいのか、など分かりやすく提示され、整理がしやすかったです。他の技術にもこのような整理ができるのではないかと思いました。このような方法を使って選手に伝えることで理解がしやすく、指導しやすくなるのではないかと思いました。またマニュエルさんの情熱的な指導を受けた選手がどんどんアグレッシブにプレーするようになり、あらためて指導者の熱意、モチベーションが大切だと感じました。

前川和也 コーチ(FCバイエルン ツネイシ/広島FA GKプロジェクトリーダー)
岡山のコースに参加させていただきましたが、非常に密度の濃い講習でした。ゴロのキャッチング方法は、日本と全く違う方法でとても参考になりました。また練習メニューもより細かく、順序立てて組まれていたので、選手がどんどん上達していったのが非常に興味深かったです。少しの工夫、オーガナイズの変化で全く違うものになるということがよく分かりました。シュナイダー氏は選手への情熱が凄くあり、良いプレーには物凄いリアクションで褒めている面などは、選手に何が良いプレーなのか伝わりやすいという印象を受けました。今回の研修会で学んだことを自分なりに整理し、選手に伝えていきたいと思います。素晴らしい研修会を開いてくださり、ありがとうございました。

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